顔を会わせるゆとりを作る 平成28年6月3日
顔を会わせるゆとりを作る 平成28年6月3日
衣替えの季節となりました。みなさん、いかがおすごしでしょうか。
先日の日曜日に、この季節の恒例行事となりました手作りの青空市「SATOYAMAヘルシーマーケット」が市貝町で開催されて、小林農場も野菜などを持参して出店させていただきました。会場までご家族で足を運んでくださった皆さんに、感謝をもうしあげます。
小麦粉やジャムなど、小林農場の加工品も揃えて販売しました。小麦粉を焼いて作った生地をお客さんにお渡しして、その上に人参ジャムをちょこんと乗せて、粉とジャムの味わいを試食していただきました。好評をいただき、そのまま買ってくださる方もいました。こういうことができるのが、対面販売の良いところです。
首都圏にお住まいの皆さんには宅急便を利用して野菜セットをお届けしていますが、芳賀郡や宇都宮市など、農場から車で通える地域にお住まいの皆さんのお宅には、私が直接、野菜セットを配送しています。野菜セットの配送日となる毎週金曜日に、早朝に野菜を収穫して、午前中に大急ぎで仕分けをして箱詰めをして、その日のうちに皆さんのお宅にお届けしています。その日に朝採りされた野菜をみなさんの夕食の食材に使用していただければよいと思っています。
おかげさまで少しずつではありますが、野菜セットを定期購入される方々が増えてきました。それに伴い出荷作業に時間がかかり、だんだんと配送時間が遅れ、皆さんがとっくに夕食の支度を終えている時間帯にみなさんのお宅にうかがうこともしばしばありました。
もう1度配送方法を見直し、皆さんが夕食の支度を始める前には野菜セットをお届け終えることができるように段取りしてゆきたいと思います。今後は金曜日だけでなく、他の曜日にも配送日を設けて、負担を分散してもっとゆとりのある配送にしてゆきたいと思います。配送の曜日を変更する場合は、みなさんにご相談させていただきたいと思います。
多品目の作物をセットにして皆さんのお宅に直送する。野菜セットの直送という販売方法が最も生産者の想いを消費者の方々に伝えやすい販売方法だと思いますし、生産者と消費者の顔の見える関係を築くことを目標にしている小林農場にとって、野菜セットの販売が農場経営の核だと考えています。農場の生計をもっと安定的に成り立たせてゆくために、もっと多くの方々に野菜セットを購入していただきたいと思っています。
そのためにも、畑仕事をもっと充実させて、収量を確保してゆかなくてはいけません。「出荷数が増えたら出荷作業に時間がかかり畑仕事に費やす時間が少なくなってしまった」などとのん気なことは言っていられません。畑仕事と出荷作業を両立させてこそ、プロの農家です。出荷作業は経験をつめば、手際よく終わらせるコツをつかんでいけるでしょうから、今後はもっと手際よく皆さんのお宅に野菜セットを配送してゆけるようになるでしょう。
眉間にしわを寄せながら配送時間に追われているような私の見苦しい姿をみなさんにお見せしたくありません。野菜セットをお届けしながら、皆さんとのんびりと雑談を楽しむくらいのゆとりのある配送をしてゆきたいと思っています。
« 平成28年8月1日、2日の野菜セット | トップページ | 平成28年8月5日の野菜セット »
「農場通信」カテゴリの記事
- 令和6年1月以降に新たに公開される記事(2024.01.03)
- 生き物の表情 令和5年6月1日(2023.12.28)
- 多忙を極めてゆく畑 令和5年6月19日(2023.12.23)
- どこに向かうのか、農業 令和5年6月12日(2023.12.14)
- 顔を見せるのが苦手な農家による顔の見える農場 令和5年6月8日(2023.12.09)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント