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2017年4月

2017年4月29日 (土)

4月28日の野菜セット(人参栽培について)

今回の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、人参、里芋、カブ、二十日大根、分けつネギ、キャベツ、サニーレタス、小松菜、水菜、からし菜、菜の花

キャベツやカブなどが新たに収穫され始めています。

いっぽうで、去年の秋に種まきして育てた人参の出荷が間もなく終了します。

小林農場の畑は、人参の栽培を得意としています。今回の人参栽培では、その栽培方法について、いろいろと再確認できました。

種まきの時期について・・・秋作の人参の種まきの時期は、7月と8月。年内に収穫したいのであれば7月中に種まき。年が明けて冬から春にかけてちょうど良い大きさの人参を収穫したいのであれば、8月中に種まき。(今回は、8月14日と8月21日に種まきした人参が、冬から春にかけて長い間、良い状態で出荷されました。)

冷蔵保存について・・・人参は、比較的に冷蔵保存がしやすい作物です。3月の春分の頃になると暖かくなって、人参を畑に残していると傷んでしまうので、その頃には全部、畑より掘り出して、冷蔵庫にしまっておくと良いようです。

特に3月、4月は収穫できる野菜の種類が減る「野菜の端境期」なので、人参などを冷蔵保存して出荷できる野菜を1品でも増やしていければ助かります。

人参は、春にも種まきされて、夏にも収穫されます。9月には再び「野菜の端境期」を迎えますので、8月中に収穫時期を迎えた人参を掘り出して冷蔵保存して9月にも出荷できるようにしておきたいです。

冷蔵保存すれば、だいたい1か月ほどは良い状態で保存できます。よって、うまく管理すれば、人参は10月中旬~4月下旬と、6月中旬~9月下旬に出荷できるので、年間10か月ほどは野菜セットに入れられることになります。人参はよく料理に使われる食材なので、できるだけ長く、出荷したいです。

除草方法について・・・今回は一部の人参畑に初めて、「太陽光除草」を試してみました。人参は除草作業が大変な作物ですが、「太陽光除草」は除草剤を使わなくても楽に除草ができる技術として注目され始めています。ビニール資材を使って雑草を蒸し焼きにする技術ですが、期待以上の成果でした。

「ビニールのゴミが増える」とか「雑草の他にも有用な微生物も蒸し焼きされてしまう」とか、欠点もいろいろと指摘されている技術ではありますが、この技術の利点と欠点を天秤にかけて計れば、利点のほうが大きいと思います。除草剤に頼らなくても楽に除草ができるという利点は大きいです。太陽熱除草を施した人参畑では、問題なく人参が生育していました。

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今回は初めて、人参の種採りに挑戦しています。

収穫した人参の中から数本選んで再び畑に埋め戻しました。左の写真は、その人参から茎が伸びてきている様子。5月には開花して、6月には種を結実させるらしいです。

その種を採種して、今年の秋に畑に播いて育ててみようと思います。

2017年4月27日 (木)

今年の農閑期    平成29年2月23日

今年の農閑期    平成29年2月23日

春の気配に心躍る季節となりました。みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  冬の寒さが本格化し始める12月の年末頃から新たに春を迎えるまでの期間は、農閑期となります。作物も虫も雑草も、寒さをしのぐために身を丸めて動かず、畑全体は眠っているようにひたすら静か。農家もゆっくりと暮らせます。

  やがて気温が上がれば、作物が次々に畑へ新たに作付けされ、虫や草も活発に活動し始め、農繁期になれば農家は毎日、作物や虫や草を相手にドンチャン騒ぎを繰り広げることになって忙しくなります。農繁期もできるだけゆとりを持って仕事ができるようにするには、農閑期のうちに農繁期の準備をすませておくことが重要です。

  この農閑期の間、落ち葉や米ぬかなどの有機物をあちらこちらに出向いて入手し、土の地力を維持するために畑に散布しました。また、それらの有機物を材料にして自家製の肥料を作成して、農繁期に必要な肥料を確保しておきました。

  畑仕事を円滑に行ってゆくには、常に農場内が整理整頓されていることが大切です。  小林農場の敷地内には、解体された小屋の柱やらトタン屋根やらがあちらこちらに散乱していました。いずれは何かに必要になるかもと思って近所の方々より譲ってもらった資材ですが、けっきょく使われることなく、長い間、敷地内の足場を埋めてしまっていました。

今回、これらの資材を活用して、ずっと雨漏りをしていて修繕されることなく放置されていた物置小屋に、ちゃんとした屋根をとりつける工事を行いました。工事を終えて雨漏りしなくなった物置小屋に、さっそく作成したばかりの自家製肥料をしまいました。

  私の住まいの隣に引っ越してきたばかりの隣人さんが、今回の工事を手伝ってくれました。隣人さんもすぐ近くに畑を借りて、これから農業を始める準備をしています。とても大工仕事に慣れている人で、新たに自分の物置小屋を借地に作ろうとしていました。

  まだまだ小林農場の敷地内には資材が散乱していたので、これらの資材を隣人さんの小屋作りに使ってもらうことになりました。お金をかけずに小屋作りの材料を入手できた隣人さんは私に感謝してくれましたが、「敷地に散乱していた重たい荷物を持って行ってくれてありがとう」と私のほうが感謝したい気分でした。

  敷地内は片付き、縦横無尽に軽トラックを走らせられるようになりました。物置小屋も新たに整い、整理整頓のしやすい環境が整ってきました。

  いつもの年と比べて、農繁期を迎える準備をすませることができた農閑期だったと思います。よって、今年の農繁期はいつもの年と比べてゆとりが持てる予測ですが、はたして。

2017年4月26日 (水)

