« 2月13日、14日の野菜セット(水菜、みぶ菜について) | トップページ | 2月17日の野菜セット(温存している作物について) »

2017年2月16日 (木)

不作から学ぶ平成28年    平成28年12月20日

不作から学ぶ平成28年    平成28年12月20日

歳晩の候、みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  今年は大根、長ネギ、白菜など、寒い時期にぐつぐつと煮て食べれば体を温めてくれる冬野菜が、ことごとく不作でした。冬の蓄えが不足気味です。

  2月に入ると春野菜の種まきが始まり、その春野菜が収穫されるようになるのは4月からとなります。先は長いですが、なんとか来年の4月まで、少ない蓄えをうまくやりくりしながら野菜セットの中身の品目数をそろえて皆さんにお届けしてまいりたいと思います。

  今までで最も収量が少ない厳しい年でした。「平成28年の大不作」として、10年先まで記憶に残る年になると思います。

いっぽうで、今年ほど野菜セットを購入してくださる世帯が増えた年はありませんでした。不作のために最良の状態で野菜セットをお届けすることができなかったのにも関わらず、本当にありがたいことです。もっとたくさんの野菜を確実に栽培していかなくてはいけません。まずは農場が抱えている問題点をしっかりと認識することが肝心です。

小林農場には、人手が欲しい時に人手がいないことが大きな問題です。今までは農場で仕事をしている人数は、小林ただ一人でした。農薬や除草剤を使用せずに作物を栽培すれば食の安全性を高めてゆくことができますが、害虫対策や雑草対策にかける手間は何倍にも膨らみます。手間のかかる無農薬栽培を成り立たせてゆくには、人手が必要になります。

小林農場には人手がないので、雑草や害虫から作物を守ってあげられず見殺しにしてしまうことが度々ありました。農薬や除草剤がなかった昔の時代の農家が農業を続けてゆくことができたのは、近所の農家たちがお互いに人手を貸し借りしていたからでしょう。

  もう一つ大きな問題は、作物栽培に肝心な「土作り」のやり方がまだ試行錯誤していて確立されていないということです。小林農場にはそれぞれ「新畑」と「下畑」と名付けられた2枚の畑がありますが、「新畑」の多くがまだゴロゴロとしていて固くて作業がしにくい土で、その状態を改善できずにいます。

  「下畑」の土は、手触りの良くて作業のしやすい土に改良されています。この畑を私に譲ってくれた先代の農家の方が、30年間ほど堆肥(有機物)を畑に散布して、土を豊かにしてきました。「新畑」はまだまだ、今まで散布してきた堆肥の量が少ないのでしょう。

  以上、「人手の確保」と「堆肥(有機物)の確保」が、今後の小林農場の作物栽培を改善してゆく上での要点となるかと思います。改善策の方向は、はっきりと見えてきました。あとはもっと作物を観察して、作物と会話できる能力を身につけていきたいと思います。    

小林農場の中の今年の流行語大賞は「野菜やりくり」です。前述しているとおり、本当に少ない実りをうまくやりくりしながら出荷してゆくのに苦労しました。

  小林農場の中の今年の漢字は「雨」です。「雨降って地固まる」の「雨」です。今年はけっして「晴」ではなかったけれども、回復不能なまでに破壊し尽くす「嵐」でもありませんでした。平成29年は平成28年の教訓を生かしていきたいと思います。

« 2月13日、14日の野菜セット(水菜、みぶ菜について) | トップページ | 2月17日の野菜セット(温存している作物について) »

農場通信」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 不作から学ぶ平成28年    平成28年12月20日:

« 2月13日、14日の野菜セット(水菜、みぶ菜について) | トップページ | 2月17日の野菜セット(温存している作物について) »

フォト
無料ブログはココログ