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2016年6月

2016年6月30日 (木)

参議院選挙特集・注目の争点

7月10日に投票日を迎える参議院選挙。現在は選挙戦の真っ最中です。

インターネット上では各政党、各候補者の政策や考え方を比較してざっくりとまとめたサイトがいくつか公開されていますので、自分の考えに近い候補者を見つける際に参考になるかと思います。私が参考にしたサイトはこちら

私が今回の選挙の争点として注目しているのは「原発」の問題と「TPP(環太平洋連携協定」の問題です。

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原発の再稼働に対していろんな意見があり賛否が分かれていますが、小林農場は原発の再稼働に反対の立場です。選挙では、「脱原発」を訴える候補者に1票を投じようと思います。以下は去年の8月に書いた農場通信より。

九州電力・川内原発が再稼働されたニュースが連日、報道されています。この2年間ほど日本では原発が稼働されてきませんでしたが、日本政府は再び原発を再稼働してゆく方向へと舵を切り出しました。

  4年前の福島第一原発事故では、福島や東日本一帯の空、海、大地が放射能によって汚染され、農産物の安全性が脅かされました。私自身も私の周りの農家の方々も酷い目にあった記憶が、今でも私の脳裏にはくっきりと焼き付いて消えることがありません。

  原発がなくても日本の電力は十分に足りています。原発は最もコストの高い発電方法なのだから、長い目で見れば、原発をなくすことは日本の経済にも良いことです。

  いったいなぜ、原発を再稼働させなくてはいけないのか、私にはさっぱりわかりません。今でも福島第一原発事故の事故原因がはっきりと分からず、原発の安全性が確保できぬままに原発が再稼働されていくことに、憤りを感じます。

  福島第一原発事故が発生した直後、東日本に拡散された放射能による農産物への汚染状況がはっきりつかめず、混乱していました。農産物は本当に放射能で汚染されて危険なのか、それともそれはただの風評なのか、よくわかりませんでした。

  早い段階から行政は農家を風評被害から守るために、農産物の安全性を強調して消費者に安心感を届けようとしてくれました。ただ「行政は本当のことを言っているのだろうか?何か隠し事をしてはいないだろうか?」と疑念を強める消費者も増え、逆にますます福島や東北・関東地方の農産物が避けられてしまうこともありました。

  いっぽう、私の周りの農家の方々は、ご自身が作っている農作物が汚染されてしまった可能性があると判断して、しばらくは自主的に農作物の出荷を自粛していました。ご自身の農作物を検査機関で検査して、安全性を確認した上で、ようやく出荷を再開されていました。

  それでも放射能汚染に関してはわからないことが多く、まだ汚染の危険性は残されていると判断して、何度もいろんな農作物を検査機関で検査して、継続的に安全性を確認していました。そのような農家の方々の誠意ある行動が消費者への信頼感を高めていきました。

  安全性を強調しなくてはなかなか消費者が農産物を買ってくれないという現実は確かにあります。しかし現在の地球環境は、放射能汚染以外にもいろんな化学物質が拡散されて汚染されています。これらの汚染を全く受けずに農産物を生産することは困難な状況です。

  農家は自分が作っている農産物にどのような危険が潜んでいるかを明らかにしてゆき、それに対してどのような対策をしているかを丁寧に説明してゆくことができれば、消費者のみなさんに安心感をお届けしてゆくことができると思います。

  誰の目から見ても安全性が確保されぬままに「安全性を確保した」として再稼働されてゆく原発は、いつまでたっても国民の信頼を得ることができません。皮肉な言い方をさせてもらえば、原発は模範的な反面教師だと思います。

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TPPに対していろんな意見があり賛否が分かれていますが、小林農場はTPPに反対の立場です。今回の選挙では、TPPに反対している候補者に1票を投じたいと思います。以下は去年の11月に書いた農場通信より。

 最近のニュースでよく耳にする話題がTPP(環太平洋連携協定)。日本を含めた太平洋地域の国々の間での貿易自由化を目指して交渉が進められています。TPPを歓迎する方々も多いかと思いますが、私はTPPに反対です。

TPPは経済を活性化させるため、太平洋の広い地域で自由競争をおしすすめてゆきます。過度の自由競争の結果、競争力の高い人々ばかりに富が集中して、その他大勢の人々は貧困に苦しむようになり、格差が拡大してゆくことが予想されます。貧困層におしやられた人々は不満を噴出させて、争いの絶えない不安定な社会になるかもしれません。TPPが太平洋地域の人々の間に広めてゆくものは、「交流」よりも「憎悪」だと思います。

 TPPに対応しようと、日本政府は国内農業の国際競争力を高めるために、競争力の高い農家に農地を集約させて、大規模な農場経営をできるように支援してゆく方針のようです。そうしたほうが、たくさんの農家がそれぞれに狭い農地を管理するよりも国内農業全体の経済効率は良くなり、競争力がつきます。しかし、一部の競争力の高い農家以外のその他大勢の農家は、自分たちの農地を差し出して農業をやめなくてはいけなくなります。

  私が知っている農業は多種多様な人間を受け入れてくれる懐の深さに魅力があり、私のような世間知らずで一般常識のない人間でも農業の世界で生活してゆくことができました。競争力の高い限られた農家しか続けていくことができないような弱肉強食型の競争に基づいた農業に、私は魅力を感じることができません。