穀雨の風景

最近の農場の風景をお届けします。画面をクリックすると、画面が拡大されてもっと見やすくなります。

卯月は桜花爛漫の候で、1年で最も華やかな光景が広がる時期ではないでしょうか。いっぽう畑では、冬眠からすっかり目覚めたモンシロチョウなどの生き物が姿を見せ始めています。

Dscf6201_2私の住まいの目の前の光景。向こう側には濃い桃色に染まった八重桜の並木道が帯状に見えます。ソメイヨシノの後に開花。

Dscf6199農場の付近の山林。桃色に見えるのは山桜の花でしょうか?白っぽく見えるのはクヌギやコナラの花でしょうか?笑っているような、春の山林。

Dscf6206咲いた、咲いた、並んだ、並んだ、育苗ハウスの前に植えたチューリップの花が。

Dscf6170農場のご神木、コブシの樹もすっかり新緑の季節を迎えています。白くて分厚い花を開花させた後、あっという間に花を落として新緑を生やしました。桜よりも潔く花を散らしますが、分厚い花がボタボタと落ちてくるので、あまり散り際は風流とはいえません。

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すっかり菜の花畠と化した、小林農場の畑。

この季節の歌  「朧月夜」  作詞 高野辰之、作曲 岡野貞一

この歌を聴く

菜の花畠に、入日薄れ、
見わたす山の端、霞ふかし。

春風そよふく、空を見れば、
夕月かかりて、にほひ淡し。

里わの火影も、森の色も、
田中の小路をたどる人も、

蛙のなくねも、かねの音も、
さながら霞める 朧月夜。

2017年4月25日 (火)

平成29年4月24日、25日の野菜セット(2月に種まきした葉物野菜について)

今回の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、人参、里芋、二十日大根、分けつネギ、キャベツ、サニーレタス、小松菜、水菜、カブの葉、からし菜、菜の花

現在野菜セットに入れているのは、2月に種まきして育てたもの。概ね無事に発芽して生育しました。

ほうれん草と山東菜だけはトウが立ってしまい、残念ながらほとんど商品として出荷ができず。

いつまで経っても肥大しなかった二十日大根も、今週に入って肥大して、たくさん収穫できました。

小松菜は複数の品種を試してみましたが、中でも「美味菜(ダイヤ交配)」が収量が良くて葉も柔らかく、良い成績でした。他にも、水菜の「千筋京菜(サカタ育成)」やからし菜のサラダからし菜(ダイヤ育成)」も良かったです。

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4月は、無農薬栽培とは思えぬほど、虫食われ穴の目立たない、きれいな姿の葉物野菜が収穫できました。虫がまだそんなに活発ではない頃に栽培したこともありますが、今回葉物野菜を栽培した「下畑」は虫害が少ない畑だと、改めて思いました。

小林農場にはそれぞれ「下畑」と「新畑」と呼んでいる2枚の畑があります。去年の2月は「新畑」のほうで葉物野菜を栽培しましたが、かなり虫害が酷かったです。今までの経験から、虫害を回避したい場合は「下畑」で栽培したほうが良いと思いました。「下畑」を「忌虫の畑」とも呼んでいます。

いっぽう、新畑で栽培すると、作物の収穫期間が妙に長くなり、去年の秋に種まきして育てた葉物野菜が今年の3月までの長い期間、収穫を楽しむことができました。新畑を「長寿の畑」とも呼んでいます。

2017年4月23日 (日)

栽培暦 4月16日~4月22日(秋作の播種暦)

この週に行った仕事です。

収穫・出荷  片づけ  育苗  定植(キャベツ、白菜、ブロッコリー、レタス類、シュンギク、コールラビなど)  不織布の片付け  除草  ヤマイモの仮植え  虫捕り罠を設置  間引き(大根、カブなど)  夏野菜の定植準備(施肥)  堆肥を入手  播種(葉物野菜、大根、カブなど)

現在行われている春作作物の作付け計画を考える際、その次の7月から行われる秋作作物をどこに作付けしてゆくかについても頭に入れておかなくてはいけません。

早めに、秋作作物の播種暦を確認してみました。

7月上旬

大豆、小豆

人参(8月中旬まで数回に分けて播種)

サヤインゲン(8月上旬にも播種)

トウモロコシ(6月より数回に分けて播種)

ゴボウ(6月下旬より数回に分けて播種)

7月下旬

キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー(8月下旬まで数回に分けて播種)(冬に収穫できるキャベツの播種適期を確認しておきたい)

キュウリ

8月上旬

レタス類(8月下旬まで数回に分けて播種)

8月中旬

白菜(8月下旬までに数回に分けて播種)

シュンギク

葉物野菜(10月下旬まで数回に分けて播種))(冬から収穫する葉物野菜は10月上旬より播種)(来年の3月以降に収穫する葉物野菜は10月中旬より播種)

8月下旬

大根(9月中旬まで数回に分けて播種)

カブ(9月下旬まで数回に分けて播種)

秋ジャガイモ?

