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2017年1月

2017年1月31日 (火)

1月30日の野菜セット(作物の凍結について)

今回の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、人参、大根、カブ、紫首カブ、里芋、カボチャ、白菜、ほうれん草、小松菜、みぶ菜、京菜

1月30日 カブ

冬になると毎朝霜が降りて土の表面が凍るので、秋に収穫時期を迎えたカブの上にたっぷりと土をかぶせて防寒して、冬の間、少しずつ土より掘り出して出荷しています。今年は日当たりの良くない畑でカブを栽培したため、土の冷え込みが厳しく、防寒しきれませんでした。この失敗は、良い勉強になるでしょう。

厳しい寒さが続いていた先週、カブを土から掘り出して収穫してみたら、カブ全体が凍ってしまっていて、氷の塊みたいになっていました。この状態では出荷できないので、カブを収穫することをやめて、出荷をあきらめました。

3月のような暖かい陽気が続いたこの週末に、またカブを土から掘り出して収穫してみたら、今度は通常の状態で収穫できて、出荷できました。

とても冷え込んだ日に凍ってしまっても、そのまま傷んでダメになってしまうのではなく、暖かくなった日には解凍されてまた元に戻っていました。作物にはそのような復元力が備わっているようです。

ただ、何度も凍結と解凍を繰り返していれば、やはり中身の肉質はスカスカになっていって、徐々に品質がおちてゆくと思います。

また寒さが戻って凍結してしまう前に、畑にのこされているカブを全部、土より掘り出して、冷蔵庫の中に移しました。この時期は、冷蔵庫は野菜を凍結させずに保温してあげる「温蔵庫」としても利用できます。

冷蔵庫の中のカブをできるだけ早く出荷しきってしまおうと思います。2月に入ったらすぐに、秋作のカブはなくなるでしょう。

間もなく、春作のカブの種まきが行われます。これらが収穫・出荷されるのは、4月になってから。秋作は固くて丈夫そうな品種を選んで栽培してみましたが、春作は柔らかくて風味があるような品種を選んで栽培してみようと思います。

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2017年1月29日 (日)

栽培暦 1月22日~1月28日(今年の春作の播種暦)

この週の仕事の内容です。

収穫・出荷  整理整頓  温床の作成  物置小屋の屋根を作成

いよいよ来週より今年度の春作の種まきが始まります。種まきの前半戦の幕開けです。

小林農場の春作の播種暦をまとめてみました。

2月上旬  

   レタス(~3月上旬まで、3,4回に分けて播種)

   サニーレタス(~3月上旬まで、3,4回に分けて播種)

   トンネル栽培の小松菜、ほうれん草などの葉物野菜(~2月下旬まで2回くらいに分けて播種)

   トンネル栽培のカブ(~2月下旬まで2回くらいに分けて播種)

   トンネル栽培の二十日大根(~2月下旬まで2回くらいに分けて播種)

   トンネル栽培の大根

   トンネル栽培の人参

2月中旬

  キャベツ(~3月上旬まで3,4回に分けて播種)

  ブロッコリー(~3月上旬まで3,4回に分けて播種)

  カリフラワー(~3月上旬まで3,4回に分けて播種)

  コールラビ(~3月上旬まで3,4回に分けて播種)

  白菜(~3月上旬まで3,4回に分けて播種)

  シュンギク(~3月上旬まで3,4回に分けて播種)

2月下旬

  カキ、栗、スモモなどの果物の樹の苗の定植

  山菜の定植

3月上旬

  ジャガイモ

  ナス類 

  ピーマン類

  甘とうがらし

  赤トウガラシ

  シイタケ

3月中旬

  小松菜やほうれん草などの葉物野菜(~5月上旬まで6,7回に分けて播種)

  人参(~4月中旬まで3回くらいに分けて播種)

  カブ(~5月上旬まで5回くらい分けて播種)

  二十日大根(~5月上旬まで6,7回に分けて播種)

3月下旬

  ネギ類

  ニラ

  アスパラガス

4月上旬

  トマト類

  里芋

  ヤマイモ

  大根

4月中旬

  モロヘイヤ(5月上旬まで3回くらいに分けて播種)

  クウシンサイ

  バジル(ハーブ類)

  青シソ

4月下旬

  キュウリ(~8月まで3回に分けて播種)

  カボチャ 

  ズッキーニ

  ゴーヤ

  トウガン

  マクワウリ

  サヤインゲン(~7月まで3回に分けて播種)

  ラッカセイ

5月中旬

  オクラ

  ハヤトウリ

5月下旬  

  サツマイモ

  ヤーコン

  トウモロコシ(~6月下旬まで5回くらいに分けて播種)

  フダンソウ(~6月下旬まで5回くらいに分けて播種)

6月中旬

  ゴボウ 

7月上旬

  大豆

  小豆

Dscf0842 先週、野菜の苗を防寒しながら育てるための温床を作り、種まきの準備を整えました。    

 

 

2017年1月28日 (土)

平成29年1月27日の野菜セット(種イモについて)

今回の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、人参、大根、里芋、カボチャ、白菜、ほうれん草、小松菜、水菜、京菜、乾麺(うどん)

1月27日 里芋

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里芋の生育のし方は独特です。まず畑に種イモが植え付けられた後、種イモから形の大きな親イモが1個、派生します。その後、その親イモから5~10個くらいの小さな子イモが派生します。

上の写真では、中央の丸い大きなイモが親イモで、そのまわりのエビのように反っているイモが子イモです。

この里芋は主に子イモを食用とする品種で、親イモは傷みやすくてあまり食用にはされません。小林農場では親イモも捨てずに大事に出荷しています。親イモを出荷する前には、傷んでいないか注意深く確認しています。

料理すると子イモはねっとりとした食感ですが、それと比べると親イモはほっくりとした食感になります。食べ比べると、おもしろいかもしれません。

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収穫された里芋を春まで貯蔵すれば、やがて芋から芽が伸びてゆきます。小林農場ではそれらのイモを種イモとして畑に植えています。次の秋にはその種イモからたくさんのイモが派生して収穫されてゆきます。

皆さんにお届けしている里芋も、食べずに土の中に埋め戻せば、やがて芽を伸ばして生育を開始するでしょう。食用のイモは、種イモにもなります。

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じゃがいもも同じように、春まで貯蔵していれば、種イモとして使用できます。ただ、ジャガイモの場合は、いろいろな理由で、食用のじゃがいもを種イモにするよりも、店で販売されている北海道産の種イモを購入して作ったほうが、良質なじゃがいもを作ることができるようです。

日本で販売されているじゃがいもの種イモはほとんどが北海道で生産されていますが、お店の方に話を聞くと、去年は北海道は台風の被害を受けたため、今年の種イモは品薄だと言っていました。まだ1月だけれど、早めにほしい品種の種イモを購入し始めています。

今年は、少しくらいは試しに食用に保存しているジャガイモを、種イモとして畑に植えてみようかと思います。本当に食用のじゃがいもは種イモとして劣っているのかどうか、実際に確かめてみたいと思います。

