充電期間 平成29年1月5日
充電期間 平成29年1月5日
新年のご挨拶をもうしあげます。今年もどうぞよろしくお願いたします。
仕事で忙しく暮らすことが美徳とされる日本社会ですが、年末年始だけは堂々と仕事を休むことができます。小林農場も年末年始は1週間、野菜セットの出荷をお休みさせていただきました。年末年始の時間の流れ方は特別で、いつもと違う心持ちですごせました。
12月30日。ご近所さんのお宅の敷地で、大勢の人々が集まって餅つきが行われました。私も近所の稲作農家の方よりいただいてきたモチ米を持参して参加。せいろに入れたモチ米を釜に乗せて薪を燃やして蒸し、臼にモチ米を広げて杵で搗いてトロトロの餅に仕上げ、形を整えてのし餅にしました。
餅つきは日本の心、餅をつかないと年を越した気分になれません。毎年、杵と臼を用意して餅つきを行ってくれるご近所さんには感謝しています。
12月31日、大晦日。ずっと散らかしたままだった農場の物置小屋を大掃除するも、時間が足りず、年内に大掃除を終わらせることを断念。
年越し直前の夜は、先日、製粉所で製粉された小林農場の小麦粉を、販売するために小分けしながら袋に詰めてゆきました。ラジオをつけて、NHKの紅白歌合戦の実況中継を聴きました。私が大好きな歌を楽しみながら、小麦粉の袋詰めという時間がかかって面倒くさい仕事を済ますことができたので、気分よく年を越すことができました。
1月1日、元日。この日だけはいっさいの畑仕事はお休みにしようと思って、作業服に着替えることなく、1日中寝巻のまま家の中でゆっくりして、体を休めました。
ストーブの上に乗せて焼いた搗きたての餅をほおばりながら、一日中机に向かって電卓を叩き、去年1年分の農場の収支決算をすませておきました。普段からマメに収支を算出しておくことができない性格なので、このように丸1日かけてまとめて決算することになります。農場の収支をマメに確認する習慣を身につけることが今年の抱負です。
1月2日。去年のうちに終わらせられなかった大掃除を再開。特に出荷所が片付く。
1月3日。私の生まれ故郷の東京都江東区へ里帰り。母が手作りで用意してくれたお節料理を食べながら、父と母とで新年を祝いました。
その後は上野にある祖母のお墓へお墓参りに行きました。日本中が祝賀の雰囲気に包まれていた去年の1月3日、祖母は静かに他界しました。私は今まで畑仕事が忙しいことを理由にして、ご先祖さまのお墓参りをしてきませんでした。薄情な子孫ですが、せめて祖母のお墓参りだけは今後、毎年お正月の恒例行事にしたいと思っています。
仕事が忙しいということを理由にしてやらないままにしていたことを、この年末年始にすませておきました。また、通常の仕事に戻ります。改めて皆様、今年もよろしくお願いいたします。
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