9月上旬

ほうれん草(10月下旬まで数回に分けて播種)(冬から収穫するほうれん草は10月上旬より播種)

9月中旬

玉ねぎ

ニンニク

9月下旬

菜の花用の葉物野菜(10月上旬まで数回に分けて播種)

10月上旬

冬越しキャベツ

ターサイ

ナタネ

10月下旬

緑肥(イネ科、マメ科)

11月上旬

サヤエンドウ

ソラマメ

小麦

大麦

2017年4月22日 (土)

4月17日、18日,の21日の野菜セット(イモについて)

4月17日18日の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、人参、里芋、ヤマイモ、分けつネギ、サンチュ、小松菜、しろ菜、カブの葉、からし菜、菜の花、乾麺

4月21日の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、人参、里芋、ヤマイモ、二十日大根、分けつネギ、サンチュ、小松菜、しろ菜、菜の花、乾麺

今週、ヤマイモを初めて出荷してみました。この1週間で在庫がなくなり、早々と出荷が終了しました。

ヤマイモは収穫できる野菜が少なくなる3月、4月にも出荷できる希少な作物なので、もっとたくさん作っておきたいです。ただ、種イモの代金が高額なので、あまりたくさん購入でいません。

そこで、収穫したヤマイモを種イモにして、購入せずに自分で種イモを入手してゆく方法を勉強しています。今年は少し多めに種イモを購入しますが、お金を費やすのは今年だけ。

「とろろいも」などで楽しめる食材です。野菜セットに毎回ヤマイモが入ると、楽しいかと思います。

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里芋の在庫も残りわずかとなりました。

今年の冬に収穫する里芋の栽培がすでに始まっています。4月に入ってから、種イモを畑に植えています。

里芋の種イモも高額なので、毎年、収穫されたイモを種イモにしています。種イモをほとんど購入せずにすませています。

収穫された里芋の塊には「親イモ」「子イモ」「孫イモ」などがくっついているのですが、「子イモ」は食用としておいしく食べられ、「親イモ」は優良な種イモとして利用できます。

貯蔵穴に埋めて長期間貯蔵してきた里芋を掘り出しながら出荷していますが、その度に親イモや、傷がついていて商品にならない子イモを畑に埋め戻して、種イモとして利用しています。

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他にもサツマイモやヤーコンなどのイモも栽培していますが、これらも自分で種イモを育てられるように勉強しています。

里芋と同じように、収穫されたサツマイモもそのまま種イモとして利用できるのですが、収穫された後に良い状態で貯蔵するのが難しいです。ここを克服したいです。

去年収穫したヤーコンを種イモとして利用しようと思って貯蔵していたのですが、芽が出てきませんでした。どうやらヤーコンの場合は、収穫したイモがそのまま種イモになるわけではなさそうです。まだまだ勉強しなくてはいけないことがたくさんあります。

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Dscf6177現在、出荷しているジャガイモ。品種はメークイン。

収穫されてから9か月が経過しています。肌にシワが目立ってきているものの、まだ肌に張りを残し、その味はおいしいままで、十分に商品として通用しています。今年のジャガイモは長期間、良い状態で貯蔵できたと思います。

2017年4月20日 (木)

量と質の反比例     平成29年2月19日


量と質の反比例     平成29年2月19日

木々の芽もすっかり春支度を整えたようです。皆さん、いかがおすごしでしょうか。

  去年の夏に収穫されて冷暗室で長い間貯蔵しながら出荷してきたジャガイモを試食してみようと包丁で切ってみると、いくつかは中身が傷んでいるものが見つかりました。長期間貯蔵されて水分が抜けて肌にシワが目立つジャガイモが傷みやすいようなので、ジャガイモを出荷する時は、イモを一つ一つ見渡して、注意しながら選別するようにしています。

一年で最も寒い時期を乗り越えて、今は春の気配を少しずつ感じられるようになってきました。早朝は相変わらず畑は霜で真っ白に凍っていますが、日中の日差しは力強さを増して、畑仕事の最中にジャケットを一枚脱ぎ捨てることが多くなりました。

低温が続いていたからこそ安定した状態で貯蔵されてきた作物も、暖かくなるにつれて異変を生じて、出荷が難しくなってゆきます。暖かくなればもっとたくさんの野菜が出荷されるのではなく、出荷できる作物がもっと減ってゆきます。三月、四月は一年で最も出荷できる野菜が少なくなる、野菜の端境期(はざかいき)です。

去年の端境期には、なんとか野菜セットに入れる野菜の量を確保しようと思って、あまり良い状態で収穫できなかったカブを無理矢理野菜セットに入れてみたら、不評でした。品質の劣る野菜を一種類でもセットに加えると、セット全体の印象も悪くしてしまいかねません。種類数が少なくなっても、品質の良くない野菜は加えないほうがよいと思いました。

  出荷できる野菜が減っている現在、野菜セットの野菜の全体量は今までと比べて、微減しています。無理して全体量を維持しようとせず、良い状態で収穫できそうなものだけを選んで出荷するように心掛けています。五月頃より出荷できる野菜の量が増えてゆくので、そうしたら再び微増していって、野菜の全体量を元に戻してゆきたいと思っています。

  作物栽培において、「量」と「質」は反比例するものだと思います。畑に肥料をたくさん入れれば収量は増えますが、肥料が多すぎるとその野菜の味質が落ちてゆきます。肥料の少ない畑ではおいしい野菜が作られやすいのですが、収量が増えにくくなります。大量生産を狙えば農薬や除草剤や化学肥料が大量に必要となって食の安全性や味質を下がりますが、安全性や味質ばかりを重視すればその分だけ手間がかかるので生産量が減ります。

我が家の食べる分だけの食料を自給することを目的とした小さな家庭菜園ならば一つ一つの作物の世話に十分な手間をかけやすいので、おいしくて質の良い野菜を作りやすいです。私のように複数の世帯に野菜をお届けしている専業農家は、品質だけでなく収量もしっかりと確保しなくてはいけませんので、どこかでちょうど良く「量」と「質」の折り合いをつけてゆくことが大切です。

