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2017年1月19日 (木)

雑草の季節が終わって    平成28年11月3日

 

雑草の季節が終わって    平成28年11月3日

 

向寒の候、みなさん、いかがおすごしでしょうか。

 先日、小林農場の野菜をたべてくださっている複数の方々より、最近の小林農場のカボチャは煮ると水っぽくなるというご感想をいただきました。10月の中旬までに大きな形のカボチャはだいたい出荷し尽して、最近は小さな形のカボチャも出荷し始めていたのですが、カボチャは小さいと中身の食味も劣っている場合があります。

 カボチャは人気の高い作物なので、やはり野菜セットにはできるだけ最良のカボチャを選んで入れたいもの。しばらくはカボチャに代わって、10月中に畑より掘り出して今まで出荷しないで温存していたサツマイモを出荷してゆきたいと思います。

 寒さに弱いサツマイモを貯蔵しておけるのは、本格的に寒くなる12月まで。12月の後半になれば、冬にも貯蔵できる白カボチャが熟成して食べ頃を迎えます。カボチャには、12月より野菜セットに再登場してもらおうと思います。

 今の時期にカボチャもサツマイモもどちらも同時に野菜セットにたくさん入れられれば「食欲の秋」にふさわしい華やかなセットを作れたでしょうが、どちらも今年は不作でした。不作の原因は、畑の雑草を抑えきれずに草だらけにしてしまい、これらの作物のツルが日光を十分に浴びられず、生育が停滞したからです。

 これらの作物は「救荒作物」と呼ばれて土を選ばずどこでもよく生育し、雑草さえ抑えられればたくさんの実りをもたらしてくれます。プロの野菜農家ならば、カボチャとサツマイモくらいはたくさん収穫できていないといけません。来年は、苗を畑に植えた後に畑全体をモミガラなどで覆って、雑草を発芽させないようにしようと思います。

 今年こそは除草作業に力を入れて作物を雑草から守ろうと決意して臨みましたが、けっきょくいつもどおり、雑草の勢いにはかないませんでした。今までの体力勝負の除草作業ではダメなので、来年は今までとは違う頭を使ったやり方を導入してゆきたいと思います。

 秋も深まり、夏の頃は刈っても刈ってもすぐに勢いよく伸びてきた雑草も生育を止め、畑の光景も落ち着いてきました。冬の間は、雑草と争わなくてすむでしょう。

 雑草は、与えられた命を必死に生き切ろうとしているだけで、農家の邪魔をしてやろうと悪意を持って作物の周りに生えてくるわけではありません。私も、自分が育てている作物を守るために雑草を引き抜いているだけで、雑草を憎んでいるわけではありません。

 人の役には立たない草ということで「雑草」などとひとまとめに雑な呼び名で呼ばれてしまっていますが、この「雑草」と呼ばれているそれぞれ個性を持った草たちは、生育するのに人の手助けを必要とする作物よりももっとその土地に馴染んで自生している、土着の住民です。放っておいたら雑草が地面を一面に緑色に染めてしまう日本列島の豊饒な土を、日本人として誇りに思いますし、勢いよく育つ雑草は、土の豊かさの象徴だと思っています。

 

 

 

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