食用のじゃがいもを種イモにする場合は、病気にかかったことのない健全なイモを選抜することが大事。小林農場のじゃがいも畑では、今までじゃがいもが病気にかかって困った記憶があまりありません。

2017年1月26日 (木)

ハレの日  平成28年11月24日

ハレの日  平成28年11月24日

陽だまりの恋しい季節となりました。みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  地元の手作り青空市「SATOYAMAヘルシーマーケット」が先日開催され、小林農場も野菜を持参して出店しました。曇り空の寒い中、多くのお客さんが会場まで足を運んでくださいました。小林農場の野菜を普段から食べてくださっている方々の姿も見られました。

  現在小林農場が収穫している人参の品種は「小泉冬越し五寸」といって、通常市販されている人参と比べて橙色が薄いのですが、人参の香りがしっかりと味わえる品種です。この人参のおいしさを会場に訪れたお客さんにお伝えするために、人参のきんぴら炒めを料理して試食品として持参しました。味付けはごま油と醤油のみ。試食されたお客さんは、砂糖が加えられていないのに人参が十分に甘いことに驚き、人参を買ってくださいました。

ハヤトウリも青空市で販売しました。この野菜はぬか漬けにするとおいしいのではないかと思いつき、先週手に入れた米ぬかを仕込んで、ハヤトウリを漬けて、試食品としてハヤトウリのぬか漬けを持参しました。青空市の他の出店者の皆さんにも味見をしていただいたら好評で、持ってきた試食品は全部、たいらげられました。ハヤトウリも完売しました。

今後はハヤトウリのぬか漬けは、我が家のご飯の良きお供として食べられてゆくことでしょう。ハヤトウリはまだ多くの方々には馴染みのない野菜です。試食品を作る過程で、皆さんにおすすめできるハヤトウリのおいしい食べ方を一つ見つけることができました。

小林農場で生産している小麦粉の品種は「南部」。国産の小麦粉の中では粘りが強くて、パン作りにも使われます。青空市に、南部小麦粉で作ったパンを試食品として持参しました。   

現在はホームベーカリーという家電で自家製のパンを作って楽しむご家庭が多く、私も以前購入してみたホームベーカリーを初めて使用して、南部小麦でパンを作ってみました。重さを測って合わせたパンの材料をホームベーカリーの中に入れてスイッチを押せば、後は自動的に機械が材料をこねて焼いてくれて、数時間でパンが出来上がります。こんな風に作られたパンでも、味は上々。忙しい現代人が焼きたてパンを楽しむのにこの家電は心強い味方だと思い、青空市にホームベーカリーもいっしょに持参して展示してしまいました。

畑仕事が忙しくなると、料理にかける時間を削り、今まで試したことのないような料理方法を試してみるゆとりがもてなくなります。たいてい適当に食材を包丁で切って料理油で炒めて塩や醤油で簡単に味付けしてさっさと料理をすますことが多いです。

青空市のようなハレの日になると、気持ちの持ち方が切り替えられます。畑仕事は脇に置いて台所で食材とじっくり向き合い、丁寧に時間をかけて試食品を料理しました。

自分の腹を満たすためではなく、お客さんにおいしく試食していただくことを目的にして作りました。お客さんよりおいしいというご感想をいただけたので、今後も小林農場の農産物の風味を、皆さんにもっと自信を持って力説できるような気がいたします。

2017年1月25日 (水)

平成29年1月23日、24日の野菜セット(ほうれん草の収穫方法について)

今回の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、人参、大根、カブ、紫首カブ、里芋、カボチャ、白菜、ほうれん草、小松菜、みぶ菜、京菜

寒さが厳しくなってきて、露地の葉物野菜も、枯れ葉が目立つようになってきました。葉物野菜を収穫した後、それらの枯れ葉を取り除いてから商品として出荷します。

Dscf0839今回収穫した京菜は、いつもより丁寧に見渡して枯れ葉を取り除き、見栄えを整えてみました。前回は水菜を野菜セットに入れてみましたが、水菜は特に枯れ葉が目立って出荷するのに手間がかかったので、今回は水菜の代わりにみぶ菜を入れてみました。

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冬の葉物野菜の中でダントツに親しまれているのがほうれん草です。寒さにものすごく強く、ほとんど虫害を受けることなく、他の葉物野菜と比べると出荷作業が楽なありがたい葉物です。

ほうれん草は冬になって日が短くなると、できるだけ日の光を体いっぱいに浴びようとして、葉を地面に張り付くようにして横に広がる習性があります。葉は座布団のような姿になります。

これが本来の冬のほうれん草の姿なのかもしれませんが、座布団の形になってしまうと、生産者としては束ねたり袋に入れたりしにくくなって出荷作業に手間がかかり、消費者としても料理しにくいと思います。

小林農場のほうれん草畑ではでは、できるだけほうれん草とほうれん草の間隔を密に保ち、葉を横に広げるようにするのではなく、縦に伸びるように育てています。

Dscf0836_2現在の小林農場のほうれん草の姿。葉は縦に伸びています。作物と作物の間隔を調整することにより、自分の望むような姿に生育させます。

あまりに間隔が狭すぎてもほうれん草は小さなまま大きく育たないので、まだほうれん草がそんなに大きくないうちに少しだけ間引いて間隔を広げています。間引かれたほうれん草は捨てずに、直売所などに出荷しています。

「大きくなったほうれん草から間引いていけば、まだ小さかったほうれん草がそのうち大きくなって後から収穫されてゆく」というのが「間引き出荷」の基本的な考え方です。うまくできれば、長い間、ほうれん草の出荷を楽しむことができます。

しかし、よく観察していると、大きくなるのが遅いほうれん草は、いつまで経っても小さなままでなかなか大きくならない傾向があるようです。先に大きなほうれん草ばかりを間引いてしまうと、後には小さなほうれん草しか収穫できなくなることが多いです。

3月が終わる頃までほうれん草を皆さんが受け取りやすい形にして出荷し続けたいと思っています。なので、どこの畑のほうれん草からどのようなやり方で収穫してゆくのか、いろいろとかけひきしています。

Dscf0806現在、少しずつ間引いているホウレンソウ畑。

2017年1月22日 (日)

栽培暦 1月15日~1月21日(今年の土作りの方針について・その2)

この週の仕事の内容です。

収穫・出荷  整理整頓  除草  トラクター耕  有機物の確保(鶏ふん堆肥、米ぬかなど)  施肥  堆肥を作成  物置小屋の屋根を作る

以下は今年の小林農場の土作りの方針について

堆肥の作成についての注意点

・堆肥の材料・・・「短期間で分解しやすい有機物」と「長期間、分解しにくい有機物」を組み合わせて作ります。

分解しやすい有機物とは・・・米ぬか、鶏ふん、おから など、サラサラとした粉っぽい感じのもの。分解すると畑で暮らす生物たちに「エサ(栄養)」の源になる。

分解しにくい有機物とは・・・モミガラ、麦わら、落ち葉 など、ガサガサとがさばっているもの。分解してゆく過程で畑で暮らす生物たちに棲みやすい「棲み処」となる。

「分解しやすい有機物」と「分解しにくい有機物」をどのくらいの割合で混ぜれば良いのか?専門的な言い方をすれば、CN比が25~40くらいになるように組み合わせれば良いらしいですが、簡単な言い方をすれば、体積比で2:8くらいに組み合わせれば良いようです。