  私は今まで、小林農場の野菜を食べてくださる消費者を増やそうと努力してきました。それは同時に、他の農家から消費者を奪う行為でもあります。私も今までしっかりと、他の農家の方々と競争をしてきました。でも、たいていの農家は自分たちの生活を成り立たせていくために仕方なく競争をするのであって、競争社会を賛美しているわけではありません。競争に勝って全国的に名の知れた農家になろうなどと大きな夢を持たなくても、豊かな自然の中で家族や仲間と仲良く暮らしていければ、それで十分に幸せなのです。

  私もスポーツの世界では競争がなければつまらないと思うし、原発事故を起こして問題となっている電力業界には自由競争を取り入れるべきだと思っています。でも農業に競争を取り入れると、おそらく、高収入を目指した環境破壊型農業が横行すると思います。

競争を生き甲斐としている人の生き方を否定するつもりはありません。ただ、競争を望む人は競争を望まない人の暮らしを巻き込まないようにする配慮が必要だと思います。全ての人々の暮らしに影響を及ぼしてしまうTPPには、そのような配慮が全くありません。

  農家の方々は、良い栽培方法を新たに見つけたら、それを「企業秘密」にして独り占めにするのではなく、他の農家にもその方法を教えて情報交換しています。小林農場が現在行っている栽培技術は、他の農場から教えてもらったものばかりです。農家同士が競争するのではなく共存共栄していこうという風土の中で、小林農場は生かされています

2016年6月28日 (火)

平成28年6月27日の野菜セット

今回の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、玉ねぎ、人参、大根、ナス、キュウリ、ピーマン、ズッキーニ、サヤインゲン、キャベツ、白菜、モロヘイヤ、バジル、青シソ

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Dscf24616月28日撮影。ナス畑。

Dscf2435ナスの紫色の花。下を向きながら咲きます。

Dscf2441花を下から覗き込んでみると・・・。ナスは自分で受粉する植物。中心部に並んでいる黄色いものがおしべ。その真ん中に、おしべよりも長く伸びているめしべの姿が1本、見られます。

Dscf2462やがて花が落ち、その跡には実が形を成して肥大してゆきます。

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Dscf24526月28日撮影。キュウリ畑。

Dscf2447茎から派生している葉柄が立ち上がっていて、葉を力強く持ち上げています。黄色に見えるのは、キュウリの花です。

Dscf2455主枝の先端部。葉の色はさわやかな若草色で、先端がとがってピンと上を向いています。

Dscf2430今朝収穫されたキュウリ。この数日間、収量が増えてきました。

2016年6月26日 (日)

電気も食も地産地消へ  平成28年4月15日

電気も食も地産地消へ  平成28年4月15日

うららかな春日和になりました。みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  この4月より電力が自由化され、私たちは電力会社を選んで電気を購入できるようになりました。私は風力や水力などを利用して発電する自然エネルギーに力を入れている電力会社を応援したいと思っています。

日本の中でどこよりも大量の電気を必要とし消費しているのが東京です。数年前までは、福島などの地方に設置された原発で電気を発電し、東京へと電気が送電されていました。東京に原発を作って発電すれば、わざわざ遠い所から送電しなくてすむのに、政府は首都で原発事故が発生したら大変なことになると考え、地方に原発を建ててきました。5年前の原発事故で犠牲になったのは、最も電力を消費してきた東京ではなく、福島でした。

電気を消費する者たちはみんな、電気をどのように安全に確保してゆくかを真剣に考えなくてはいけないはずです。しかし、発電の現場と消費の現場があまりにも離れすぎていると、電気の消費者は発電の現場に関心が持てなくなります。原発事故が発生するまで、多くの人々は原発の危険性に無関心でした。「自分たちの電気は自分たちの地域で作らなくてはいけない」という法律ができたとしたら、東京で暮らす人々も自分たちの地域にわざわざ危険な原発を建設しようとは思わず、原発以外の発電方法を真剣に探すことでしょう。

「自然に優しい」と思われがちな自然エネルギーですが、風や水の力を人間が電気を作るために利用すれば、生態系になんらかの悪影響を負わせることになると言う専門家もいます。ただ、どこの地域でも風も水もあり、自然エネルギーによって地域で電気を自給しやすくなります。原子力発電のような特定の地域に大きな負担を集中させるような発電方法ではなく、発電の負担は各地域が自分たちで受け持つようになります。

自分たちが使う電気を自分たちで作ることにより、それによってまわりの自然環境にどのような影響を与えているのか、人々は深く考えるようになるのではないでしょうか。その意味は大きいと思います。

毎年4月から5月の中旬にかけては、収穫できる野菜が最も少なくなる季節です。現在お届けしている小松菜やほうれん草は2月に種まきして、ビニールトンネルをかけて保温して育てました。できるだけ自然な環境の中で野菜を育てる方針でいる小林農場としては、ビニール資材を使って作物の生育を早めるやり方は本来のやり方ではありません。しかし、この季節はビニール資材を利用しなければ本当に出荷できる野菜がなくなってしまうので、この時期だけは例外的にビニール資材を利用しています。

  小林農場は1年を通して休むことなくみなさんに野菜セットをお届けしていくことを優先に考えています。農場で農産物を生産して皆さんにお届けし続けることにより、生産の現場と消費の現場を常に近くに保っていたいと思っています。消費者は生産の現場を、生産者は消費の現場を、お互いに無関心になることなく関わり合う「地産地消」が、今後安全な食やエネルギーを確保してゆくのに大切になるかと思います。

