8月23日の野菜セット
8月23日の野菜セットです。
ジャガイモ、玉ねぎ、キュウリ、ナス、ピーマン、オクラ、ゴーヤ、米ナス、赤ピーマン、トマト、ミニトマト、モロヘイヤ、クウシンサイ、青シソ
ピーマンの解説・稲垣栄宏著「身近な野菜のなるほど観察記」より
「テレビアニメの主人公「パーマン」は子供たちに人気のヒーローだが、よく似た名前のピーマンは子供たちの嫌いな野菜の定番だ。
・・・しかし、それも仕方のない話である。私たちが食べているピーマンは未熟な果実である。未熟なうちに食べられないように、ピーマンは苦味物質を持っているのである。
子供たちがピーマンを嫌がるのは正常な感覚なのだ。それを複雑な味覚を求める大人たちは、苦味がおいしいと通ぶって未熟なピーマンを食べるようになったのだ。ピーマンと子供たちにとっては、ずいぶん迷惑な話だ。
・・・ピーマンを切ってしまうと苦味物質が酸素と結びついて分解されなくなってしまうのだ。つまり苦味をとるためには、ピーマンを切らずに熱を通せばいい。
・・・むしろ、バーベキューで豪快に丸ごと焼いてしまえば、子供たちにも食べやすいというわけだ。もちろん、いつも丸ごと食べるというわけにはいかないから、料理に使うときには、切る前に一度ゆでて下ごしらえすればいい。」
現在のピーマンの品種は、苦味が少なくなるように改良され、昔のピーマンと比べて食べやすくなってきているようです。
小林農場では複数の品種のピーマンを作っていますが、その中でも特に「さきがけ」は大型で果肉が厚くて、そして苦味が少なく、私は仕事中に小腹がすいたら畑で「さきがけ」をもいで、そのまま生で食べたりもしています。
秋も近づき、未熟だった緑色の果実も完熟して赤色に染まってきました。果物と同じで、ピーマンも熟すと、動物が食べて種子を遠くへ運んでもらえるように、甘味を増します。
小林農場は緑色の未熟ピーマンといっしょに、赤色の完熟ピーマンも出荷しています。緑色のピーマンを食べない幼いお子さんも、赤色のピーマンなら食べやすいようです。
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