栽培暦 平成29年2月5日~2月11日(冬の土の団粒の様子)
この週の仕事の内容です。
収穫・出荷 片づけ 育苗 ビニールトンネルを張る サヤエンドウの支柱を作る 有機物の入手、畑に散布 播種(キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、レタス類など)
冬の間の畑の表面の様子です。粘土が練られたような「ゴロゴロ」とした感じでもなく、全く粒が見られない砂のように「サラサラ」とした感じでもなく、ちっちゃな塊がたくさんくっついているような「ホロホロ」とした優しい感じの土です。
この「ホロホロ」としている土のことを、専門用語で「団粒」と呼びます。土が団粒になっていると、作物も気持ちよく根を伸ばして健全に育つようです。
小林農場の畑の多くは、土が粘土質で、耕すとゴロゴロとしてしまいやすく、種まきなどの畑仕事がやりにくいです。それが、冬の間だけは、ゴロゴロとしていた土がホロホロとした土に変わり、一面が覆われていました。おそらく、数カ月間、トラクターで土を耕さなかったからだと思います。
土の中に手を突っ込んでみると、ホロホロトしている土は表面だけで、そのすぐ下は固かったです。先週、トラクターで土を深く耕してみたら、下の写真のとおり、ホロホロと優しかった土の表面が、ゴロゴロの荒々しい風景に変わりました。
農閑期が終わり、これからいろんな作物が作付けされてゆく度にトラクターで畑を耕す作業が欠かせないので、どんどん畑の土はゴロゴロに変わってゆくでしょう。
小林農場の畑の中で、「下畑」と呼ばれている畑は、数十年間、堆肥を入れ続けて改良されてきたので、土の深くまでホロホロとしていて、トラクターで耕してもゴロゴロにならず、その表情はいつも優しいです。「下畑」は、土作りの生きた教科書です。
それにしても、冬になると、私が何もしなくても勝手に、ゴロゴロとしていた土の表面がホロホロと変わってゆく現象は、とてもおもしろくて興味深いです。
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