平成28年 トマトの栽培

Dscf2745今朝収穫したミニトマト。今まではまだ実が真っ赤に熟す前から収穫していましたが、今回はできるだけ実が真っ赤になるのを待ってから収穫してみました。

なぜ今までは実が真っ赤になるまで待てなかったかというと、実が真っ赤に熟すと割れやすくなってしまい、割れてしまうと商品として売れなくなるからです。ただ今年のミニトマトは、いつもよりも割れにくいようなので、あまり収穫を急がなくてもよさそうです。

トマトは乾燥した環境を好み、湿度の高い環境ではうまく生育できません。今年はミニトマトの苗を植える畝を高く盛り土して水はけを良くしてみました。

また、雨が降ったりして土壌の水分が変化する時にトマトの実は割れやすくなるので、ミニトマトの株元にどっさりと麦わらを敷いて、雨が降ってもミニトマトの株元の水分ができるだけ一定に保てるようにしてみました。これらの配慮が、ある程度、功を奏しているような気がします。

一般的にはトマトは、雨除けハウスの中で栽培され、露地では栽培しません。でも、トマトの栽培のためにわざわざ雨除けハウスを建てるのは大変。露地でもトマトを栽培できるようなれば、雨が多くて湿気のある日本の気候でも、トマト栽培がやりやすくなります。

大玉トマトは露地で育てるとどうしても品質が落ちますが、ミニトマトなら、露地で育ててもあまり食味は落ちず、病気にもかかりにくく、工夫すれば実もそれほど割れずに収穫できるのではないか。今回、ミニトマトを露地で栽培してみて、そのように感じました。

Dscf2738現在のミニトマトの様子。品種は「ステラミニ」(野口のタネ育成)。実が次々に赤く熟していますが、ずいぶん多くの葉は枯れてなくなってゆき、間もなくミニトマトがたくさん収穫できる時期も終焉を迎えようとしています。

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6月22日撮影

Dscf2363定植されてから初めての整枝を終えた大玉トマトの樹。1段目の花芽はすでに実り、2段目の花芽は開花して、3段目の花芽が姿を現し始めていた。

Dscf2367すでに実をつけた1段目の花芽。

Dscf2366樹の太さは、だいたいボールペンほど。樹の太さは、小指ほどの太さになれば理想的な生育と言われている。

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4月中旬撮影

Dscf0632左は種まきされてから10日後発芽したばかりのミニトマトの苗。
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右は温床の中に並べられているトマトなどの苗の様子。

大玉トマトやミニトマトは乾燥した気候を好み、日本の梅雨や夏のような雨が降って湿度が高い気候だと、病気になって枯れやすくなったり、実が割れやすくなったり、味が薄くなったりする。だから日本では、トマトを栽培するために、わざわざ雨除けハウスを設ける必要がある。手間のかかる作物だ。

雨除けハウスがなくて露地でも良く育ち、手間をかけずに栽培できるミニトマトの品種を探してみようと思う。おそらく、一般的に市販されている品種だと、雨に当たるとうまく育たないと思う。今年小林農場が試しに栽培してみる品種は以下のとおり。露地でも栽培されてきた実績のある育成種を中心に選んだ。

ステラミニ(野口のタネ育成)

ステラミニF2(小林農場育成)

マイクロトマト(地元で育成されたもの)

サンテイオF6(栃木県で育成されたもの)

これらの中から、以下の3つの条件が満たされれば、自分で採種をして育成してゆきたい。

1.雨に当たっても病気にならない。

2.雨に当たっても実が割れない。

3.雨に当たっても食味が安定している。

平成28年6月24日、25日の野菜セット

6月24日、25日の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、玉ねぎ、人参、大根、ナス、ピーマン、キュウリ、ズッキーニ、キャベツ、白菜、サヤインゲン、モロヘイヤ、バジル、青シソ

ジャガイモ、ナスなど、野菜セットに新顔が続々登場。

Dscf2417収穫時期を迎えたモロヘイヤ。

Dscf2418収穫時期を迎えた代表的なハーブ・スイートバジル。

Dscf2421こちらはジャパニーズハーブ・青シソ(大葉)。

2016年6月23日 (木)

平成27年播種の長ネギの生育

初めてネギの種を自分で採ってみた様子。

Dscf0428採種用に畑の隅にに植え替えた長ネギが

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とうが立ち、

ネギ坊主ができて、

皮が破れて、

開花して、

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花球が伸びて、

結実する。左の写真の状態でネギ坊主ごと収穫して、

Dscf2407ネギ坊主を干して乾燥させて、

Dscf2413もんで、ゴミを取り除いてネギの黒い種を採り出し、

紙袋に入れて冷蔵庫で冷蔵保存した。

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3月中旬撮影

P4230296ネギ。冬を越してきたネギは、春になると茎を伸ばしてそのてっぺんにつぼみをつける(つぼみの通称は「ネギ坊主」)。ネギ中身は固くなり、食用にむかなくなる。(左の写真は数年前の4月に撮影)。


今年度の長ネギは過去最高の出来。立派に太った長ネギをたくさん収穫できた。冬の寒い時期になると葉が霜枯れしてみすぼらしい姿になるものだが、今年度のネギは冬になってもその立派な姿を保っていた。3月が終わる今の時期まで、良い状態で出荷し続けることができた。今回使用した長ネギの品種は「石倉葱エース(カネコ育成)」と「十国(トキタ育成)」。

Dscf0426_2今年度の長ネギから種を自家採種してみることにした。3月中旬になってもつぼみがつかずに良い状態で出荷できる立派な姿の長ネギを10本くらい選んで収穫(左の写真)。