野菜セットも毎回、その季節の状況に合わせて内容を調整しています。「量」を確保しづらくなる端境期には、無理に「量」を維持しようとはせず、「質」を維持してゆくことに専念して、「質」の良い野菜のみをセットに入れるようにできるだけ心掛けて、「量」の不足を感じさせぬ野菜セットの内容にしてゆきたいです。

後記  今の端境期の野菜セットの中の野菜の量は少ないと私は思っているのですが、野菜セットを定期購入されている複数の皆さんからは、「野菜の量が多いので食べきれない」とのご意見をいただくこともあります。

 

 それぞれのご家庭にはそれぞれの事情があるので、「ちょうど良い野菜の量」も違うと思います。できるだけ皆さんが「食べきりやすい量と内容」の野菜をお届けしてまいりたいと思います。

野菜の量や内容についてご要望がありましたら、電話やメールなどでご相談ください。できる範囲で個別対応させていただきます。

 

2017年4月19日 (水)

栽培暦 平成29年4月9日~平成29年4月15日(害虫対策について)

この週に行った仕事です。

収穫・出荷  片づけ  育苗  移植(ナス、ピーマンなど)  播種(トマト、モロヘイヤ、クウシンサイ、青シソなど)  除草、間引き(人参、大根、カブなど)  不織布を片づける  播種(葉物野菜、大根、カブ、人参など)

害虫対策

たびたび、作物が害虫による被害を受けています。農薬を使わない良い害虫対策を探しています。

この時期で最も手強い害虫は、キスジノミハムシという小さな甲虫。アブラナ科の葉物野菜やカブや大根が発芽したばかりの頃に、それらの幼芽を食べつくしてしまいます。

キスジノミハムシについて私が参考にしたページはこちら。

以下は私にもできそうなキスジノミハムシ対策を列挙してみました。

・シュンギクを利用

キスジノミハムシは、シュンギクの香りを苦手とするようなので、まだ発芽したばかりの大根やカブの近くにシュンギクがあると、大根やカブへの被害が減るようです。

あらかじめシュンギクの苗を作っておいて、大根やカブの種を畑に播くときにシュンギクの苗をその近くに植えると良いかもしれません。(シュンギクの種は大根やカブの種よりも発芽するのが遅いので、シュンギクを大根やカブと同時に種まきすると、シュンギクが発芽した頃には、すでに大根やカブの幼芽は害虫に食べ尽されているかもしれません。)

・自然農薬を利用

工場で化学的に合成されて作られる農薬とは違って、害虫回避のために天然の素材で作られた液体を「自然農薬」と言います。自分で簡単に手作りできるものが多いです。

私が参考にした自然農薬についてのページはこちら。

自然な農薬と言えども、虫に害を及ぼすものは作物にも害を及ぼすこともあるので、良い材料を選択するなど、使用する際には慎重に。

・何回も種を播く

種まきした日の状態によって作物の生育状態が違ってくるし、害虫に対する耐性も違ってくると思います。また、ほんの1週間違っていても、害虫の発生の仕方が違います。

よって、種まきは一度にたくさん種を播くよりも、日をずらしながら何回にも分けて少しずつ種を播いたほうが、安全です。ある日に種まきした作物が害虫に食べ尽されたとしても、違う日に種まきした作物は被害を受けずに生育してくれたりします。

畑によっても害虫の発生の仕方が違うので、同じ作物を複数の違う畑で栽培できできれば、なおさら良いです。

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ポツポツとモンシロチョウの姿が畑に見られるようになりました。作物の葉に卵を産んで、そこから生まれたアオムシが、作物の葉を食べてしまいます。

モンシロチョウ対策として、今年は「スズメバチトラップ」を試してみたいと思います。ペットボトルを利用してたくさん害虫を捕まえることができる仕掛けです。

私が参考にしたスズメバチトラップについてのページはこちら。

もともとスズメバチを捕まえるために考案された仕掛けです。私の住まいにも毎年、スズメバチの女王バチが巣を作りにやって来るので、住まいにもトラップをぶら下げておこうと思います。

モンシロチョウを全部捕まえることは無理なので、おそらく、たくさんのアオムシを作物の葉の中でみかけることになるでしょう。1日15分だけでもよいから、畑を歩いて、簡単に見つけられるアオムシだけでも捕まえておくことを、習慣にしておきたいです。

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野菜セットを皆さんのお宅に配送した時に、皆さんからたくさんの不要なペットボトルをいただくことができました。

これらのペットボトルで作ったトラップをできるだけたくさん畑のあちらこちらに設置して、害虫対策に有効に使わせていただこうと思います。

2017年4月16日 (日)

平成29年春 葉物野菜

4月16日

先週より、2月に種まきしてビニール資材で防寒しながら育ててきた葉物野菜が収穫時期を迎えています。全般的に順調に発芽して、その後も害虫の被害もほとんどなく生育しました。今回の野菜セットでは、小松菜、水菜、大根の葉が2月播きの収穫時期を迎えたばかりの葉物野菜です。

いっぽう、ほうれん草は多くがトウが立ってしまい、あまり収穫できそうもありません。先週には秋に種まきして育てたほうれん草も収穫時期を終えて、今回の野菜セットでは久しぶりにほうれん草の出荷をお休みすることになりました。