・ボカシ肥・・・「分解しやすい有機物」の割合が高い堆肥を特に、「ボカシ肥」と言います。すぐに分解して畑で暮らす生き物たちに栄養を与えるので、施肥すればすぐに効果が現れます。あらかじめ冬の間にボカシ肥を作っておくと、後々、肥料が欲しいときに便利だと思います。

有機物を施す時期・施し方

作物が作付けされる1か月前には施して、土と馴染ませておきます(そのためには、前もってどこの畑にどの作物を育てるのか、長期の作付け計画を頭の中で整理しておくこと)。

堆肥や肥料が土に馴染む前に作物を作付けしてしまうと、生育障害が発生したり害虫がたくさんやって来たリする場合があります。

以前はよく、「堆肥はしっかりと発酵させた完全に熟したものでなければ畑に散布してはいけない」「未熟な堆肥を散布すると障害が発生する」と言われていましたが、今は、完熟していない堆肥でも畑に散布している実例が増え、その施肥方法でも問題なく作物を栽培している事例が増えているようです。

また、熟さずに生のままの状態で有機物を畑に散布したほうが、畑の中で有機物が発酵し、その過程が土に良い影響を及ばしてゆくという意見もあります。

実際、堆肥の材料を畑に持ち運んで堆肥場に降ろして、時間と労力を費やして堆肥を発酵させて完熟するまで待って、またその堆肥を積んで畑に散布してゆく作業は、ものすごく手間ですし時間もかかるし、設備も必要になってくるでしょう。

例えば、たくさんの家畜を飼育している畜産農家が、毎日排出される大量の家畜ふんを堆肥の材料にして手間をかけて堆肥を作ることは、排出物を有効に処理してゆくためにも価値のある作業だと思います。いっぽう、小林農場のように家畜を飼っていない農場は、できるだけ堆肥作りの手間を省くやり方を考えると良いと思います。

Dscf2064地元の養鶏所まで軽トラックを走らせて、鶏ふん堆肥をたくさんいただいてきました。これらをそのまま、1か月先に作物を作付けする予定の畑に軽トラックを入れて、散布。しばらくは畑の中で発酵しながら、作物が作付けされる頃には土に馴染んでいると思います。

自分の施肥方法が作物の生育に悪影響を及ぼしていないかどうか、常に作物の生育の様子を観察して、改善が必要であれば改善してゆきます。

 

2017年1月21日 (土)

平成29年1月20日の野菜セット(冬の白菜の保存状態について)

今回の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、人参、大根、カブ、紫首カブ、里芋、カボチャ、白菜、ほうれん草、小松菜、水菜、京菜

今回は、うっすらと雪が降る中での野菜セットの配送となりました。

金曜日の配送日で皆さんのお宅に野菜セットをお届けする時間帯が、次第に遅くなってきています。もっと配送の時間帯を早くして時間にゆとりのある配送ができるように、出荷作業を見直してみたいと思います。

来週の金曜日より、皆さんのお宅に野菜セットをお届けする時間帯を少しずつ早めてゆきたいと思います。

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1月20日 白菜

前年の秋に収穫時期を迎えた白菜を全て畑より収穫して、霜の当たらない屋内に移して防寒しています。そのようにして貯蔵した白菜を冬の間、少しずつ出荷しています。

上手に貯蔵すれば3月まで白菜を無事に出荷できるのだけれども、どうしても1月頃より葉が傷んでしまって出荷できない白菜が現れ始めて、白菜の貯蔵方法は小林農場の課題の一つでした。

今回は白菜を一つ一つ新聞紙にくるんで貯蔵してみました。今までのところ、傷んでしまうような白菜はほとんど見られず、いつもの年と比べて良い状態で保存ができています。

おそらくそれは、新聞紙のおかげだと思います。新聞紙には、野菜のまわりの温度や湿度を常に適正に保たせてくれるような、不思議な力があるのだと思います。

いつもの年のように大量に白菜が収穫されれば、いちいち一つ一つの白菜を新聞紙でくるむような手間をかけてなんかいられませんが、今回は白菜は不作でほんのわずかな数しか収穫できませんでしたので、一つ一つ丁寧に新聞紙をくるむ余裕がありました。

ちなみに、野菜セットを配送している時に皆さんのお宅から古新聞をたくさんいただけたので、それらの新聞紙を有効に利用させていただきました。

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現在、出荷している白菜。長い間、根は土から離れているので、どうしても結球部の表面の葉はシナシナと水分が抜けたような感じになりますが、切ってみれば、内側からおいしそうな張りのある葉が姿を現します。

白菜を屋内に移さずに、畑で白菜の上に資材をかぶせて防寒する方法もあります。そうすると白菜の根が土から水分を吸収するので、結球部の表面の葉まで張りが保てるようです。

私も次に白菜がたくさん収穫できれば、この保存方法を少しだけ試してみたいと思います。

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去年の秋のうちに結球しなかった白菜もたくさんありました。

冬に入り12月中は、それらの白菜は少しずつ生育してぽつりぽつりと結球してゆくものもありましたが、1月に入ってからは生育を止めて、おそらくもう、結球する白菜は現れないでしょう。

これらの結球しなかった白菜、自分が食べる漬け物にでも利用しようかな。

2017年1月19日 (木)

学校給食訪問記  平成28年11月20日

学校給食訪問記  平成28年11月20日

落ち葉が風に舞う季節となりました。みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  私の地元の保育園、小学校、中学校の学校給食では、地元産の食材を利用してゆく「地産地消」が推進されています。小林農場も、給食用食材を供給している生産者グループに入れていただき、ジャガイモを出荷させていただいてきました。

  給食用のジャガイモの需要はとても多いです。先日、近所の農家の方より、ジャガイモ掘り機をいただけました。この機械を使いこなせれば、ジャガイモの収穫作業の効率を上げることができるでしょう。給食用ジャガイモの大量生産をする準備が整いました。

農村に長く住んでいると、この様に、買えば数万円もする機械や道具を近所の農家から譲ってもらう幸運に恵まれることもあります。私も高齢になって農家を引退することになったら、自分の機械や道具を近所の若い農家に譲りたいと思っています。

給食用食材を出荷している生産者は、定期的に学校側からの招待を受けて学校の教室を訪れ、子供たちといっしょに給食を食べます。校長先生をはじめ、教職員のみなさんの生産者に対する対応はいつも親切で丁寧で、生産者が大切にされているように感じました。

  「手を合わせてください」の掛け声を受けて子供たちが全員手を合わせて「手をあわせました。」と声を合わせ、それからみんなで「いただきます」。これが給食を始める前の毎日行われている慣習のようです。「食事をする」とは、要するに自分が生きてゆくために他の生き物を殺して食べることで、食べ物を漠然と食べてはいけないと思います。子供のうちから「いただきます」のあいさつを儀式のように習慣づけることは良いことだと思います。

