平成29年3月6日、7日の野菜セット(3月に入ってからの秋まき葉物野菜について)
今回の野菜セットの内容です。
ジャガイモ、人参、大根、里芋、ゴボウ、カボチャ、長ネギ、ほうれん草、油菜、みぶ菜、京菜
3月6日 葉物野菜
油菜、水菜、みぶ菜、京菜。小林農場で栽培され、冬の長い期間出荷されてきたアブラナ科の葉物野菜たち。
通常は前年の秋に種まきして育てた葉物野菜は、冬の寒い時期に収穫され、気温が暖かくなってきて春の訪れを感じるようになる2月下旬の頃になると、株元のほうが傷んできたリ、つぼみをつける準備を始めて葉が固くなったりして、出荷ができなくなります。ところが、今年は、様子が違います。
去年の秋に種を播いて育ててこの冬に収穫してきた葉物野菜が、3月になっても良い状態で収穫できています。水菜やみぶ菜などは、2月の寒い時期はすっかり寒さで縮こまって元気を失ってしまい、このまま葉がボロボロになって出荷が終わるだろうと思っていたら、3月に入るとすっかり息を吹き返して、青々とした葉を広げています。
どの葉物野菜も、2月の頃と比べて、葉は青々として、虫に喰われた穴も少なく、美しい姿で収穫されています。
なぜ、今年の3月は、葉物野菜の様子がいつもと違うのか?自分なりに検証してみると、畑の土質に関係があるような気がします。
小林農場にはそれぞれ「下畑」と「新畑」と呼ばれている2枚の畑があります。今までは秋まきの葉物野菜を「下畑」で栽培することが多かったのですが、今回は「新畑」で栽培してみました。
「下畑」はとても土が肥えていて、作物は良く育ち、収量が良いです。ただ、キャベツなどの作物は収穫時期を迎えた後、すぐに収穫せずにそのまま畑に残したままにしていると、そのまま傷んでしまうことが多いです。
いっぽう、「新畑」は土があまり肥えていなくて、作物の生育に勢いがなかったりして、収量が落ちる場合もあります。ただ、無事に収穫時期を迎えた作物は、その後はすぐに傷んでしまわず、収穫適期が長くてのんびりと収穫できる傾向があります。
以上のような「下畑」と「新畑」の性格の違いを以前からずっと感じていましたが、今回の葉物野菜の栽培を通して、その性格の違いがよりいっそう鮮明になったような気がします。人と同じように、畑にもそれぞれ長所や短所があって、個々の性格の違いが見えるのはおもしろいです。
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