小林農場の畑では、秋まきのほうれん草では「ソロモン(サカタ交配)」や「アトラス(タキイ交配)」などの品種がすばらしい成績をあげてくれていますが、春まきのほうれん草では、まだ良い品種を見つけられていません。この春は少しだけほうれん草の栽培に力を入れて、3月より新しい品種を試しに栽培しています。

ほうれん草の他にも、二十日大根も収穫が出遅れています。もう少し様子を見たいと思います。

Dscf6147現在お届けしている葉物野菜の中でも異彩を放っているのが、去年の秋に種まきして育てた、しろ菜です。冬を越してきた葉物野菜はたいてい、春になればトウが立って収穫時期が終わるのですが、このしろ菜だけは4月に入ってもトウが立たず、良い状態で収穫され続けています。

複数の品種のしろ菜を試してみましたが、その中でも長い期間収穫できているのは「四月しろ菜(渡辺種苗育成)」。その品種名に偽りなし。

その姿はチンゲンサイに似ています。ほとんど間引きをしないで育てましたが、ちゃんと間引きをしてあげれば、もっと恰幅の良いしろ菜をたくさん収穫できたと思います。

今年の3月は、小松菜もトウが立たずに良く収穫できました。中でも「新黒水菜小松菜(野口のタネ育成)」が良い成績でした。

平成29年4月14日の野菜セット(葉物野菜の品種の確認)

今回の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、人参、里芋、ゴボウ、分けつネギ、小松菜、しろ菜、水菜、大根の葉、菜の花、乾麺

先週より、2月に種まきしてビニール資材で防寒しながら育ててきた葉物野菜が収穫時期を迎えています。全般的に順調に発芽して、その後も害虫の被害もほとんどなく生育しました。今回の野菜セットでは、小松菜、水菜、大根の葉が2月播きの収穫時期を迎えたばかりの葉物野菜です。

いっぽう、ほうれん草は多くがトウが立ってしまい、あまり収穫できそうもありません。先週には秋に種まきして育てたほうれん草も収穫時期を終えて、今回の野菜セットでは久しぶりにほうれん草の出荷をお休みすることになりました。

小林農場の畑では、秋まきのほうれん草では「ソロモン(サカタ交配)」や「アトラス(タキイ交配)」などの品種がすばらしい成績をあげてくれていますが、春まきのほうれん草では、まだ良い品種を見つけられていません。この春は少しだけほうれん草の栽培に力を入れて、3月より新しい品種を試しに栽培しています。

ほうれん草の他にも、二十日大根も収穫が出遅れています。もう少し様子を見たいと思います。

Dscf6147現在お届けしている葉物野菜の中でも異彩を放っているのが、去年の秋に種まきして育てた、しろ菜です。冬を越してきた葉物野菜はたいてい、春になればトウが立って収穫時期が終わるのですが、このしろ菜だけは4月に入ってもトウが立たず、良い状態で収穫され続けています。

複数の品種のしろ菜を試してみましたが、その中でも長い期間収穫できているのは「四月しろ菜(渡辺種苗育成)」。その品種名に偽りなし。

その姿はチンゲンサイに似ています。ほとんど間引きをしないで育てましたが、ちゃんと間引きをしてあげれば、もっと恰幅の良いしろ菜をたくさん収穫できたと思います。

今年の3月は、小松菜もトウが立たずに良く収穫できました。中でも「新黒水菜小松菜(野口のタネ育成)」が良い成績でした。

2017年4月15日 (土)

清明の風景

最近の小林農場の風景をお届けいたします。その前に、最近気になるニュースについて・・・

「熊本地震発生から1年」というニュースをよく耳にします。大地震が発生した後は地盤がゆるみ土砂崩れが起きやすくなり、「これからもいつ大規模な土砂崩れが起こってもおかしくない。震災はまだ終わっていない」と、地元の被災者の方の声が紹介されていました。

日本は世界でも類を見ない災害大国であることを、改めて痛感させられます。今後も熊本地震と同じくらいの大規模な災害が日本のどこかで起こるでしょう。日本列島で暮らす人々は皆、被災者になる可能性があります。

いっぽう、海外では国際情勢が不安定となり、特に日本列島のすぐ隣の朝鮮半島の情勢が緊迫しているようで、もしかしたら戦争が起こるかもしれいと報道されています。そうなれば日本も無事ではすまず、天災だけではなく人災も日本列島にやって来るかもしれません。

明日には何が起こるか分かりません。平和な今のうちに、農場の美しい風景を自分の目にやきつけておきたいと思います。

温暖で雨の多い日本列島では、植物がよく育って大地は緑に染まります。今までも何度も天災や人災が日本列島に大打撃を与えてきましたが、大地は緑に染まって回復しました。

太平洋戦争で国土が焼かれた後、日本人は奇跡の復興をなしとげて世界中を驚かせました。また、日本で大きな災害が起こる度、被災者の取り乱すことのない落ち着いた態度に、世界中の人々から称賛の声が送られたりします。

人災や天災を受けた後に頭を切り換えて前を向こうとする日本人の国民性はきっと、大地が植物に覆われてゆきやすい日本列島の風土によって生み出されたのではないかと、私は勝手に想像しています。

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赤、白、黄色の花々が次々と咲いて、春便りを届けてくれています。

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私の住まい目の前に鎮座しているお隣さんのハクモクレンの巨木が、今年も派手に花を咲かせていました。こんなに立派なハクモクレンの樹は、他ではなかなか見られないと思います。

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お隣さんの花壇を写真に納めさせていただきました。たぶんクリスマスローズの花だと思いますが、なんとも渋い色彩の花です。

