3月27日、28日、31日の野菜セット(3月以降の人参の出荷について)
この週の野菜セットの内容です。
ジャガイモ、人参、里芋、ゴボウ、分けつネギ、ほうれん草、小松菜、しろ菜、菜の花、アズキまたは乾麺
去年の8月に人参の種が播かれて発芽して、地上に葉を茂らせて葉から根に養分が送られて、食用部分となる根が肥大して、去年の11月頃に収穫時期を迎えました。
冬の間は葉は寒さで枯れてなくなりますが、土の下には橙色の根が長期間貯蔵されて、それらを少しずつ掘り出しながら出荷してゆきました。
3月になって暖かくなってゆくと、再び根から新たに新芽が派生して、地上部へ葉を伸ばしてゆきます。そして花を咲かせて種を作り子孫を残す準備に入ります。根は、蓄えていた養分を葉や花に送って萎んでゆき、もうおいしく食べられなくなります。
よって、人参の根をおいしく食べられるのは、3月までとなります。現在は人参はすっかり葉を伸ばし始めていて、土から掘り出してみると、食用部の根が傷んでしまっている場合が多いです。傷んだ部分だけ切り除いてから出荷することもあります。
4月は他に出荷できる野菜がとても少なくなるので、できればがんばって4月になっても人参を出荷し続けてゆきたいものです。食用部の根が傷みやすくなるのは春分の後なので、春分に入る前には、畑に残された人参を全部、土より掘り出して、冷蔵庫に移して、長期間、冷蔵保存できるようにしたいです。
今まで小林農場では、他のご家庭よりいただいてきた家庭用冷蔵庫を、出荷野菜の冷蔵保存に利用してきました。今週も、畑に残されている人参をたくさん掘り出して家庭用冷蔵庫に移して、4月にも人参を野菜セットに入れられるように冷蔵保存しています。でも、やはり、出荷野菜の冷蔵を一般的な家庭用冷蔵庫で代用するのは、いろいろと不便です。
この4月、専業農家向けの野菜保冷庫を、小林農場も導入する予定です。これで冷蔵技術を向上させてゆけると思います。
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