Dscf0428その選抜されたネギを畑の片隅に移動して埋め戻す。やがてこれらのネギもつぼみをつけ、数か月後には花を咲かせて種が実り、それらを採種してゆこうと思う。来年、その種子を播いて育てようと思う。

今回、選抜されたネギは複数の品種が混在しているが、違う品種同士で交雑すると次世代の作物の品質が落ちることもある。本当は同じ品種から選抜したほうがよかった。

2016年6月22日 (水)

平成28年 ジャガイモの生育

Dscf2398_56月21日撮影。ジャガイモを初収穫。左の写真の品種は「キタアカリ」。10個くらいの株を土から掘り出してみた。小さな芋が多く、収量が少なかった。

Dscf2376_3掘り出す前のキタアカリの状態。まだ葉が青々としているので、掘り出さずにしばらく待てば、地下の芋はもっと太るかもしれない。

Dscf2395試しに品種「トヨシロ」も1,2株掘り出してみた。トヨシロも葉がまだ青々としていたが、すでに芋はそれなりに太ってくれていた。

Dscf2379もっとも生育が早くて最初に収穫時期を迎える品種「インカのめざめ」は、葉を枯らし始めて、収穫適期を迎えようとしていた。少し早めに、全部収穫した。

Dscf2393大きさが小ぶりなのが「インカのめざめ」の特徴。でも、ときどき大きく太った芋もあった。この品種より、ジャガイモの出荷を始めてゆきたい。

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五月晴れの爽やかな日が続く頃、ジャガイモの花が見頃を迎えます。Dscf2180

ジャガイモも花を咲かせることを、みなさんはご存じでしたでしょうか?ジャガイモの原産地のアンデス山脈からコロンブスがアメリカ大陸にたどり着いた後にヨーロッパへとジャガイモが渡りましたが、その当時はイモを食用として育てられることはなく、花を楽しむ観賞用の植物として育てられていたようです。時のフランス王妃・マリーアントワネットも、ジャガイモの花を胸飾りにしていたとか。ジャガイモが日本へ渡った頃にはすでに、ジャガイモは食用作物として栽培されるようになっていました。

品種によって花の色が違います。

Dscf2163「メークイン」は青紫色。

Dscf2164「トヨシロ」は白色。

Dscf2170「キタアカリ」は薄い紫色。

ジャガイモはナスやトマトと同じ「ナス科」の作物です。野菜の姿は全く違いますが、ジャガイモの花とナスの花はとてもよく似ていて、やはり同じ仲間の作物であることがわかります。ジャガイモの花はやがて果実となりますが、その果実も小さくて丸い球形で、ミニトマトにそっくり(でも果実には毒素があるので、食べない方が良いです)。

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Dscf0714_24月27日撮影。ジャガイモ畑。種イモを植えてから1か月がたった頃、だいたいの種イモの芽が地上に出てきた。その植え溝の合間には、雑草の姿も目立ち始めていた。

Dscf0737ジャガイモの除草作業は簡単。「ネギロータリー」という機械をジャガイモの植え溝の合間を走らせれば、土が耕されながらジャガイモの芽のまわりに跳ね上げられて寄せられ、ジャガイモの芽のまわりの雑草はたっぷりと上に土をかぶせられて生育できなくなる。

雑草が大きくなってしまうと、なかなか土をかぶせにくくなり、除草作業は難しくなる。雑草が小さいうちに作業することが肝心。

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Dscf0450_2購入してきたジャガイモの種イモの、畑に植え付けられる前の状態。すでにすっかり白い芽が伸びてしまっている。種イモを畑に植え付けてゆく作業の途中でどうしてもこれらの芽はぽろりと取れてしまったりする。そのうち種イモの違う部分から再び芽が発芽するとは思うが、植え付けられた種イモが順調に発芽してくれるか、少しだけ不安になってくる。

ジャガイモは梅の花が咲くころから発芽を開始してる。今回は春分をすぎた後にジャガイモの種イモを植え付けたが、本当は3月に入ってすぐに植え付けたほうがよい。梅雨が始まる頃にジャガイモは生育を止めて収穫時期を迎えるけれど、それまでの生育期間が長いほど芋はよく肥大して、大きなイモを収穫できるようになる。

今回植え付けた品種は

・シンシア…一つ一つの芋が大きく肥大して、芽も浅く料理がしやすい。地元の学校の給食用食材として好まれる。保存性も良いらしい。

・メークイン…保存性が良く、冬まで保存していると甘味が増す。

・トヨシロ…味はさっぱりとしてどんな料理にも。肥大性も保存性も悪くない。

・北あかり…早生系で早く収穫できる。煮崩れしやすいので、料理のやり方は研究しよう。

Dscf0472「インカのめざめ」という品種の皮の赤いじゃがいも。もともと小さなイモだか、中身はサツマイモのように黄色くてホクホクとしていて甘味がある。他の品種よりも早く生育して、出荷できる野菜の種類が減ると予想される6月初め頃には収穫できて、出荷品目を増やすことができる。

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私は種イモを畑に植え付けてゆくとき、買い物かごを愛用している。買い物かごに種イモをつめて移動しながら植え付け作業ができる。種イモを取り出すとき、かごを少し勢いよく持ち上げて種イモを宙に浮かせると、片手で何個も種イモをつかみやすくなり、植え付け作業がはかどる。

2016年6月21日 (火)