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燃えるように赤いボケの花。

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地面にはたたずむように咲いているかわいらしいハナニラ。

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小林農場のご神木のコブシも開花。

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今年の2月に農場の所有地に植えたばかりのユキヤナギもさっそくたくさん花をつけていました。他にも、植えたばかりのレンギョなども花を咲かせていました。

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収穫しきれなかった小松菜や油菜から黄色い花が。野菜畑は菜の花畑に変わろうとしています。

この季節の歌 「さくらさくら」 作詞、作曲/日本古謡

さくら さくら やよいの空は 見わたす限り

かすみか雲か 匂いぞ出ずる

いざやいざや 見にゆかん

さくら さくら 野山も里も 見わたす限り

かすみか雲か 朝日ににおう

さくらさくら 花ざかり

日本ではたくさんの桜ソングが誕生しています。いかに日本人にとって桜とは特別な樹であるかということがうかがえます。

以前に「桜ソングメドレー」を作ってみたのですが、よろしければ以下をクリックしておききください。

桜ソングメドレー

2017年4月13日 (木)

栽培暦 平成29年4月2日~4月8日

この週に行った仕事です。

収穫・出荷  片づけ  育苗  除草、草刈り  播種(葉物野菜、大根、かぶ、人参など)  定植(キャベツ、白菜、ブロッコリーなど)  仮植え(里芋、ショウガなど)  育苗ハウス内の管理  

・ナスやピーマンなどの苗の一部がネズミにかじられてしまい、苗作りが出遅れています。何回か種を播き直しました。私もいろいろと対策をとったし、私の飼い猫もネズミを捕まえてくれているけれど、被害が止まりません。

温床の中で保温しながら苗を育てていますが、ネズミにとっても温床の中は居心地が良いようです。温床の中で種を発芽させたらすぐに、苗を温床の外へと取り出すようにしました。それからは、ネズミの被害がありません。

温床の外で工夫をしながら苗を保温しています。4月になって気候も暖かくなり、なんとか苗も温床の外で生育してくれています。

・春らしく、雨が定期的に降ってくれています。葉物野菜など、何回にも分けて、雨が降る度に種まきしています。できるだけ種まきを定期的に少しずつ行えば収穫時期もずれるので、長く収穫を楽しめます。

・レタスやキャベツなどの苗も少しずつ何回にも分けて、畑に植えています。いつもサニーレタスや白菜など、生育の早い作物の苗は元気に育つのだけれども、比較的生育の遅いキャベツやブロッコリーの苗はうまく育てられません。

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観察していると、苗は調子が悪くなると、その印がまず、下のほうの双葉に表れるようです。写真のように、双葉が変色して血色が悪くなります。このようになると、いくら待っても苗は大きくなりませんので、小さいままでもさっさと畑に植えてしまいます。

狭いポットから広い畑に移された苗は、ぐずつきながらも生育を進めてくれて、少しずつ出遅れを取り戻してゆきます。

2017年4月12日 (水)

葉っぱのおかげの野菜セット   平成29年2月9日


葉っぱのおかげの野菜セット   平成29年2月9日

余寒の候、みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  何度もこの通信でお伝えしていますが、去年はネギもカブも、多くの作物が不作でした。いっぽう、去年の秋に種が播かれたほうれん草や小松菜などの葉物野菜だけは順調に生育しました。よって、現在の野菜セットは葉物野菜の多い内容となっております。

畑は毎朝、強烈な霜で真っ白に染まって氷の世界と化しますが、葉物野菜は強いもので、寒さによく耐えています。霜に当たることによって味は濃くなりますし、害虫は冬眠していて食害を受けにくいですし、冬こそが葉物野菜の旬の季節だと私は思っています。

  やはり毎日霜を受けていれば枯れてしまう葉もあり、収穫した葉物野菜を出荷する前に、一株一株手に取って枯れ葉を取り除いてゆく手間が欠かせません。畑仕事の時間を確保してゆくためにも、この出荷作業にかける時間を短縮してゆく必要があります。畑で生育している葉物野菜の上に防寒用の布をかぶせて、できるだけ葉が霜枯れしてしまわないように心掛けています。

それでも小林農場の葉物野菜は、スーパーで販売されている青々とした葉物野菜と比べると少しだけ枯れ葉が混じっているかもしれません。限られている時間内で私もできるだけ枯れ葉を取り除いていますが、私が取り除けなかった枯れ葉を料理される前に取り除いていただくよう、皆さんにお願いしております。

  今は出荷できる野菜の種類が少ない時期ですが、葉物野菜は見た目がふんわりと体積があるので、葉物野菜をたくさんセットの中に入れてみると、なんだかいつもよりも量が豊富なセットに見えたりします。1袋の葉物野菜をゆでたりして火に通すと、小皿に納まるくらいの体積にまで縮みますけれども。

1袋の葉物野菜なら、私は一人でペロリと1食で食べきってしまいますが、皆さんのご家庭ではどうでしょうか?もしすぐには食べきれず長い間保存しておきたい場合は、葉物野菜をさっと火に通して水気を絞って冷凍庫で冷凍保存するように、おすすめしています。

  京菜は一株が大きく育ち、茎葉が分厚く、煮込んでも煮崩れしにくく、不作だった白菜に代わって鍋料理に利用したいと思い、栽培しました。京菜の持ち味はその独特の苦味なのですが、その持ち味ゆえに、人によって好きと嫌いに感想がはっきりと分かれるようです。

