平成28年 白菜の栽培
1月6日 白菜
今回出荷した白菜。白菜をたくさんお食べになる方々には物足りない大きさかもしれませんが、食べきりやすくて冷蔵庫にもしまいやすい、扱いやすい大きさかもしれません。
味は抜群に良いです。寒さに当たって味が濃くなって、ちょっと火を通しただけでも味付けしなくてもおいしく食べられます。
去年は白菜をうまく栽培できませんでした。多くの白菜が大きく太ってくれませんでした。
不作の原因は、まず、8月17日に種まきして育てた白菜が、ネキリムシという害虫によって全滅させられたこと。
その後の8月27日に種まきして育てた白菜は、虫害は回避できましたが、白菜の種を播く時期としては遅すぎたみたいで、寒さが厳しくなる12月までに十分に太ることができませんでした。日当たりがあまり良くない畑で栽培したのも、良くありませんでした。
12月に入れば白菜は寒さのために傷んでしまうので、固く結球して収穫時期を迎えた白菜を全部畑より収穫して、室内に移して防寒しています。今回は、12月に収穫できた白菜が、わずかな数しかありませんでした。
12月の時点で、左の写真のように、結球しないまま冬を迎えてしまった白菜が多かったです。
ところが、こんな寒さの中でも、その速度は落としながらも、少しずつ生育しているようです。時々、白菜畑に足を運ぶと、ぽつりぽつりと新たに結球している白菜を何個か見つけることができるので、その度に収穫して、室内に移動したり、出荷したりしています。
左の写真は12月以降に結球した白菜。12月に入ったばかりの頃は、上の写真のように結球していなかったと思います。
毎朝、畑の気温は氷点下となって霜で真っ白になりますが、それでも畑に残された白菜は寒さで凍死することなく、生育し続けています。早朝は霜を受けてカチカチに凍っていますが、昼に日が出ると蘇生してくれます。
白菜は固く結球した後は寒さに弱くなってしまうので、なんとなく丸く結球したらできるだけすぐに収穫するようにしています。ふわふわのセーターが冷えにくいのと同じ原理で、白菜も、葉が固く結球する前のふわふわの葉の状態ならば、寒さに耐えられるようです。
本当は白菜を栽培していた畑を耕して次の作物の栽培の準備をしたいのですが、もうしばらくまだ結球していない白菜が結球してゆくのを待ちたいと思います。
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