6月20日、21日の野菜セット

以下は6月20日、21日の野菜セットの内容です。

玉ねぎ、人参、大根、小カブ、紫首カブ、キュウリ、ズッキーニ、ピーマン、サヤインゲン、キャベツ、白菜、コールラビ、ニラ、青シソ、ニンニク

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Dscf23896月21日撮影。写真の左側は支柱と網にからみついて昇るサヤインゲン。右側にはズッキーニの畝。

サヤインゲン、ズッキーニ、キュウリは先週から毎日、実をならすようになったので、毎朝、収穫するようにしている。作物がたくさん実をならしている様子を「鈴なり」とよくよばれているけれど、売り切れないほどたくさん実をならす様子を、私は「爆なり」と呼んでいる。サヤインゲンが爆なり状態に入った。ズッキーニとキュウリも、爆なりする気配はある。

Dscf2371現在、「爆なり」中の平サヤインゲン。品種は極早生種の「マンズナル(サトウ育成)」。

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今朝収穫したズッキーニ。昨日は20本ほど収穫されたけれど、今日収穫できたのはこの6本のみ。

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今朝収穫したキュウリ。昨日は15本ほど収穫され、今日は20本ほど収穫された。

平成28年 サヤインゲンの生育

Dscf23896月21日撮影。写真の左側は支柱と網にからみついて昇るサヤインゲン。右側にはズッキーニの畝。

サヤインゲン、ズッキーニ、キュウリは先週から毎日、実をならすようになったので、毎朝、収穫するようにしている。作物がたくさん実をならしている様子を「鈴なり」とよくよばれているけれど、売り切れないほどたくさん実をならす様子を、私は「爆なり」と呼んでいる。サヤインゲンが爆なり状態に入った。ズッキーニとキュウリも、爆なりする気配はある。

Dscf2371現在、「爆なり」中の平サヤインゲン。品種は極早生種の「マンズナル(サトウ育成)」。

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Dscf07665月1日撮影。八十八夜に畑に植えたサヤインゲンの苗。

株元にクン炭(モミガラの炭)を敷いてみた。苗の株元は露出させないで何かで覆ってやれば、苗の根に良い影響を与え、また、雑草が生えにくくなる。

クン炭を敷くと苗の株元の地温が上がって良いと、どこかで聞いたような気がする。確かにクン炭の色は黒いので、直射日光が当たれば地温が上がってくれそうな気はする。

2016年6月19日 (日)

平成28年 オクラの生育

Dscf23526月19日撮影。6月9日に種まきして発芽したばかりのオクラの芽。

5月16日にオクラの種を播いたのだけれども、発芽した種よりも発芽しなかった種のほうが多く、6月9日に播き直すことに。だいたいの種は発芽したけれども、また発芽しない所もあった。

オクラの発芽に失敗することが多く、毎年、種を播き直している。オクラの種は外皮が固く十分に水を吸収して皮を柔らかくしないと発芽しにくいらしいので、今回播き直した種は、種まきする前に種を一晩ほど水に浸けて、あらかじめ種に水を含ませてから種まきをした。

Dscf23565月16日に種まきして無事に発芽したオクラは、今はこの大きさ。

2016年6月18日 (土)

平成28年6月17日の野菜セット

以下は6月17日の野菜セットの内容です。

玉ねぎ、人参、大根、小カブ、紫首カブ、キャベツ、白菜、コールラビ、サニーレタス、ズッキーニ、キュウリ、ピーマン、サヤインゲン、ニラ、ニンニク

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・前回のズッキーニに引き続き、今回はキュウリ、ピーマン、サヤインゲンなどの夏野菜を野菜セットに入れ始めた。とはいえ、まだ収穫され始めたばかりで、1日に収穫できる収量は少なく、配送の前日や前々日に収穫されて冷蔵保存していた夏野菜も野菜セットに加えて量を足らした。来週になれば1日に収穫できる量は増えるだろうから、配送当日の早朝に収穫された鮮度抜群の夏野菜で野菜セットを満たすことができるようになると思う。

今年は夏野菜の種まきが遅れた。ズッキーニもキュウリもピーマンもナスも、もう1週間、種まきを早めても良い。夏の葉物野菜・モロヘイヤも、もう2週間、種まきを早めてよい。そうすれば、梅雨に入って春野菜が傷んで出荷できなくなるこの時期から、夏野菜に切り替えてゆくことができる。

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3月15日頃に種まきして育てたサニーレタスや、3月1日頃に種まきしたキャベツと白菜を現在、収穫中。白菜などの春の結球野菜は梅雨の時期は畑で結球した後に傷むのが早いので、固く結球する2歩手前くらいで出荷している。しっかりと結球していなくても、おいしく食べられる。

 

2016年6月16日 (木)

端境期にお試しを   平成28年4月21日

端境期にお試しを   平成28年4月21日

春風駘蕩の候、みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  小林農場では、農場で採れた野菜を原料にして作った加工品も販売しています。通常はこれらの加工品はご希望される方のみに販売していますが、4月は畑で収穫できる生野菜の種類が少なく、今の季節だけは例外的に野菜セットの1品目として、野菜の代わりに加工品もセットの中に加えています。

  今年初めて、小林農場の人参でジャムを作りました。冬の間ずっと出荷されてきた人参も、春になって暖かくなると芽を出し始めて品質が落ち、食用にむかなくなります。春になった後も人参を楽しみたいと思い、長期保存ができるジャムに加工しました。

  ジャムなどの加工を受託している農家の方をみつけ、そちらに人参をお届けして加工を委託しました。農場にジャムが瓶につめられて返ってきて、さっそく味見をしてみました。人参の香りが打ち消されることなく、堂々とジャムの中で生きていて、まずこの私がこのジャムのファンになりました。

