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2016年12月 1日 (木)

「もったいない」と「断捨離」   平成28年9月29日

「もったいない」と「断捨離」   平成28年9月29日

みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  畑仕事に欠かせない農業用機械は、新品を買うと高価ですが、一度捨てられた中古品なら安い値段で手に入れられます。小林農場でもそのような中古品を使用しています。でも中古品はやはり壊れやすく、修理費にお金がかかることもあります。

私が何度もお世話になっている近所の機械整備屋さんでは、廃品となった機械を分解して、それらを創意工夫して機械修理の材料として利用しています。新品の部品を取り寄せなくてすむので、できるだけ修理費を安くして修理してくださいます。近くにこのような整備屋さんがいてくれると、安心して中古の機械を購入して使用できます。

その整備屋さんの敷地には、あちらこちらから回収された機械や自動車の廃品が並べられています。一見すると「ゴミ捨て場」ですが、ここに整備屋さんが商売道具として利用できる「宝物」がたくさん埋もれています。壊れた物を簡単に捨てずに大事に保管していればいずれそれらが役に立つと、整備屋さんよりよくご忠告をいただきます。

「もったいない」という日本語が世界でも知られるようになっているらしいです。簡単に物を捨てたりせずに有効に使い切るという考え方は、世界中で共感されるようです。

ただ、捨てられた物を蘇生させる高度な技術力がなければ、ゴミはいつまで経ってもゴミのままです。「宝物」に変えることのできないゴミを「もったいない」と思って捨てずにいると、本当に自分の敷地内は足の踏み場のないゴミ屋敷と化していくでしょう。

最近は「断捨離」というヨーガの考え方から生まれた造語が日常的に使われるようになりました。所有している物が多すぎるとその管理に追われ、敷地は物で溢れて散らかりやすくなり、仕事の効率が悪くなり、生活も乱れてゆきます。所有している物を減らせば散らからなくてすむし、よって、心身の負担も軽くなります。

所有者に使われるあてもないまま放置されていては、物もかわいそうです。小林農場では農閑期に「断捨離祭り」を開催して、壊れて修理できる見通しもないのに捨てずに置いてあるものなど、使うあてのない物を農場の外へと「卒業」させてあげたいと思います。

自分が無理なく所有できる物の量は、自分の技術力によって決まると思います。小林農場には壊れた機械や道具を修理して蘇生させる技術はありませんが、農産物の生産過程で排出される米ぬかやモミガラなどの有機物を堆肥の材料として蘇生させる技術ならあります。小林農場の敷地内では、近所から排出された有機物がたくさん積まれていますが、私にとってこれらはただの排出物ではなく宝であり、畑仕事で有効に利用しています。

せっかく他所から排出された有機物をいただいても、その置き場所の確保に困ることもあります。自分が必要としている物を大事に保持するためにも、必要でない物を農場の外へと放出して空間を作ることが重要です。何が自分に必要で何が必要でないのか。どんな物なら自分には管理ができるのか、できないのか。常に取捨選択を意識して行動していると、自分の身の丈を再確認できて、身の丈に合った量を所有できるようになります。

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