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2017年2月 8日 (水)

栽培暦 1月29日~2月4日(今年の育苗の方針)

今週の仕事の内容です。
収穫・出荷  片づけ  育苗  クンタンの作成  倉庫の屋根作り  トラクター耕  播種(レタス類)  播種(葉物野菜、カブ、大根、人参など) 
育苗ハウスの中でレタス類の作物の種を播いて温床の中で発芽させて、春野菜の苗作りが始まりました。
小林農場は育苗はあまり得意ではなく、今まで納得のいく姿に苗を育てあげることができていませんでした。課題を振り返りながら、今年の育苗の方針を整理してみました。
・温度管理
育苗中はどのくらいの温度で苗を管理すればよいのか?キャベツ、レタスなどの春野菜の苗と、ナス、トマトなどの夏野菜の苗とでは、温度管理が違ってきます。本を読んで調べてみた温度のざっくりとした目安を、以下にまとめてみました。
 
  発芽適温(地温)・・・夏野菜は25℃前後。20℃以下で発芽不良、30℃以上で徒長(ひょろひょろとした弱い苗になること)。春野菜は20℃前後。15℃以上で発芽可能、25℃以上で徒長。特にレタス類は25℃以上では発芽不可能。
  発芽の限界温度(地温)・・・夏野菜は15℃~35℃の範囲内で発芽可能。春野菜は10℃~30℃の範囲内で発芽可能。
  生育適温・・・夏野菜は発芽後、地温20~25℃(気温は25℃~30℃くらいだと思う)。定植直前には15℃~20℃(気温)。春野菜は地温15℃~20℃(気温は20℃~25℃くらいだと思う)。
  生育の限界温度(気温)・・・夏野菜は10℃~35℃の範囲内で生育。春野菜は0℃~30℃の範囲内で生育。
育苗ハウスに差し込む日の当たり方、換気した時の風の通り方などで、同じ育苗ハウスでも少し場所が違えば温度が変わってきます。ハウスのいろんな場所に温度計を置いて、どの温度計の値が自分にとってしっくりとして良い目安として活用できるのか、見極めてゆく必要があります。
小林農場では、苗が発芽するまでと発芽してまだ幼い頃は、床土に差し込んでいる地温計の数値を最も重視して温度管理しています。苗が大きくなった後は、苗にできるだけ近い位置に温度計をぶら下げて温度を計り、温度管理しています。
「温度を高くして管理するよりも、できるだけ低く管理したほうが良い苗が作れる」と言われています。だから小林農場では気温をできるだけ低くして苗を育ててきましたが、どうも今までの私の温度管理だと低すぎるような気がしますので、今年はいつもより温度を低くせずに管理したいと思います。
・水やり
苗にどのくらいの量の水を与えれば良いのか?小林農場では、毎日、午前中にたっぷりと苗に水を与えて、その後、床土の表面が白く乾いてくるようならば、再び水を与えてきました。
前述しているとおり、同じハウス内でも少し場所が違えば環境が違ってくるので、場所によっては苗がすぐに乾いたり、湿ったままだったりします。
全ての苗に一律に水やりをするのではなく、乾いた苗には水を与え、湿ったままの苗には水を控えるなどのコマメな個別対応が必要となります。
今までの小林農場は、全ての苗に一律に水を与えることが多かったのですが、今年は一つ一つの苗の様子を見ながら、できるだけコマメに個別対応したいと思います。そのために、常にハウスの中には汲み水とジョウロを用意しておき、ハウスに訪れる度に乾いている苗だけにすぐに水を与えられるようにしておきたいと思います。
・床土
苗を育てる床土は、落ち葉を主体にした材料を発酵させて作っています。落ち葉だけでは肥料成分がないので、米ぬかを肥料として加えます。
小林農場の苗は、育苗終盤になると苗の生育が止まってしまい、葉が縮れたり紫色に変色してしまう傾向がありました。もしかしたら床土に肥料が少ないのかもしれないと考え、最近は米ぬかの割合を増やして床土を発酵させてみました。
クンタン(モミガラの炭)を床土に混ぜると苗の生育が良くなると聞いたので、去年は育苗の直前にクンタンを床土に混ぜてみましたが、あまり良い結果が見られませんでした。今年は床土を作り始めている段階でクンタンを混ぜて、十分に床土に馴染ませてみながらクンタン入りの床土を作ってみました。
・温床
苗を温めてくれる温床。
私は温床を広く作る癖がありますが、広いと、温床の右端と左端とでずいぶん温度が違ったりするので、そこで苗を育てると生育がばらつきやすくなる傾向があります。温床のどの場所なら苗が元気に育っているのか確認しながら、ときどき苗の置き場所を変えてやる必要もあります。
温床が広いと、苗をたくさん温床の中で育てられます。温床が狭いと、育苗中に「移植」という作業をしなくてはいけませんが、小林農場の温床は広いので、移植の手間を省けます。
P2081040_2
P2141052_2まとめ
・今年は温度を高く管理して水もたっぷりと与え、今までの「スパルタ育苗」を改めて、できるだけ「過保護」に苗を育てること。(スパルタ育苗は、苗を畑に定植する3日前ほどから実施して、苗が畑に順調に根付いてゆく準備をさせる)
・同じハウス内でも場所によって環境が違うので、今までの「一律管理」を改め、一つ一つの苗に個別に対処してゆき、生育のばらつきをできるだけ修復してゆくこと。そのようなコマメな管理をできるように、汲み水を用意するなど、工夫をすること。
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