  人参ジャムの原材料に使われている「洗双糖」は精製されていないので、ミネラルなどの栄養素が残されたお砂糖です。原材料のレモンも、濃縮還元しないでしぼったものが使用されています。良質なジャムを作るために原材料を大事に選んだ様子がうかがえます。

  小林農場で収穫された小麦で加工した小麦粉と乾麺は、すっかり農場のお馴染みの加工品として定着いたしました。無農薬栽培の小麦を扱っている製麺所にて小麦の外皮のほうまでじっくりと挽く昔ながらの製法で加工されています。そのため小麦粉も乾麺もその色は黒っぽくて、その味には深い風味が漂います。小麦粉に加工した小麦の品種「南部」は香りが良い上に粘りが強く、自家製パン作りの素材としても利用されています。この小麦粉を市販で売られている強力粉と合わせてホームベーカリーでパンを作る方が多いようです。

去年は小麦の他に大麦も収穫して、精麦所で押し麦に加工していただきました。一般的にはご飯といっしょに炊いて食ベられます。押し麦には食物繊維がたくさん含まれていて、健康食として知られています。うまく煮ればプチプチと膨らんで料理の食材としても利用でき、私も押し麦の使い方を研究中です。いずれ、みなさに押し麦をお披露目したいです。

お届けできる野菜の種類が少ない4月の端境期(はざかいき)は、むしろこれらの加工品をみなさんにご試食していただくのにちょうど良い時期なのかもしれません。在庫がなくなるまでこれらの加工品のご注文を承っております。もし野菜セットに入っている加工品をご試食していただいて気に入ってくだされば、いつでも小林農場までご注文ください。

人参ジャムは千葉県の柴海農園に、押し麦は埼玉県の小川精麦所に加工を委託しました。小麦粉と乾麺は、ご近所さんの黒澤製麺所に委託。人参ジュースは、地元の食品を取扱っている「ナチュラルフード森の扉」が音頭をとって、小林農場を含めた地元の農家かそれぞれ栽培した人参を合わせて、新潟県の津南高原農産にて加工しました。これらの加工品は以上の方々と小林農場との合作と言ってよいでしょう。 

2016年6月15日 (水)

平成28年6月13日、14日の野菜セット

6月13日、14日の野菜セットの内容です。

玉ねぎ、人参、大根、小カブ、紫首カブ、ズッキーニ、キャベツ、白菜、レタス、サニーレタス、コールラビ、スナップエンドウ、ニラ、ブロッコリーまたはキヌサヤエンドウ

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Dscf2299_2ズッキーニを初収穫、初出荷。ズッキーニが先陣をきって、夏の果菜類の野菜の出荷が始まった。

梅雨に入ればレタスなどの春野菜が傷みやすくなる。この頃から夏野菜が収穫され始めていないといけなく、今の時期になっても春野菜を頼りにしているようでは厳しい。

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Dscf2307キュウリ、サヤインゲン、ピーマン。もう、出荷できる大きさにまで実り始めてきた。

今回の野菜セットはまだ、春野菜が中心だったけれど、次回からは徐々に夏らしい野菜セットの内容に変わってゆくだろう。

2016年6月12日 (日)

説明書きのない写真館・小満の農場の風景

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平成28年6月10日の野菜セット

6月10日の野菜セットの内容です。

玉ねぎ、人参、大根、小カブ、紫首カブ、白菜、レタス、サニーレタス、ブロッコリー、コールラビ、シュンギク、スナップエンドウ、ニラ

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野菜セットに夏人参が登場。

2016年6月 9日 (木)

共に冬を乗り越えた大事な仲間たち  平成28年4月7日

 

共に冬を乗り越えた大事な仲間たち  平成28年4月7日

 

桜花爛漫の候、みなさん、いかがおすごしでしょうか。

 

  現在出荷しているジャガイモ、人参、里芋、ネギ、ゴボウ。これらは去年畑に種が播かれて冬を越してきた作物です。作物は冬の寒さに当たると体内に花芽を作って花を咲かせる準備を始め、春になると「トウ立ち」と言って地上に茎を伸ばしてつぼみをつけます。

 

トウがたつと食用部の根部は茎に養分が吸い取られて筋っぽくなって、食用にむかなくなります。ゆえに、4月は出荷できる野菜が少なくなる端境期(はざかいき)となります。

 

トウがたつ前の3月のうちに人参を収穫して冷蔵庫に入れて冷蔵保存をしました。今回お届けした人参は、冷蔵庫より取り出して出荷しています。収穫されてからずいぶん時間がたっていますから、鮮度は落ちています。しかし試食してみると、収穫されてから時間がたって熟してゆく果物のように、むしろ人参の甘味が濃縮されているように感じました。

 

去年の夏から秋にかけて収穫されて今まで貯蔵されてきたジャガイモ。年をとると肌にシワが増える人間と同じで、イモの肌にもシワが目立ち始めてきました。あまり見た目が良くないのでこのようなシワシワのジャガイモはスーパーの野菜の売り場では見かけないと思います。

 

小林農場の野菜セットでは、よっぽどシワがひどくなければ、出荷しています。少し見た目が悪くなったくらいで出荷せずに捨ててしまうようなことはしません。食べていただければ分かるように、シワシワのジャガイモでも、中身はおいしく食べられます。

 

ただ、現在お届けしているジャガイモは少し収穫時期が遅れたために、中身が少し変質している場合もあるかと思います。スが入っていましたら、お手数ではありますが、スの部分を切り除いてお召し上がりください。今年はジャガイモの収穫を遅らせず、今後はもっと質の良いジャガイモを4月になってもお届けできるようにしてゆきたいと思います。