  この秋に私が小学校の給食におじゃました時には、栗ご飯が食べられました。私が子供だった頃は給食にパンをよく食べていましたが、現在の給食では、お米がよく使われているようです。日本列島は温暖な気候で雨もよく降るから、お米がよく実ります。その地域でよく採れる作物を優先して子供たちに食べさせることは、すばらしい食育だと思います。

  私が子供の頃と同じように、牛乳も毎日、給食についてくるようでした。今の子供たちは、ご飯と牛乳という組み合わせに、あまり違和感を感じていないように見えました。

  「1日に何個くらいジャガイモを掘り出すのですか?」と女の子に質問されたので、とっさに「1000個くらいかな」と答えると、女の子は目を丸くして「すごい」と驚いてくれました。農場に戻った後にちゃんと計算してみたら、だいたい私が収穫したジャガイモの数は、1日平均して1000個くらいでした。子供にウソを教えていなくてよかったです。

  私達の社会が幸せでいられるには、地域共同体の中で人々が絆を深めてゆけるかどうかにかかってきます。学校側からのジャガイモのたくさんの需要量にお応えしてゆくには、小林農場の生産力ではまだ低すぎます。学校給食に届けられる野菜をもっと増やして地元の子供たちに食べてもらうことができるようになれば、それは農家としての素敵な地域貢献の在り方だと思いますし、小林農場らしい地域貢献方法だとも思います。

雑草の季節が終わって    平成28年11月3日

 

雑草の季節が終わって    平成28年11月3日

 

向寒の候、みなさん、いかがおすごしでしょうか。

 先日、小林農場の野菜をたべてくださっている複数の方々より、最近の小林農場のカボチャは煮ると水っぽくなるというご感想をいただきました。10月の中旬までに大きな形のカボチャはだいたい出荷し尽して、最近は小さな形のカボチャも出荷し始めていたのですが、カボチャは小さいと中身の食味も劣っている場合があります。

 カボチャは人気の高い作物なので、やはり野菜セットにはできるだけ最良のカボチャを選んで入れたいもの。しばらくはカボチャに代わって、10月中に畑より掘り出して今まで出荷しないで温存していたサツマイモを出荷してゆきたいと思います。

 寒さに弱いサツマイモを貯蔵しておけるのは、本格的に寒くなる12月まで。12月の後半になれば、冬にも貯蔵できる白カボチャが熟成して食べ頃を迎えます。カボチャには、12月より野菜セットに再登場してもらおうと思います。

 今の時期にカボチャもサツマイモもどちらも同時に野菜セットにたくさん入れられれば「食欲の秋」にふさわしい華やかなセットを作れたでしょうが、どちらも今年は不作でした。不作の原因は、畑の雑草を抑えきれずに草だらけにしてしまい、これらの作物のツルが日光を十分に浴びられず、生育が停滞したからです。

 これらの作物は「救荒作物」と呼ばれて土を選ばずどこでもよく生育し、雑草さえ抑えられればたくさんの実りをもたらしてくれます。プロの野菜農家ならば、カボチャとサツマイモくらいはたくさん収穫できていないといけません。来年は、苗を畑に植えた後に畑全体をモミガラなどで覆って、雑草を発芽させないようにしようと思います。

 今年こそは除草作業に力を入れて作物を雑草から守ろうと決意して臨みましたが、けっきょくいつもどおり、雑草の勢いにはかないませんでした。今までの体力勝負の除草作業ではダメなので、来年は今までとは違う頭を使ったやり方を導入してゆきたいと思います。

 秋も深まり、夏の頃は刈っても刈ってもすぐに勢いよく伸びてきた雑草も生育を止め、畑の光景も落ち着いてきました。冬の間は、雑草と争わなくてすむでしょう。

 雑草は、与えられた命を必死に生き切ろうとしているだけで、農家の邪魔をしてやろうと悪意を持って作物の周りに生えてくるわけではありません。私も、自分が育てている作物を守るために雑草を引き抜いているだけで、雑草を憎んでいるわけではありません。

 人の役には立たない草ということで「雑草」などとひとまとめに雑な呼び名で呼ばれてしまっていますが、この「雑草」と呼ばれているそれぞれ個性を持った草たちは、生育するのに人の手助けを必要とする作物よりももっとその土地に馴染んで自生している、土着の住民です。放っておいたら雑草が地面を一面に緑色に染めてしまう日本列島の豊饒な土を、日本人として誇りに思いますし、勢いよく育つ雑草は、土の豊かさの象徴だと思っています。

 

 

 

2017年1月18日 (水)

栽培暦 1月8日~1月14日(今年の土作りの方針について・その1))

この週に行った仕事です。

収穫・出荷  片づけ  物置小屋、ハウスの建設  有機物の確保(落ち葉など)

今年の小林農場の土作りの方針をまとめてみました。「作物栽培と土作りを組み合わせてゆく」ことを意識してみました。

小林農場の身の回りで手に入る有機物

  落ち葉、米ぬか、もみ殻、鶏ふん堆肥、牛ふん堆肥、麦わら、稲わら、草、我が家の残飯や出荷しきれなかった野菜、緑肥(大豆を含む)

以上、農場内や地元で手に入る有機物を利用して、堆肥や肥料を作成したりします。

小林農場の栽培中に必要とされる有機物

キャベツ、ブロッコリー、レタス、白菜、ほうれん草 など

  肥料を必要とする作物です。これらを育てる畑には前もって、全面に有機物を施したいと思います。比較的たくさんの量の有機物が必要となるので、まわりの畜産農家から大量に入手しやすい家畜ふん堆肥を利用すると良いと思います。

ナス、ピーマン類、きゅうり、サヤインゲン、オクラなどの夏野菜やネギ

  長い期間、実を採りながら収穫される作物です。途中で肥料が切れてしまわないように、作物を植える部分のみ、肥料を埋めておきます。これらの肥料を、今年は落ち葉と米ぬかを発酵させて作ろうと思います。

ジャガイモ

  小林農場の野菜の中ではエースで4番。失敗の許されない作物です。クン炭(モミガラの炭)が芋類の生育に良いらしいので、ジャガイモを植えた周辺のみ、クン炭を施したいと思います。サトイモに施しても良いかもしれません。

カボチャ

  ツルが長く伸びてゆくので、広い面積で栽培される作物。この広い面積で雑草を茂らせないようにするには、モミガラや麦わらを畑全面に散布して覆うと良いでしょう。カボチャ栽培が終わった後、モミガラを畑の中に鋤き込みます。そうすると、土が柔らかくなると言われています。

人参、大根などの根菜類

  土が固いとうまく栽培できない根菜類。冬の間は畑で緑肥(作物栽培に有益な草)を育てて、春には大きく育った緑肥を粉砕して、米ぬかも散布しながら鋤きこみます。そうすると、土が柔らかくなって、根菜類を栽培しやすくなるようです。

野菜の苗

  落ち葉と米ぬかを発酵させれば発酵熱が出て、その熱を利用して苗を寒さから守ってあげることができます。さらに1年間熟成させると、苗を育てるための良質な床土となります。

