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2016年6月 3日 (金)

小林農場の出番  平成28年3月31日

小林農場の出番  平成28年3月31日

花冷えの候、みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  寒さに強くて冬の葉物野菜の主役となるのがほうれん草です。それが冬を越して暖かくなる3月になるとほうれん草は株元より固い茎を伸ばしてつぼみをつけて花を咲かせる準備をします。こうなると葉は固くなり、食用にむかなくなります。

  いろんな品種のほうれん草を試しに育ててきましたが、その中でも「ソロモン」という品種は3月になってもつぼみをつけずおいしく食べられることがわかり、今年度のほうれん草はソロモンを主に栽培しました。いつもは種をまいた後、畝の上に防寒用の布をかぶせて寒くても生育が進むようにしますが、今回のソロモンは種まき後に布をかぶせず、生育を遅らせてみました。冬に収穫時期を迎えさせず、3月になってから収穫時期を迎えられるように調整してみました。全国的に葉物野菜が不足する3月にたくさんのほうれん草を出荷できたので、多くの方々に喜んでいただけました。

  先週、ジャガイモの種イモを畑に植え付けました。6月から8月にかけて収穫されます。貯蔵室で年を越して3月まで良い状態で保存できるような保存性の良い品種を選びました。

私は、年が明けるまではあまりジャガイモを売らずに貯蔵しておき、年が明けた後に直売店などの売り場に持ってゆきます。たいていの農家は年が明ける前にジャガイモを早く売り切ろうとします。年が明けるまではどこの売り場もジャガイモであふれているので、なかなか私が作ったジャガイモは売れません。年が明けるとジャガイモを蓄えている農家は私の他にあまりいないので、ジャガイモを売り場に持ってゆけば、早々と売り切れます。

ナスやキュウリなどの夏野菜は、7月、8月の暑い時期に毎日盛んに実をならして、どこの農家でもたくさん収穫されます。やはり売り場は夏野菜であふれます。でも、お盆がすぎて初秋になると夏野菜の収量は急速に減ってゆき、店の棚から夏野菜が消えてゆきます。

キュウリの収穫時期は比較的に短いので、私はキュウリを1年に3回ほどに分けて種まきして、夏から秋が終わるまで、常に収量を確保していけるようにしています。真夏の頃に収穫されるキュウリはそんなにたくさん作りませんが、お盆がすぎた後に収穫されるキュウリはたくさん作るようにしています。夏野菜が少なくなるお盆がすぎた後にキュウリを売り場に持ってゆけば飛ぶように売れて、いくら売っても売れ残ることがありません。

売り場にたくさん野菜があふれている頃に自分の野菜も売り場に置かせてもらおうとすれば、自分の野菜を買ってもらうために他の農家と熾烈な競争を繰り広げなくてはいけなくなります。そのような競争を回避して売り場が空くのをじっくりと待ってから販売をする売り方のほうが、私の性分に合っています。

年に何回か全国的に野菜の収量が減る時期がありますが、売り場に全く売り物がなくなってしまったら消費者の皆さんは困ってしまうでしょう。そんな時こそが小林農場の野菜の出番です。小林農場の野菜は本当に皆さんに必要とされる時期をじっくりと待ちながら、出番がまわって来たらさっそうと登場する準備をしています。

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