 

  この時期は特に試食を念入りに行い、自分が出荷しようとしている作物が商品としてふさわしいものかどうか慎重に確認しながらお届けしております。冬越ししたカブを試食してみると、肉質がスカスカとした感じになっていて、違和感のある食味でした。たぶん防寒対策が不十分でカブが霜害を受けたためだからだと思います。セットに入れる野菜が他にあまりなかったのでカブもセットに加えてみましたが、「カブがおいしくない」というご指摘をいただきました。野菜セットは「量より質」です。今後は、自分が試食しておいしくなかった野菜を、量を足らすために加えるようなことは厳重に慎みたいと思います。

 

冷蔵保存の人参やシワシワのジャガイモなど、食用としての寿命が尽きようとしている作物を相手にしながら、4月の端境期は、みなさんにご満足していただけるような野菜セットを作ってゆくのに最も苦労する時期です。今お届けしている野菜は、私と共に寒い冬を乗り越えてきた私にとって大事な仲間たちです。最後まで、みなさんにできるだけ喜んで受け取ってくださるような状態にととのえながら、大事に出荷してゆきたいと思います。

 

2016年6月 7日 (火)

6月7日の野菜セット

6月7日の野菜セットの内容です。

玉ねぎ、大根、小カブ、紫首カブ、コールラビ、キャベツ、白菜、ブロッコリー、サニーレタス、シュンギク、キヌサヤエンドウ、スナップエンドウ、ソラマメ、ニラ

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今年の春野菜は、あまり堆肥も与えずほとんど放置されていた「新畑」の奥のほうで初めて栽培してみた。肥料を好み肥沃な土でなければ健全に育つことのできないキャベツ、ブロッコリー、白菜などのアブラナ科の作物は、なかなか順調に生育してくれず、6月に入っても収穫時期を迎えていないものが多い。このまま収穫まで至らない作物もあるだろう。今年の春野菜は不作だ。

去年の春は「下畑」で春野菜を栽培。この畑では30年間ほど堆肥を与え続けて土作りされていて、去年は私が特に何もしなくてもキャベツやブロッコリーが良く収穫され、豊作だった。ちゃんと土作りをしてきた畑とそうでない畑とは、作物の生育もずいぶん違う。

いっぽうでレタスなどのキク科の作物は、毎年、どんな条件の土でも順調に育ってくれている。「肥沃な土でないと育たない作物」と「どんな条件でも生育してゆくことのできる作物」が私の頭の中ではっきりと分類されてきている。

入手できる堆肥の量にも限りがある。広い畑の隅から隅まで全部を肥沃地にしてゆけるほどの堆肥の量を確保してゆくのは難しい。畑を「肥沃地区」と「その他の地区」に分けて、「肥沃地区」のみに集中的に堆肥をまき続けて地力を上げてゆき、そこにキャベツなどの作物を育てよう。「その他の地区」は堆肥をまく以外のやり方で地力を保つ方法を考えて、レタスのようなどんな土でも育つことができる作物を栽培しよう。

キャベツもまともに育つことができるくらいに肥沃な土を作ることは必ず必要だが、農場の畑を全部、「肥沃地区」にする必要はない。とても肥沃な土をむしろ苦手とする作物もある。それぞれの作物の性格を見極めて、適地に作付けしてゆきたい。

Dscf2242野菜セットに入れた白菜。

麦秋

Dscf2221麦が実って刈り取られれる今の時期を、昔から「麦秋(ばくしゅう)」と呼ばれています。6月なのに「秋」という文字が使われるのは、麦の穂が黄金色に色づいて、麦畑が一面、「収穫の秋」のような風景に染まるから。

Dscf2230小麦の穂。収穫適期まであともう少し。

Dscf2228大麦の穂。穂の先についているとがったノゲが長く、同じ麦の穂でも小麦の穂とはずいぶん姿が違います。

古くからある民族の間では、失われし大地と人との絆を再生させるために救世主がやがて現れると信じられ、「その者 青き衣をまといて 金色の野におりたつべし」という伝承が伝えられているようですが、青い衣をまとった救世主が降り立つ「金色の野」とは、麦畑のことではないかと言われているようです。

芒種(6月5日~6月20日)・農場の予定

6月5日 芒種

6月10日 入梅

6月20日 満月

6月21日 夏至

芒種での主な仕事

・麦の刈り取り、脱穀、乾燥

  麦は刈り取った後、よく乾燥させることが大事。晴れてよく乾燥している日に行いたいが、麦の収穫時期はちょうど梅雨の時期と重なることが多い。

  麦が雨で湿ってしまうと、刈り取り作業で使うバインダーや脱穀作業で使うハーべスターなどの農業機械に負荷がかかって、しばしば調子が悪くなって動かなくなったりする。いつ機械が動かなくなってもよいように、現場にかけつけてくれる機械整備士さんを身近にみつけておくといい。

・じゃがいも、玉ねぎなどの収穫、乾燥、貯蔵

  ジャガイモは掘り取った後、長期間貯蔵するため、乾燥させることが大事。しかし、ジャガイモの収穫時期もまた、梅雨の時期と重なってしまう。

  梅雨が本格化したら、せっかく掘りとってもイモはなかなか乾かずにすぐに傷んでしまう。梅雨の時期はジャガイモの収穫をお休みして梅雨が明けるのを待つ。梅雨が明けて日差しが強まれば、掘り出したイモはすぐに乾くので、収穫後に傷んでしまうイモはほとんどなく、貯蔵がしやすくなる。