以上の作物以外は、あまり有機物を与えなくても、まともに生育してゆけると思います。

以上のことを頭に入れながら、自分の農場に必要な有機物の量はどれくらいなのか、実際に入手できそうな量と照らし合わせながら確認しています。

ちなみに、大豆は、生育中に空気中のチッソを捕まえて土に運んでくれるため、大豆を栽培した跡は土がチッソがたくさたまって自ずと土が肥えると言われています。今年はぜひ、大豆をたくさん栽培したいと思っています。

「土作り」とは主に、畑に有機物を与えて畑の地力をつけてゆくことを言います。作物栽培と土作りを組み合わせて、作物を栽培していたら自ずと土が作られてゆくというようりなればよいと思います。

以上、「今年の小林農場の土作りの方針・その1」についてでした。その2につづく。

Dscf3088落ち葉堆肥の様子。

2017年1月17日 (火)

平成29年1月16日、17日の野菜セット(保管しているジャガイモについて)

今回の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、人参、大根、カブ、サトイモ、カボチャ、白菜、ほうれん草、小松菜、みぶ菜、京菜、押し麦

1月16日 ジャガイモ

去年の夏に収穫されて、冷暗室で保管されてきたジャガイモ。複数の品種のジャガイモを栽培してきましたが、現在は「メークイン」と「シンシア」の2種類のみが保存されています。

時間が経つにつれて、次第に保管されているジャガイモは水分が抜けてゆき、肌にシワが目立つようになります。4月頃になると、もうシワシワになって、食用としては利用できなくなります。

Dscf0797左の写真はシンシアです。だんだんシワが目立ってきました。

シワが目立つと、見栄えが悪くなるので、商品として販売しにくくなります。どうやらメークインよりもシンシアの方が先にシワシワになりそうなので、シンシアを急いで出荷しきってしまおうと思います。

最近の野菜セットに入れたジャガイモはメークインでしたが、今回はシンシアの中からまだ肌に張りがあるものを選んで、セットに入れてみました。

Dscf0816左の写真はメークイン。その肌にはまだ、シワが現れる気配がなく、肌に張りがあります。

メークインは煮崩れしにくいジャガイモとして有名です。煮崩れしにくいということは、もともと中身の水分が少ないということだと思います。だから水分が抜けてシワシワになってしまうことがそんなに早く起こらないようです。長期間の保存に向いている品種です。

確かにシワが目立つと見栄えが悪くなりますが、水分が抜ければその分だけ味が濃くなります。シワの目立つイモも、料理すればおいしく食べられます。「見た目の良し悪しだけで中身の良し悪しを判断してはいけない」ということを、ジャガイモは教えてくれます。

2017年1月15日 (日)

平成29年1月13日、14日の野菜セット(冬のカブについて)

今回の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、人参、大根、カブ、サトイモ、カボチャ、白菜、ほうれん草、小松菜、みぶ菜、京菜、押し麦

1月13日 カブ

秋に収穫時期を迎えたカブは、冬の間は、その上にたっぷりと土をかぶせて防寒しながら出荷しています。

今年のカブは保存状態があまり良くないようです。いくつかのカブの中身に黒い斑点が見られて、傷んでしまっています。おそらく、低温による障害だと思います。

いつもの年と同じような品種を育て、いつもの年と同じ時期に土をかぶせたはずなのに、なぜ、今年は保存状態が良くないのか?

今年は日が当たる時間が少ない畑でカブを保存しました。日当たりが悪いため、土の冷え込みがいっそう厳しかったのかもしれません。冬季に畑で保存する作物については、その保存場所をもう少し気をつけてみたいと思います。

外から見ただけでは中身が傷んでいるかどうかを判別することができません。1月に野菜セットの中に入っていたカブの中には、傷んでしまっていたカブも少しだけ混じっていたかもしれません。

収穫時期を迎えてから時間が経つうちに、寒さに耐えられなくて傷んでしまう作物は、どうしても出現します。収穫されたカブのうち、傷んでしまっているカブが全体の1割、2割くらいならば、皆さんに傷んでしまっているカブを取り除きながらご利用していただくようにお願いしながら、出荷してゆきたいと思います。

もし全体の4割くらいのカブが傷んでいるようであれば、商品としてふさわしくないので出荷を控えたいと思います。今後、収穫されるカブの様子を慎重に見極めながら、出荷の有無を決めてゆきたいと思います。

Dscf0812


収穫されたカブを何個か、包丁を入れて中身の状態を確認してみました。形が小さいカブほど、中身が無事である傾向があるように思いました。これらのカブは、私の昼食のおかずとなりました。

現在出荷しているカブの品種は、どちらかというと肉質が固い品種です。長い間保存するには、肉質が固いほうが良いと思いました。

秋に出荷していたカブは、肉質が柔らかくてトロリとした食感があり、味も浸みやすい品種でした。味はこれらの品種がおいしいと思いますので、次回は試しに、肉質の柔らかそうなカブの品種も、冬に出荷できるようにしてみようと思います。

2017年1月10日 (火)

平成29年1月9日、10日の野菜セット(葉物野菜の増量について)

今回の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、人参、大根、カブ、サトイモ、白カボチャ、白菜、ほうれん草、油菜、みぶ菜、京菜、押し麦

1月9日 葉物野菜

多くの作物が不作だった去年の小林農場の作物の中で、10月以降に種まきして育てた葉物野菜だけは順調に育ち、今は収穫の花盛りです。

今回は2000円セットには葉物野菜を4種類、入れました。1000円セットにも3種類、入れました。

1株が大きく育つ京菜も、立派な大きさに育った1株を1軒ずつにお届けしています。お鍋料理など、煮込んで食べられる葉物野菜です。

葉物野菜の中で最も人気が高くてよく使われるほうれん草も、今までよりも1.5倍ほど増量してお届けしています。

こんな感じで、現在の野菜セットの内容は、葉物野菜の割合を高くしています。今は寒い時期なので、すぐに傷んでしむこともなく、鮮度もそんなに落ちないだろうし、急いで全部の葉物野菜を食べきろうとしなくても大丈夫だと思います。

また、葉物野菜を簡単にゆでてから水気をしぼって冷凍保存すると、さらに長期間保存できて、食べたいときに解凍して料理することができます。葉物野菜の体積も減るので、冷蔵庫の中に納まりやすくなるでしょう。

「もう少し葉物野菜の量を減らしてほしい」というご要望があれば、柔軟に対応させていただこうと思います。「もっと葉物野菜の割合を増やしてほしい」というご要望があれば、喜んでご要望にお応えしたいと思います。

2017年1月 8日 (日)

野菜やりくり  平成28年11月11日


野菜やりくり  平成28年11月11日

霜寒の候、みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  長ネギは9月頃より収穫され、真冬の厳寒期でも枯れてしまうことなく、4月まで出荷し続けてゆくことのできる、とても頼りになる作物です。その長ネギが、今年は不作でした。

