栽培暦 3月12日~3月18日(ネズミ対策について)
この週に行った仕事です。
収穫・出荷 片づけ 育苗 除草(玉ねぎ) 播種(ナス類、ピーマン類、白菜、キャベツ、アスパラガスなど) 播種(葉物野菜、人参など) 定植(レタス類など) 確定申告
2月よりキャベツやレタスなどの春野菜の苗の育苗が始まっていますが、3月よりナスやピーマンなどの夏野菜の苗の育苗が始まりました。
暖かな温床の中で、まだ寒い外気より苗を防寒しながら育てています。苗だけではなく、ネズミにとっても温床の中は居心地が良いようで、ネズミが出没して、せっかく大切に育てていた苗を丸ごと食べてしまったりするときもあります。
昨年までも数回、ネズミによる被害を受けてきましたが、今年は特に、頻繁にネズミにやられてしまっています。発芽したばかりのレタス、ナス、ピーマンなどの苗が順番に、ネズミの餌食となりました。
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ネズミは夜に活動するようなので、夜になったら苗を育てている箱の上にフタをして、ネズミの侵入を防いでいます。しかし、少しでも箱とフタの間に隙間があると、ネズミは簡単に侵入してしまうようです。フタをするときは、ピッタリとフタが箱に収まるように、注意しています。
それでもネズミが箱の中に侵入してしまっています。もしかしたら、ネズミの力ならば、フタをずらすことができるのかもしれません。フタの上に重石を置かないといけないのかも。
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また、ネズミが嫌う匂いを発生させる天然素材の物質を、温床の中に入れてみました。温床の中は現在、ハッカやワサビやハーブなどが入り混じった匂いで充満しています。さらにネズミは炭の匂いを嫌うらしいので、温床の前面に自家製のクンタン(モミガラの炭)を敷いてみました。
これらの「匂い作戦」を施してみても、ネズミは温床の中に出没しています。
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ネズミの天敵といえば、ネコ。だから多くの農家はネコを飼い、私も野良ネコを1匹拾って、飼っています。我が家の黒猫が、目にも止まらぬ俊敏な動きでネズミを捕まえて、ボリボリと音をたててネズミを食べている姿を、よく目にします。
ネコも暖かな場所が好きなので、温床の中で居眠りしたりします。このように四六時中、温床の中でネズミの番をしててくれればよいのですが、ネコは気ままなので、なかなかそうはいきません。
他にも粘着板や毒エサ(殺鼠剤)などがネズミ対策に有効なようですが、ネズミが罠にかかるよりも先に私の飼い猫が罠にかかってしまう恐れがあるので、これらの対策はとれません。
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苗が大きくなって、苗を温床の外へと移動すると、不思議なことにネズミは苗に関心がなくなり、ネズミの食害がなくなります。温床で種を発芽させたらできるだけ早く苗を温床の外へ移動させることが、最も有効なネズミ対策なのかもしれません。
ピーマンの苗がネズミにやられた後、再び種を播き直しました。ピーマンの種は去年の秋に、自分で採種した種をたくさん確保しているので、育苗に失敗しても、何度でも種を播き直して育苗をやりなおすことができます。こんな時に、自家採種しておいてよかったと思います。
夜の温床の中の様子。苗の上にフタをしています。手前にはネズミが嫌う匂いを発生させる市販の缶を設置。温床の床に敷かれている黒い物体はクンタンです。
私がネズミ対策のために参考にしたページはこちら。
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