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2016年12月28日 (水)

天災?人災?    平成28年10月20日

 

天災?人災?   平成28年10月20日

秋月の候、みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  9月の長雨などの天候不順により、全国的に野菜の生育が不調となって収量が少なく、一般流通で販売されている野菜の値段がすごく高くなっているようです。おそらくみなさんも、スーパーの野菜売り場へ買い物へ行く度に、そのことを実感されていると思います。

  農薬を散布しない畑では生態系が豊かに維持され、そこで育つ作物は健全に育ち、天候不順による悪影響を受けにくいと言われています。今年のような天候にこそ、収量を落とさずに野菜をいつもどおりに供給できていれば、小林農場の無農薬栽培は多くの人々に注目されたことでしょう。でも、小林農場も収穫できる野菜は少なく、今までにない苦しい秋作となりました。農場の土にはまだ、これしきの天候不順をはね返せる力がありませんでした。

  今年は長ネギが病気にかかり、多くが畑から消えてなくなりました。天候不順が原因だと思われますが、もし私の土作りがうまくできていれば長ネギも勢いよく育って、病原菌をはね返して病気にかからなかったような気がします。

不作の原因は天候のせいなのか自分の栽培方法に問題があったのか、どちらかよく分からない場合が多いです。おそらく、どちらともなのでしょう。サツマイモも今年は収量が少なかったのですが、その原因は私がサツマイモ畑の除草作業を遅らせて草だらけにしてしまったからで、これはとてもわかりやすい「人災」でした。

キュウリは年に3回ほどに分けて苗を育てて畑に植えています。今まで7月の真夏の頃に畑に植えるキュウリは、植えられてから数日後には茎がくびれてしまってそのまま枯れて消えてしまうこと多かったです。その理由がよく分からずにいました。

今年は真夏に植えたばかりのキュウリの苗に、試しにかん水をしてあげました。すると、苗は枯れてしまわず、無事に育ってくれました。今まで真夏に苗が枯れてしまっていたのは、ただ単に私が苗に水を与えず苗を脱水状態にしてしまったからであり、天候のせいではなく、苗の気持ちを察することができなかった私による「人災」だったことをつきとめました。

初夏の5月の頃に畑に植えられるキュウリの苗は、しばらく水を与えなくても無事に根付いてくれていたので、キュウリの苗にはわざわざかん水をしなくても大丈夫だと思い込んでいました。しかし、日差しの柔らかな初夏と比べて真夏の太陽の日差しはずっと強烈なのだから、同じように管理してはいけなかったのです。作物を栽培していると、いつの間にか変な思い込みが頭に染みついてしまい、それが不作の遠因になったりします。

  作物の生育不振の原因が「天災」ならあきらめるしかありませんが、「人災」なら間違った栽培方法を改めれば、問題を解消できます。生育不振をなんでもかんでも天候不順のせいにしてしまいたくなりますが、考えてみればそれは自分の栽培方法を見直す好機をわざわざつぶしてしまうことでもあり、損な話です。「人のせいにするよりもまずは自分の行いを反省しなさい」という子供達が学校で教わる教えは、作物栽培にも活きてきます。

 

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