毎年4月は端境期(はざかいき)で、出荷できる野菜の種類数が極端に減ります。なんとか4月には出荷できるネギを畑に残しておきたいので、早々と長ネギを出荷し尽くしてなくなってしまわぬように、現在は長ネギを「倹約中」。野菜セットに入れることを度々、お休みしています。

カボチャなどの貯蔵している野菜も、同じような理由で出荷を控えて「倹約中」です。  冬の間に出荷してゆく予定だった野菜のほとんど全部が、今年は不作でした。冬が来る前に貯えることのできた貯蔵野菜は、今年は少ないです。

  やはり私たちの食卓にとても馴染み深い長ネギが野菜セットから抜けると寂しいと思う方もいらっしゃると思います。全く長ネギが畑にないというわけではないので、もし長ネギをご希望される方には、そのご要望に柔軟に個別対応したいと思っています。長ネギ以外の野菜についてもご要望があればなんでも、どうぞ遠慮なくご相談ください。

  玉ねぎは通常では、収穫された後は眠ったような状態になって、長い間貯蔵できます。特に小林農場が育てている玉ねぎは、来年の3月まで長期間貯蔵できる品種のはずでした。ところがどうしたことか、今年はまだ11月なのに、玉ねぎは眠りから目覚めて、中心部からどんどん新芽が伸ばしてしまいました。玉ねぎはもう、食用として長期間貯蔵できそうもないので、出荷を控えずに優先的にどんどん出荷してゆこうと思います。

ありがたいことに、少しずつではありますが、野菜セットを購入してくださる方々が着実に増えています。今年の小林農場の野菜セットは不作のために最良の状態ではないのですが、それでも「おいしい」と言ってくださって新たに野菜セットの定期購入を始めてくださる方もいらっしゃいました。

不作でも、手元に残っている野菜を上手にやりくりすれば、野菜セットをちゃんとした形に整えてお届けできそうです。次の春が来るまで、長く貯蔵ができそうな野菜を後まで残し、他は先に出荷してゆき、出荷する順番を見極めながら乗り越えてゆきたいと思います。

もっとたくさんの方々に小林農場の野菜を購入していただければ、農場は長期間安定して生計を成り立たせていけるようになります。でも、不作で出荷できる野菜が少ないと、どうしてもこれ以上に販路を広げてゆくことに不安を感じて及び腰になりがちです。

少ない貯えを上手にやりくりすることにより自分の心の中の不安を払拭して、ためらわずに販路開拓を続行してゆきたいと思います。もし皆さんのまわりにおいしい野菜に興味をお持ちの方がいれば、小林農場の野菜セットをご紹介していただくとありがたいです。

2017年1月 7日 (土)

平成28年 白菜の栽培

1月6日 白菜

Dscf0777今回出荷した白菜。白菜をたくさんお食べになる方々には物足りない大きさかもしれませんが、食べきりやすくて冷蔵庫にもしまいやすい、扱いやすい大きさかもしれません。

味は抜群に良いです。寒さに当たって味が濃くなって、ちょっと火を通しただけでも味付けしなくてもおいしく食べられます。

去年は白菜をうまく栽培できませんでした。多くの白菜が大きく太ってくれませんでした。

不作の原因は、まず、8月17日に種まきして育てた白菜が、ネキリムシという害虫によって全滅させられたこと。

その後の8月27日に種まきして育てた白菜は、虫害は回避できましたが、白菜の種を播く時期としては遅すぎたみたいで、寒さが厳しくなる12月までに十分に太ることができませんでした。日当たりがあまり良くない畑で栽培したのも、良くありませんでした。

12月に入れば白菜は寒さのために傷んでしまうので、固く結球して収穫時期を迎えた白菜を全部畑より収穫して、室内に移して防寒しています。今回は、12月に収穫できた白菜が、わずかな数しかありませんでした。

Dscf315112月の時点で、左の写真のように、結球しないまま冬を迎えてしまった白菜が多かったです。
ところが、こんな寒さの中でも、その速度は落としながらも、少しずつ生育しているようです。時々、白菜畑に足を運ぶと、ぽつりぽつりと新たに結球している白菜を何個か見つけることができるので、その度に収穫して、室内に移動したり、出荷したりしています。

Dscf3152左の写真は12月以降に結球した白菜。12月に入ったばかりの頃は、上の写真のように結球していなかったと思います。
毎朝、畑の気温は氷点下となって霜で真っ白になりますが、それでも畑に残された白菜は寒さで凍死することなく、生育し続けています。早朝は霜を受けてカチカチに凍っていますが、昼に日が出ると蘇生してくれます。

白菜は固く結球した後は寒さに弱くなってしまうので、なんとなく丸く結球したらできるだけすぐに収穫するようにしています。ふわふわのセーターが冷えにくいのと同じ原理で、白菜も、葉が固く結球する前のふわふわの葉の状態ならば、寒さに耐えられるようです。

本当は白菜を栽培していた畑を耕して次の作物の栽培の準備をしたいのですが、もうしばらくまだ結球していない白菜が結球してゆくのを待ちたいと思います。

平成29年1月6日、7日の野菜セット(冬の白菜について)

今回の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、人参、大根、カブ、カボチャ、ヤーコン、白菜、キャベツ、サニーレタス、ほうれん草、油菜、みぶ菜、京菜

1月6日 白菜

Dscf0777今回出荷した白菜。白菜をたくさんお食べになる方々には物足りない大きさかもしれませんが、食べきりやすくて冷蔵庫にもしまいやすい、扱いやすい大きさかもしれません。

味は抜群に良いです。寒さに当たって味が濃くなって、ちょっと火を通しただけでも味付けしなくてもおいしく食べられます。

去年は白菜をうまく栽培できませんでした。多くの白菜が大きく太ってくれませんでした。

不作の原因は、まず、8月17日に種まきして育てた白菜が、ネキリムシという害虫によって全滅させられたこと。

その後の8月27日に種まきして育てた白菜は、虫害は回避できましたが、白菜の種を播く時期としては遅すぎたみたいで、寒さが厳しくなる12月までに十分に太ることができませんでした。日当たりがあまり良くない畑で栽培したのも、良くありませんでした。

12月に入れば白菜は寒さのために傷んでしまうので、固く結球して収穫時期を迎えた白菜を全部畑より収穫して、室内に移して防寒しています。今回は、12月に収穫できた白菜が、わずかな数しかありませんでした。

Dscf315112月の時点で、左の写真のように、結球しないまま冬を迎えてしまった白菜が多かったです。
ところが、こんな寒さの中でも、その速度は落としながらも、少しずつ生育しているようです。時々、白菜畑に足を運ぶと、ぽつりぽつりと新たに結球している白菜を何個か見つけることができるので、その度に収穫して、室内に移動したり、出荷したりしています。

Dscf3152左の写真は12月以降に結球した白菜。12月に入ったばかりの頃は、上の写真のように結球していなかったと思います。
毎朝、畑の気温は氷点下となって霜で真っ白になりますが、それでも畑に残された白菜は寒さで凍死することなく、生育し続けています。早朝は霜を受けてカチカチに凍っていますが、昼に日が出ると蘇生してくれます。