水菜、みぶ菜はサラダとして生食できるくらい味がさっぱりとしています。現在はさっぱりとした味が好まれ、京菜よりも水菜のほうが多くの人に受け入れられやすいようです。

  そこで私のおすすめの京菜の料理方法をご紹介します。京菜を溶き卵といっしょに炒めた「京菜の卵焼き」。卵は苦味をおいしく包み込んで生かしてくれるのに適した食材です。また、みそやマヨネーズなどといっしょに濃い味付けで料理すると、この苦味が生きてきて、やみつきになります。

  もうしばらく野菜セットは、葉物野菜の多い内容が続きます。いろんな野菜が収穫できる5月に入る頃より、葉・根・実のバランスの整った内容へと移行してゆくでしょう。

2017年4月11日 (火)

平成29年4月7日、10日、11日の野菜セット(秋作から春作へ)

4月7日の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、人参、里芋、ゴボウ、分けつネギ、ほうれん草、小松菜、しろ菜、菜の花、大豆

4月10日、11日の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、人参、里芋、分けつネギ、二十日大根、ほうれん草、小松菜、しろ菜、カブの葉、菜の花、乾麺

先週末は気温が上がって、生暖かい雨が降り続きましたが、この雨で畑の様子がガラリと変わり、季節が一足、進んだような気がいたします。

畑に植えられても元気なく縮こまっていたブロッコリーの苗なども、この生暖かい雨を受けて、すくっと上を向いて生育してくれるようになりました。ついでに、なかなか花が咲かなかった近所の桜の樹も、花をきれいに咲かし始めました。

去年の10月に種まきされて冬から春にかけてずっと収穫され続けてきた秋作ホウレンソウは葉が急速に固くなり始め、収穫時期を終えようとしています。いっぽうで、2月に種まきしてビニール資材を使って保温しながら栽培していた葉物野菜が、収穫時期を迎える態勢に入りました。

Dscf6142ビニールをかぶせて保温しながら作物を育ててきた畑。先週、暖かくなってきて作物も収穫時期を迎えようとしていたので、ビニールを開きました(大根も育てていますが、大根は寒さに当たるとトウが立ちやすいので、大根だけは収穫されるまでずっと、ビニールで保温していたほうが安全だと思います。)

ホウレンソウや小松菜など、秋作の作物から春作の作物へと、収穫がバトンタッチされようとしています。秋作と春作とでは、その味が少し違います。ざっくりとその味の違いを説明すると、秋作は濃くて、春作はさっぱりとしています。その違いもお楽しみください。

2017年4月 5日 (水)

生産の現場が人をつなぐ   平成29年2月2日


生産の現場が人をつなぐ   平成29年2月2日

春浅いころ、みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  去年の暮れに、私の近所に新たに家族が引っ越してきました。ヴェトナム人の男性と日本人の奥さんと、3人の娘さんです。将来は農家として家族で農業を営むことを目指していて、ヴェトナム人の男性は小林農場の畑仕事を手伝いながら畑仕事を学んでいます。

  彼が畑仕事に加わって2人で仕事をすることにより、今まで私がたった一人で仕事をしていた頃ではありえない速さで、農場の仕事が順調に片付いています。1たす1は2になるのではなくて3にも4にもなるのだということを、身をもって実感する日々です。

  彼はヴェトナムでは建築の仕事にも関わっていたので、大工仕事が達者です。不器用な私に代わって小林農場の施設を修繕してくれたので、とても助かりました。NGOで農村支援にも関わっていたので、たいていの畑仕事を知っています。料理も得意なようです。

  家族がヴェトナムから日本に移り住んでまだ日が浅いので、彼は日本語がまだできません。しかし彼と私の間では、手振り・身振りだけで、十分に意思伝達ができています。言葉がちゃんと通じなくてもお互いに何を伝えたいのか推察することができるのは、今まで彼も私も生産の現場でモノづくりに携わってきて、似たような経験を積んできたからです。

  日本語のできない彼が近所の農家に受け入れられているのは、彼がモノづくりの技術を身につけていて、それを発揮させて見せているからです。いっぽう、彼が小林農場で農業体験をしたいと思ったのは、私が数年間、農家として生活してきた実績があったからだと思います。彼の日本語の習得のため、私達はカタコト日本語で会話するように努めています。

  去年の小林農場の作物は不作でした。雑草や害虫に作物が負けてしまったことが主な原因ですが、雑草や害虫を畑より取り除けばその問題は解決します。しかし小林農場には人手が常に不足していて、手が回りませんでした。人手を確保すれば、その問題も解決します。

  私は複数の人達とガヤガヤとにぎやかに畑仕事をするよりも、一人で黙々と畑仕事をするほうが好きな性格なので、畑仕事の手伝いを人にお願いすることには消極的でした。しかし、たった一人の力で生産できる量には限度があります。

この先も長く農家として生活してゆくには、もっとたくさんの野菜を作って収入を増やしてゆく必要があります。小林農場も変わらなくてはいけない時期を迎えています。

  彼が小林農場の畑仕事に加わり、今までの小林農場とは少し様子が違ってくるでしょう。数カか月後の農場がどのように変化してゆくのか、私自身が楽しみにしています。

農場のような生産の現場では、人手がどうしても必要になることがあります。だから農村では助け合いが必要とされ、人と人の絆が結ばれやすく、人々が孤立しにくいのでしょう。

後記  現在は隣人さんは新規就農の準備に専念することになり、借りたばかりの借地の管理や、新たに飼い始めた食肉用の豚の世話などで忙しい日々をおくっているようです。これからもお互いに困った時には助け合える関係を維持してゆきたいと思います。

2017年4月 4日 (火)

4月3日、4日の野菜セット(菜の花について)

