小林農場 公約集 平成28年6月30日
小林農場 公約集 平成28年6月30日
梅雨晴れの候、みなさん、いかがおすごしでしょうか。
現在は参議院の選挙戦の真最中。各政党・候補者は「選挙公約」の中で、自分たちが目指す理念を有権者に公開しています。選挙公約の中では、美辞麗句を並べた宣伝活動に終始しないよう、その理念を実現可能にするための明確な実施方法やその期限、数値目標を伴った財源などが表明されています。
そこで私もマネして、農場を支えてくださっている皆さんに向けて、簡単な「農場公約」を作ってみました。小林農場がどのような農業を目指しているのか、表明したいと思います。
「小林農場は食の自給自足を目指します。」地域内で食を自給してゆくことこそが自然環境に優しい農業の姿であり、食の安全性を高めてゆくためにも重要だと考えています。
・農場で育てた野菜から自分で種を採って、農場で育てる野菜の品種をできるだけ自分で育成してゆきたいと思います。まずは今年、自家採種しやすい作物を10種類ほど選んで種を採り、徐々に自家採種する作物の種類を増やしてゆきたいと思います。
・畑に与えている肥料は、地域内の米ぬかやモミガラや家畜フンなどの有機物を利用して作成しています。今後は農場内で手に入る草や落ち葉や「緑肥」などの有機物を土作りに利用してゆくことにも力を注いでゆきたいと思います。
「小林農場は少量多品目栽培を目指します。」1つの種類の作物だけを大規模に栽培するのではなく、畑に多様な作物を少量ずつ育てるほうが土を健全に保てると考えています。
・年間50種類くらいの野菜や小麦などの穀物を栽培してゆきます。春夏秋冬を通していつも10種類以上の品目を出荷できるように作付けします。
・皆さんが普段からよく料理に使う作物、皆さんに人気の高い作物を特に力を入れて作付けいたします。皆さんのご要望を常に、確認してまいります。
「小林農場は生計が成り立つ農業を目指します。」私のような新規就農者でも農業で生活してゆけることを自ら証明してゆき、日本の農業を元気づけてゆきます。
・現在の小林農場の年収は200万円ほどで、この収入でなんとか経費や自分の生活費をまかなっています。より確実に生計を成り立たせてゆくために、来年の暮れまでに、300万円の年収を得られるよう、新たに販路を開拓してゆきます。
・農薬、除草剤、化学肥料は購入せず、暖房費のかかるハウス栽培は行わず、人工的な栽培を控えて自然界の力にゆだねる栽培法を実施することにより、出費を抑えます。お金をあまり持っていない人でも取り組めるような栽培方法を実践し、提案。
・「自給自足」「少量多品目」「消費者と生産者が顔の見える関係」を実現できる販売方法を優先。そのため、「野菜セットの販売」を、農場経営の柱とし、最も力をいれます。
「小林農場はみなさんに顔の見える農場を目指します。」農場通信やインターネット上の農場ブログなどで、農場の様子や考え方を随時、お伝えしてゆきます。
・以上の公約がちゃんと達成されているのかどうか、公開してまいります。
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