平成28年7月15日の野菜セット
今回の野菜セットの内容です。
ジャガイモ、人参、玉ねぎ、小ネギ、ナス、キュウリ、ピーマン、シシトウ、米ナス、大玉トマトまたはミニトマト、ズッキーニ、サヤインゲン、モロヘイヤ、クウシンサイ、青シソ
7月15日撮影。大玉トマトを初収穫。まだ出荷できる量は少ないですが、これからトマトの収穫全盛期を迎え、もっとたくさんのトマトを野菜セットの中に入れられると思います。
人参はなかなか肥大せず、小柄な人参を野菜セットに入れています。おそらく、今後も人参は肥大することがなさそうな感じなので、今年の夏の人参は不作となりそうです。野菜セットに入れる人参の量も少なくしています。
おそらく、私が人参を間引く作業が遅れたために、人参が素直に肥大しなくなってしまったのだと思います。今後は適期に間引くように心がけたいと思います。
人参は小さくても味はおいしく、私は畑仕事中にお腹がすくと、小さな人参を畑から引き抜いて土をふき取り、そのままポリポリとおやつ替わりに食べています。大きい人参よりも、むしろ小さい人参のほうが扱いやすいかもしれません。
人参の外皮もそのままおいしく食べられます。外皮に付着している農薬を気にして料理する前に外皮を切り除く方もいるようですが、小林農場の無農薬栽培の人参では、そのような手間をかける必要はありません。
人参の出荷できる時期について
小林農場では、2月の厳寒期にビニール資材を利用して土を防寒しながら人参の種まきをして、それが収穫されるのが6月に入ってすぐです。続いて気温が暖かくなってきた3月から4月に露地に種まきした人参が、6月下旬より収穫され、酷暑の8月に入るまで収穫されます。
7月に種まきされた人参は、10月上旬より収穫が始まります。6月下旬に種まきすれば、もっと早く収穫を開始することができるでしょう。
7月下旬から8月上旬に種まきすると、12月までにちょうど良い大きさに肥大した良質の人参を、低温で長期保存ができる冬の間中ずっと、翌年の3月の終わりまで出荷できます。
まとめると、人参が収穫できる時期は、6月上旬から7月の終わりまでと、10月上旬から翌年の3月までの、全部で年間8か月間。
8,9,4,5月の4か月間は人参の収穫ができなくなりますが、もし農場に冷蔵庫があれば、人参の収穫期にあらかじめ人参を冷蔵庫にしまって冷蔵保存すれば、この4か月間にも人参の出荷が可能となります。人参は、収穫されてから日が経っても、冷蔵保存していれば、あまり味が落ちません。
多くの消費者にとって、人参は1年を通して欲しい食材です。一年間を通してたくさの人参が出荷できるようになれば、食品店など業者の方々との信頼関係が作りやすくなり、1年を通して人参のご注文をいただけるようになるかもしれません。人参のような貯蔵の効く作物をうまく利用すると、専業農家が生計を成り立たせてゆきやすくなるかもしれません。
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