白菜は固く結球した後は寒さに弱くなってしまうので、なんとなく丸く結球したらできるだけすぐに収穫するようにしています。ふわふわのセーターが冷えにくいのと同じ原理で、白菜も、葉が固く結球する前のふわふわの葉の状態ならば、寒さに耐えられるようです。

本当は白菜を栽培していた畑を耕して次の作物の栽培の準備をしたいのですが、もうしばらくまだ結球していない白菜が結球してゆくのを待ちたいと思います。

2017年1月 4日 (水)

酉年元旦 一年の計 その2

小林農場が目指す農業は「持続可能な農業」。できるだけ自然環境に負担を与えない自然環境に優しい栽培技術を模索してゆきたいと思っています。

・土作り

野菜や米などの農作物は、長い年月をかけて人の手によって改良されてきた植物であり、もともと自然界に存在していた野山の野草とは違います。どんな土でも自生できる野草とは違い、野菜が健全に生育してゆくには、まず、人が野菜に適した土を用意する必要があります。

土作りの基本は、身近に手に入る有機物を材料にして堆肥を作り、その堆肥を畑に施して地力をつけてゆくことです。十分な有機物を確保してゆくことが大事です。

小林農場が地域内で入手できそうな有機物

  平飼い鶏の鶏ふん、米ぬか、もみ殻、落ち葉、枯れ草、麦わら、稲わら、油かす、おから、緑肥

  以上の有機物は、手間さえかければ、そんなにお金をかけなくても入手できると思います。

  もしもっとたくさんの量の有機物が必要な場合は、地域内の牛舎や堆肥工場で、大量の堆肥を安い値段で入手できそうです。

今年の目標:有機物をしっかりと確保しておくこと。できるだけ農閑期(1月~2月)のうちに有機物を確保し、畑に散布しておくこと(作物を栽培する直前に有機物を散布することを避けること。有機物が土に馴染むまでには1か月ほどの時間が必要。)

・観察重視

過剰に栄養をとりすぎると健康を損ねてしまう人間と同じで、土も、あまりたくさん堆肥を入れすぎて肥えすぎると、良い作物が作れなくなります。作物の生育の様子をしっかりと観察して土の状態を読み解き、今後の土作りの管理方法を検討してゆきます。

そのため、毎日、わずか数分でもよいから、じっくりと作物を観察する時間を設けようと思います。

作物は「嬉しい」とも「苦しい」とも何もしゃべってくれません。言葉を発しない作物の気持ちを察するには、作物が発している合図が何を意味するのか、その知識を身につけておかなくてはいけません。本とか読んで、勉強しようと思います。

今年の目標:毎日、作物の観察に時間を費やすこと。本とか読んで、作物のどこを観察すれば良いのか、自分なりの観察の着目点を確立してゆくこと。

・「人手」の確保

雑草や害虫を早め早めに退治すれば、除草剤や農薬に頼らなくても作物を無事に栽培できます。それは十二分に分かっているのだけれども、人手が足りなくて、けっきょく除草や虫捕りの作業が間に合わず、毎年、失敗しています。

人手が必要な仕事には、「人海戦術」で臨みたいです。例えば、地元のシルバー派遣センターのシルバーの皆さんに手伝いをお願いするのも、おもしろい案だと思います。

何人分もの仕事をこなしてくれる農業機械も、心強い「人手」です。去年は新たに「芋掘り機」を入手したので、ジャガイモの収穫が楽になると思います。

今年の目標:もし手元にお金があれば、「人件費」、または、「機械購入費」に費やすこと。

だいたい農産物販売の年収が300万円くらいになれば、これらにお金を費やす余裕も生まれてくると思います。

また、小林農場のように無農薬栽培などの環境保全型の農業を営んでいると、国から補助金をいただけることがあります。もし小林農場も補助金をいただくことができれば、どんどん人件費や機械購入費に費やしてゆきたいと思います。

・不耕起栽培

現在の農業では、トラクターで田畑を耕してから農産物を栽培するやり方が一般的です。

トラクターで耕せば作業効率が上がるのですが、土は風化しやすくなり、土の中の生態系も混乱します。最近の研究では、土を耕すという行為によって、土は疲弊しやすくなると言われています。

トラクターなどの農業機械を動かすには石油が必要ですが、遠い国から輸入される石油に依存した栽培技術では、いつまでたっても真の自給自足を実現することができないでしょう。

そこで最近は、土を耕さないで作物を育てる「不耕起栽培」がにわかに脚光を浴び始めてきました。私が知っている限りでは、不耕起栽培が最も自然界と調和した栽培方法だと思います。いずれは小林農場でも取り入れてゆくことができればよいと思っています。

不耕起栽培では、土の地力を維持することができても、その地力をもっと上げることは難しいと言われています。地力がない土で不耕起栽培を始めると、失敗します。まずは堆肥を散布したりして地力をしっかりとつけること。このように、不耕起栽培を始めるまでには、長い年月の準備が必要なようです。

トラクターで耕すやり方と比べて、不耕起栽培は手間がかかり、生産量を増やすことは難しいと言われています。だから不耕起栽培で生計を成り立たすことができている農家の数はとても少ないです。

しかし、その数はけっしてゼロではなく、全く不可能な話でもなさそうです。これから不耕起栽培の技術が研究されて、少しずつその技術が確立されてゆくと思います。

もし不耕起栽培がしっかりと確立されて土が自ずと豊かさを保つようになれば、「無農薬栽培」はもちろん、あまり肥料を施さなくても作物が育つようになるので「減肥料栽培」も可能になるようです。さらに石油が必要でなくなるので「減石油栽培」も実現され、もっと言えば、石油に費やすお金も必要なくなるので「減金栽培」も可能になります。

私が「下畑」と呼んでいる小林農場の一枚の畑は、この畑を私に譲ってくださった先代の農家の方が30年ほどかけて堆肥を入れ続けて土作りをされてきました。この土は、出来上がっています。このような土なら、不耕起栽培を始められるかもしれません。

今年の目標:不耕起栽培の試験の準備を始める。

2017年1月 2日 (月)

酉年元旦 一年の計 その1

年も明けて、複数の方々から年賀状をいただいております。小林家は今年は喪服中なので年賀状でのあいさつを控えさせていただいておりますが、このブログ上にて、新年のごあいさつを申し上げたいと思います。

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小林農場が目指す農業は「持続可能な農業」。まずは農家が農業で生計を成り立たせてゆくことが肝心です。

私の机上の計算では、私が農家として長期間、安定して生計を成り立たせてゆくには、300万円の年収が必要だと思います。現在の小林農場の年収は200万円くらいですが、今年の暮れまでには「年収300万円」を達成できる状況にしたいと思います。

その目標数値を達成するための道筋を考えてみたいと思います。

・野菜セット

小林農場の経営の柱が、野菜セットの販売です。

去年の後半に、新たに野菜セットを定期購入してくださる方々が増えて、今の出荷数をこの先も維持できれば、野菜セットで年間約180万円(送料を含まない)の収入が得られるでしょう。