今回の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、人参、里芋、ゴボウ、分けつネギ、ほうれん草、小松菜、しろ菜、菜の花、アズキまたは乾麺

Dscf6095


4月に入ってからよやく「菜の花」がたくさん収穫できるようになりました。去年と比べて、今年は「菜の花」が姿を現すのが少し遅かったような気がしますが、これから1か月間、収穫し続けてゆけるかと思います。

「菜の花」とは、小松菜や油菜などのアブラナ科アブラナ属の植物の花茎とつぼみの総称です。小林農場が現在出荷している「菜の花」も、収穫せずに畑に残していた小松菜や油菜などから伸びてきた花茎やつぼみを摘んだものです(もともと「菜の花」という名前の植物がいるわけではありません。)

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黄色の花を咲かせた葉物野菜。このように花が咲くと花茎は固くなって食用にむかなくなるので、まだ開花していないつぼみのうちに収穫したいところ。

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アブラナ科アブラナ属の作物はみんな、十字形に黄色い4枚の花びらをつけます。

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現在出荷している小松菜。まだ虫が冬眠からしっかりと目覚めていない初春のうちに生育したので、葉が虫に食われていなくてきれいです。

こんなに虫食われ穴が少なくてきれいな小松菜を収穫できるのは、今の時期だけ。写真に納めておきました。

2017年4月 2日 (日)

春分の風景(3月26日~4月1日)

4月に入り、新年度になりました。

今年度は「季節を愛でるブログ」を作れればよいと思います。時間が許す限り、農場のその季節の風景を、お伝えしたいと思います。

Dscf6073飛行機雲が2筋。

Dscf6070かわいらしい青い花、オオイヌノフグリ。

Dscf6043道端にひっそりとたたずんでいた花。

Dscf6050早朝、軽トラックのフロントガラスに張り付く霜。春分になっても、早朝には霜が降ります。

Dscf6084「下畑」の様子。

Dscf6081開花直前のコブシの花。昔からコブシは農作業の目安にされ、「田打ち桜」とも呼ばれ、農家はコブシのの花が咲く頃に田んぼの準備を始め、稲の種まきを行っていたようです。関東地方では、「芋植え花」とも呼ばれていたそうです。

この季節の言葉「暮れなずむ」(夕暮れが暮れそうで、なかなか暮れない様子)

この季節に出会えるかもしれない生き物

  かたばみ、のびる、ちがや、よもぎ、からすのえんどう、すずめのえんどう、うど、ふき、アスパラガス、関東たんぽぽ

  やまとしじみ、べにしじみ、すずめ、ヒバリ

  ソメイヨシノの花、山桜の花、モクレンの花、コブシの花

この季節の歌 「春の唄」 作詞:喜志邦三、作曲:内田 元

この歌を聴く

 ラララ 紅い花束 車に積んで
  春が来た来た 丘から町へ
  すみれ買いましょ あの花売りの
  可愛い瞳に 春のゆめ

 ラララ 青い野菜も 市場に着いて
  春が来た来た 村から町へ
  朝の買物 あの新妻の
  籠にあふれた 春の色

 ラララ 鳴けよちろちろ 巣立ちの鳥よ
  春が来た来た 森から町へ
  姉と妹の あの小鳥屋の
  店のさきにも 春の唄

 ラララ 空はうららか そよそよ風に
  春が来た来た 町から町へ
  ビルの窓々 みな開かれて
  若い心に 春が来た

2017年4月 1日 (土)

3月27日、28日、31日の野菜セット(3月以降の人参の出荷について)

この週の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、人参、里芋、ゴボウ、分けつネギ、ほうれん草、小松菜、しろ菜、菜の花、アズキまたは乾麺

Dscf6071畑より掘り出された人参。

去年の8月に人参の種が播かれて発芽して、地上に葉を茂らせて葉から根に養分が送られて、食用部分となる根が肥大して、去年の11月頃に収穫時期を迎えました。

冬の間は葉は寒さで枯れてなくなりますが、土の下には橙色の根が長期間貯蔵されて、それらを少しずつ掘り出しながら出荷してゆきました。

3月になって暖かくなってゆくと、再び根から新たに新芽が派生して、地上部へ葉を伸ばしてゆきます。そして花を咲かせて種を作り子孫を残す準備に入ります。根は、蓄えていた養分を葉や花に送って萎んでゆき、もうおいしく食べられなくなります。

よって、人参の根をおいしく食べられるのは、3月までとなります。現在は人参はすっかり葉を伸ばし始めていて、土から掘り出してみると、食用部の根が傷んでしまっている場合が多いです。傷んだ部分だけ切り除いてから出荷することもあります。

4月は他に出荷できる野菜がとても少なくなるので、できればがんばって4月になっても人参を出荷し続けてゆきたいものです。食用部の根が傷みやすくなるのは春分の後なので、春分に入る前には、畑に残された人参を全部、土より掘り出して、冷蔵庫に移して、長期間、冷蔵保存できるようにしたいです。

今まで小林農場では、他のご家庭よりいただいてきた家庭用冷蔵庫を、出荷野菜の冷蔵保存に利用してきました。今週も、畑に残されている人参をたくさん掘り出して家庭用冷蔵庫に移して、4月にも人参を野菜セットに入れられるように冷蔵保存しています。でも、やはり、出荷野菜の冷蔵を一般的な家庭用冷蔵庫で代用するのは、いろいろと不便です。

この4月、専業農家向けの野菜保冷庫を、小林農場も導入する予定です。これで冷蔵技術を向上させてゆけると思います。

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