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2016年12月30日 (金)

小林農場育成 我が家の品種

昔の農家の作物栽培は、収穫して終わりではなく、作物の種を採って終わりでした。採種された種を翌年畑に播いて、新たに栽培が開始されました。

現在の農家は採種の手間を省いて、種苗会社が販売している種を購入することが多くなっています。小林農場でも、多くの作物の種を購入しています。

少しずつ、小林農場でも自家採種できる作物を増やしてゆきたいと思います。まず、自分の気に入る品種を探したいと思っていますが、「おいしいこと」と「収量が良いこと」の2つの要点を満たしていれば、形や色などの外見にはあまりこだわりません。

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平成28年 小林農場で自家採種された品種

南部F3(小麦)

農林六一号F3(小麦)

六条シュンライF2(大麦)

ステラミニF3(ミニトマト)

マイクロミニトマトF2(ミニトマト)

さきがけF3(ピーマン)

霜月青長F3(キュウリ)

ハヤトウリF2(ハヤトウリ)

東京五角?F5(オクラ)

マンズナルF2(サヤインゲン)

早生そら豆F3(ソラマメ)

お多福F2(ソラマメ)

赤花キヌサヤエンドウF3(キヌサヤエンドウ)

スナップエンドウF2(スナップエンドウ)

複数の品種が混ざったサトイモF6(サトイモ)

複数の品種が混ざった長ネギF2(長ネギ)

汐止晩生F2(株ネギ)

福地ホワイト六片F2(ニンニク)

緑肥用ライムギF2

品種名の最後に「F~」と数字がついていますが、例えば、2年連続で自家採種された種は3代目なので、「F3」と表記します。

種苗会社から販売されている品種の多くは、見栄えが良かったり、収量が良かったり、優れた性能が発現されるように複数の品種を交配させて新たに生み出された品種です。「F1(エフワン)種」とか「交配種」とか呼ばれています。

「F1種」は、1代目はすばらしい性能を発揮してくれるのですが、そのすばらしい性能を次の世代に引き継くことが下手な品種なので、F1種から採種しても、その種から同じようにすばらしい野菜が育つとはかぎりません。自家採種をする場合は、長い間採種され続けてきた「固定種」とか「育成種」とか呼ばれている品種を育てると良いです。

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Dscf3064


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現在出荷している、私のお気に入りの人参の品種「小泉冬越し五寸」。畑より収穫した後、形が整った人参を二〇本ほどを採種用として選び、土の中へ埋め戻しました。

これらの採種用人参が種を結実するのは、翌年の六月頃。これが私にとっての初めての人参の採種です。うまく種が採れますように。

人参の他にも、来年は、もしお気に入りの品種が見つかれば、ダイズ、アズキ、ラッカセイ、ナス、カボチャ、ズッキーニ、ゴーヤ、サツマイモ、玉ねぎでも自家採種を挑戦してみたいと思っています。

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