今年の目標:今年の暮れまでに野菜セットで年間200万円の収入を得られる状態にする。

十分に実現可能な数値目標だと思います。

毎回、野菜セットを皆さんのお宅に配送し終えた後は、住宅地に立ち寄って、野菜セットの宣伝チラシを1軒1軒のお宅の郵便受けに配るようにしてきました。

だいたいチラシを500枚配れば、1軒の方よりお試しセットのご注文をいただけます。しっかりとした内容のお試しセットをお届けすれば、野菜セットを定期購入してくだるようになります。

さらに毎回、しっかりとした内容の野菜セットをお届けし続けることができれば、口コミで野菜セットをご家族やお友達に広めてくださいます。

このようにして少しづつ、野菜セットを定期購入してくださる方々が増えていってくれました。

・直売所

直売所には多くの人が集まり、農家としては農産物を販売しやすい売り場でもあります。

今年の目標:直売所への販売で年間50万円の収入を得る。

去年は直売所で46万円の収入があったので、この目標も十分に実現可能な数字です。

今では、どこの直売所にどの野菜をどれだけの量を出荷すれば売れ残らずに売り切れるのか、だいたい頭の中で把握できています。

・学校給食

地元の学校給食の食材としてジャガイモの需要が高く、たくさんの量を出荷させてくださいます。人参と玉ねぎも、比較的に給食用食材として出荷しやすい品目です。

今年の目標:学校給食用食材としてジャガイモなどを出荷して、年間15万円の収入を得る。

去年はジャガイモ掘り取り機などを入手することができて、ジャガイモを大量生産できる環境が整いつつあります。ジャガイモは学校給食だけではなく、野菜セットでも直売所でもたくさん出荷できます。

・個人の方々が経営している食品関連のお店

個人の方々が経営している食品店や飲食店にも、野菜のご注文をいただきながらお付き合いをさせていただいております。

今年の目標:食品関連のお店への出荷で年収間25万円の収入を得る。

これらの出荷先からは、ご注文をいただける時もあればご注文をいただけない時もあり、なかなか年収を予測するのは難しいのですが、がんばって25万円の収入を得れるようにしたいと思います。ちなみに去年の実際の年収は27万円でしたが、今年は控えめな数値目標にしてみました。

以上の数値目標を全部合計すると・・・

  野菜セット    200万円

  直売所       50万円

  学校給食      15万円

  食品関連のお店 25万円

  その他       10万円

これらを合計すると、年収300万円となります。

以上の中でやはり、最も伸びしろがあって確実に販路を拡大しやすいのは、野菜セットだと思います。宣伝チラシを配る手間を惜しまなければ、確実に定期購入をしてくださる方々を増やしてゆくことができます。がんばれば年収220万円くらいにまで増やせるのではないでしょうか。

とりあえず年収300万円あれば、農業で生活できると思います。欲張ってもっとたくさんの収入を得ようとしてもっと大量に作物を生産しようとすれば、除草剤や化学肥料や農薬などを使用しなくてはいけなくなるかもしれません。

年収は300万円以下ではいけませんが、300万円以上になってもいけないと、私は考えています。

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日本の農家の人口が減り続けています。新規に就農する人が増えてゆくことが期待されます。

豊かな自然の中で農業をして暮らしてゆきたいと考えている人は、実は多いのではないかと思います。でも「農業では生計が成り立たない」と思って新規就農をためらう人も多いと思います。

だから、現在、すでに新規就農している者たちが、「いいや、農業でも十分に生計を成り立たせてゆくことができる」ということを自ら証明してゆくことができれば、後に続く人は増えてゆくと思います。

お金の不安さえ解消できれば、農業ほど楽しい職業はないと、私は思っています。

2017年1月 1日 (日)

文明の力をフル活用 酉年の農場ブログ

新年のご挨拶をもうしあげます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

このブログの主な目的は、皆さんに小林農場の様子をお伝えしてゆくことですが、同時に、ブログに文章を書き出してゆくことにより私自身の頭の中を整理してゆくという重要な目的もあります。

作物栽培の基礎は観察力です。今年はもっとじっくりと作物を観察する時間を持てればよいと思います。

作物の生育している様子をできるだけたくさんデジタルカメラに撮り、その画像をパソコンに保存して、そしてブログに公開してゆきたいと思います。それらの画像をできるだけ整理して、調べたい作物の調べたい生育段階の画像を、後でワンクリックでパッと開けるようにしてゆければよいと思っています。

そのような、作物生育の観察日誌としての、または、作業日誌としての機能性の高いブログを作れたらいいなと、今まで思っていました。そんな便利な観察日誌・作業日誌があれば、私自身の仕事にもすごく役に立つし、野菜栽培に興味のある方々にも具体的な情報をお届けできると思います。

デジカメやネットなどの文明の力は、観察日誌にこそ最大限に利用できるような気がいたします。今年はデジタルカメラを常に畑に常備して、作物のいろんな表情をたくさん写真に納めたいと思っています。

以下は昨日(去年の12月31日)撮った作物の様子です。

Dscf3100葉物野菜を育てている畑。防寒用の布をかぶせて防寒。

Dscf3093こちらは防寒用の布をかぶせずに育てている小松菜。意外に寒さに強くて、葉は霜枯れすることなく青々としていました。

Dscf3110Dscf3133


左の写真は小麦畑。右の写真は大麦畑。筋状にうっすらと生えているのが麦です。

Dscf3114どうやら無事に発芽して生育してくれているサヤエンドウ。

Dscf3115


どうやら無事に生育してくれているソラマメ。

Dscf31227月頃に苗を植えて育てた株ネギ(分けつネギ)。よく分けつしています。

Dscf3095


9月頃に遅れて苗を植えて育てた株ネギ。まだ分けつしていません。4月頃までには分けつして増えてくれればよいのだけれども。

Dscf3119京菜。1株が立派に太る葉物野菜で、人の赤ちゃんの顔くらいの大きさまで大きくなります。写真は10月下旬のかなり遅い時期に苗を植えて育てている京菜。隣の携帯電話の大きさと見比べてみれば分かるとおり、まだ小さいです。

Dscf3127玉ねぎ畑。まだ苗は小さいですが、どの苗も霜枯れすることなく無事に生育しているみたいです。

Dscf312810月下旬の遅い時期に種まきしたほうれん草。まだ小さいですが、3月頃にはぐっと大きくなって収穫時期を迎える予定。
Dscf3102Dscf3101


ナタネ畑。霜に当たって冷えて、葉が紫色に変色しています。

6月に種の収穫時期を迎えます。今年こそはちゃんとナタネの種を収穫して、菜種油に加工したいと思っています。

Dscf3088落ち葉と米ぬかを発酵させて作っている堆肥です。土作りの勉強もしたいので、堆肥や自家製肥料が出来上がるまでの過程も写真に納めてゆければよいと思います。

写真をよく見ると、左側と右側の堆肥の様子が少し違うことがわかります。左側はビニールシートをかぶせて管理をして、右側は寒冷紗をかけて管理しました。

この様子の違いがいったい何を意味するのかは今は分からなくても、後になって分かる場合もあるでしょう。そんな時にまた、写真を観て確認できるように、写真をブログ上に残しておくと便利だと思います。

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