平成28年 トマトの栽培
今朝収穫したミニトマト。今まではまだ実が真っ赤に熟す前から収穫していましたが、今回はできるだけ実が真っ赤になるのを待ってから収穫してみました。
なぜ今までは実が真っ赤になるまで待てなかったかというと、実が真っ赤に熟すと割れやすくなってしまい、割れてしまうと商品として売れなくなるからです。ただ今年のミニトマトは、いつもよりも割れにくいようなので、あまり収穫を急がなくてもよさそうです。
トマトは乾燥した環境を好み、湿度の高い環境ではうまく生育できません。今年はミニトマトの苗を植える畝を高く盛り土して水はけを良くしてみました。
また、雨が降ったりして土壌の水分が変化する時にトマトの実は割れやすくなるので、ミニトマトの株元にどっさりと麦わらを敷いて、雨が降ってもミニトマトの株元の水分ができるだけ一定に保てるようにしてみました。これらの配慮が、ある程度、功を奏しているような気がします。
一般的にはトマトは、雨除けハウスの中で栽培され、露地では栽培しません。でも、トマトの栽培のためにわざわざ雨除けハウスを建てるのは大変。露地でもトマトを栽培できるようなれば、雨が多くて湿気のある日本の気候でも、トマト栽培がやりやすくなります。
大玉トマトは露地で育てるとどうしても品質が落ちますが、ミニトマトなら、露地で育ててもあまり食味は落ちず、病気にもかかりにくく、工夫すれば実もそれほど割れずに収穫できるのではないか。今回、ミニトマトを露地で栽培してみて、そのように感じました。
現在のミニトマトの様子。品種は「ステラミニ」(野口のタネ育成)。実が次々に赤く熟していますが、ずいぶん多くの葉は枯れてなくなってゆき、間もなくミニトマトがたくさん収穫できる時期も終焉を迎えようとしています。
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6月22日撮影
定植されてから初めての整枝を終えた大玉トマトの樹。1段目の花芽はすでに実り、2段目の花芽は開花して、3段目の花芽が姿を現し始めていた。
樹の太さは、だいたいボールペンほど。樹の太さは、小指ほどの太さになれば理想的な生育と言われている。
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4月中旬撮影
左は種まきされてから10日後発芽したばかりのミニトマトの苗。
右は温床の中に並べられているトマトなどの苗の様子。
大玉トマトやミニトマトは乾燥した気候を好み、日本の梅雨や夏のような雨が降って湿度が高い気候だと、病気になって枯れやすくなったり、実が割れやすくなったり、味が薄くなったりする。だから日本では、トマトを栽培するために、わざわざ雨除けハウスを設ける必要がある。手間のかかる作物だ。
雨除けハウスがなくて露地でも良く育ち、手間をかけずに栽培できるミニトマトの品種を探してみようと思う。おそらく、一般的に市販されている品種だと、雨に当たるとうまく育たないと思う。今年小林農場が試しに栽培してみる品種は以下のとおり。露地でも栽培されてきた実績のある育成種を中心に選んだ。
ステラミニ(野口のタネ育成)
ステラミニF2(小林農場育成)
マイクロトマト(地元で育成されたもの)
サンテイオF6(栃木県で育成されたもの)
これらの中から、以下の3つの条件が満たされれば、自分で採種をして育成してゆきたい。
1.雨に当たっても病気にならない。
2.雨に当たっても実が割れない。
3.雨に当たっても食味が安定している。
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