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2017年2月12日 (日)

信頼関係は地道に積み上げてゆくもの   平成28年12月8日

信頼関係は地道に積み上げてゆくもの   平成28128

師走の候、みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  日本では、見栄えの悪い野菜は消費者に好まれず、例えば葉物野菜は、葉に少しでも虫に喰われてできた穴があると、たちまち売れなくなります。だから農家も生活してゆくために、農薬を使用して害虫を駆除しなくてはいけません。

  無農薬栽培を実践している小林農場の葉物野菜は、多くが葉の上に虫食われ穴が見られます。しかし、食べていただければ分かるように、その味質にはなんの問題もなく、おいしく食べられます。虫食われ穴のある葉物野菜でも受け取ってくださる皆さんがいてくれるおかげで、私は無農薬栽培を続けてゆくことができます。

  ただし、あまりに虫に喰われた痕が目立ちすぎていると商品としてふさわしくありません。現在出荷しているカブは葉もつけて出荷していますが、先月収穫したカブはあまりに葉が虫に喰われてボロボロとなっていたので、葉を切り落として出荷しました。

  先日、野菜セットに入っていたからし菜が、お届けした時にはすでにほとんど傷んでしまっていたというご報告をいただきました。貴重なご報告を受けたおかげで寒くなるとからし菜は傷みやすくなることが分かり、その後はからし菜を出荷するのをやめました。生産者の思い通りに仕上げられる工場製品とは違い、農産物は生き物なので、出荷された野菜が傷んでしまうことも稀に起こります。

貴重なお金を支払って購入した野菜セットの中に傷んだ野菜が見つかったりしたら、受け取った方々はがっかりしてしまうでしょう。届けられたからし菜が傷んでいたことをご報告された方々には、次の野菜セットの配送時にサービス品をつけ加えてお届けしました。小林農場の野菜を定期購入してくださっている方々に対して、私なりに誠意を示してみました。

今年は不作で、多くの作物が十分に大きく育たず、これから野菜セットに入る大根もキャベツも白菜も、規格外の小さなものが多くなると思います。スーパーで並んでいるような立派な姿の野菜ではなく物足りない大きさかもしれませんが、見栄えに関わらずどれもおいしく食べられることを皆さんにお伝えしながら、お届けしてまいりたいと思います。

スーパーに並んでいるような立派な姿の野菜を無農薬栽培でも出荷できるように勉強しています。ただ、その時その場所の環境によって作物はいろんな姿に生育するのが自然で、中には立派でない作物もできます。どんな姿の野菜でも無駄にせずに大事に出荷したいと思っています。

どんな姿の野菜でも皆さんに納得して受け取ってもらえるためには、説明を尽くしながら普段から地道に皆さんと信頼関係を築いてゆくことが必要だと考えています。今年のような不作の年にこそ、農家はいつも以上に説明を尽くす必要があり、この状況をうまく逆手にとれば、消費者の皆さんに農場の現状をより深くお伝えしながら農場の素顔をお見せして、「顔の見える関係」を築いてゆく良い機会にできます。

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