  玉ねぎは入梅の前に収穫しておきたい。

・果菜類の管理(支柱建て、芽かき、誘引、追肥)

・草刈り、除草

・種まき(キュウリ、トウモロコシ、フダンソウ、ゴボウ、サツマイモ苗の定植)

・採種(サヤエンドウ、ソラマメ、ネギ)

・堆肥入手・散布  肥料作り

芒種より収穫され始まる野菜(予定)

  ズッキーニ、キュウリ、ナス、サヤインゲン、ピーマン、ジャガイモ、ニンニク(カブ類、レタス類、サヤエンドウやソラマメなどの豆類、キャベツや白菜やブロッコリーなどのアブラナ科の春野菜、シュンギクなどの葉物野菜は、この時期に収穫終了)

芒種になったら忘れずに見ておきたい生き物

  梅、ビワ、みょうが、蛍、アジサイ

Dscf2203夏野菜の苗を植えた畑の様子。

2016年6月 4日 (土)

6月3日の野菜セット

6月3日の野菜セットの内容です。

玉ねぎ、大根、小カブ、紫首カブ、コールラビ、キャベツ、レタス、サニーレタス、ブロッコリー、シュンギク、キヌサヤエンドウ、スナップエンドウ、ソラマメ、ニラ

月は6月に変わった今回の野菜セットでは、いろいろな新顔がセットの中に入りました。

Dscf21866月に入ってようやく収穫され始めたブロッコリー。

Dscf21926月に入ってようやく収穫され始めた春まきのキャベツ。

春に種まきされるブロッコリーやキャベツが収穫されるのは、通常なら5月中旬からなのですが、今年は少し種まきをのんびりやりすぎて、通常よりも半月遅い収穫開始となりました。

Dscf21966月に入って収穫されるようになった大根。今回の大根は、葉もあまり害虫に喰われていなくてきれいな状態だったので、葉もつけて出荷。葉を刻んで炒めてご飯と混ぜて食べる「菜飯」が最近の流行りの食べ方のよう。「大根を野菜セットに入れる時は根だけではなく葉もほしい」というご要望を多くのご家庭よりいただいております。

Dscf2198宇宙から落っこちてきた謎の物体・・・ではありません。コールラビという名の西洋野菜です。食感はカブのようで、それでいて、その味わいはブロッコリーのよう。私のお気に入りの野菜です。

2016年6月 3日 (金)

小林農場の出番  平成28年3月31日

小林農場の出番  平成28年3月31日

花冷えの候、みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  寒さに強くて冬の葉物野菜の主役となるのがほうれん草です。それが冬を越して暖かくなる3月になるとほうれん草は株元より固い茎を伸ばしてつぼみをつけて花を咲かせる準備をします。こうなると葉は固くなり、食用にむかなくなります。

  いろんな品種のほうれん草を試しに育ててきましたが、その中でも「ソロモン」という品種は3月になってもつぼみをつけずおいしく食べられることがわかり、今年度のほうれん草はソロモンを主に栽培しました。いつもは種をまいた後、畝の上に防寒用の布をかぶせて寒くても生育が進むようにしますが、今回のソロモンは種まき後に布をかぶせず、生育を遅らせてみました。冬に収穫時期を迎えさせず、3月になってから収穫時期を迎えられるように調整してみました。全国的に葉物野菜が不足する3月にたくさんのほうれん草を出荷できたので、多くの方々に喜んでいただけました。

  先週、ジャガイモの種イモを畑に植え付けました。6月から8月にかけて収穫されます。貯蔵室で年を越して3月まで良い状態で保存できるような保存性の良い品種を選びました。

私は、年が明けるまではあまりジャガイモを売らずに貯蔵しておき、年が明けた後に直売店などの売り場に持ってゆきます。たいていの農家は年が明ける前にジャガイモを早く売り切ろうとします。年が明けるまではどこの売り場もジャガイモであふれているので、なかなか私が作ったジャガイモは売れません。年が明けるとジャガイモを蓄えている農家は私の他にあまりいないので、ジャガイモを売り場に持ってゆけば、早々と売り切れます。

ナスやキュウリなどの夏野菜は、7月、8月の暑い時期に毎日盛んに実をならして、どこの農家でもたくさん収穫されます。やはり売り場は夏野菜であふれます。でも、お盆がすぎて初秋になると夏野菜の収量は急速に減ってゆき、店の棚から夏野菜が消えてゆきます。

キュウリの収穫時期は比較的に短いので、私はキュウリを1年に3回ほどに分けて種まきして、夏から秋が終わるまで、常に収量を確保していけるようにしています。真夏の頃に収穫されるキュウリはそんなにたくさん作りませんが、お盆がすぎた後に収穫されるキュウリはたくさん作るようにしています。夏野菜が少なくなるお盆がすぎた後にキュウリを売り場に持ってゆけば飛ぶように売れて、いくら売っても売れ残ることがありません。

売り場にたくさん野菜があふれている頃に自分の野菜も売り場に置かせてもらおうとすれば、自分の野菜を買ってもらうために他の農家と熾烈な競争を繰り広げなくてはいけなくなります。そのような競争を回避して売り場が空くのをじっくりと待ってから販売をする売り方のほうが、私の性分に合っています。

年に何回か全国的に野菜の収量が減る時期がありますが、売り場に全く売り物がなくなってしまったら消費者の皆さんは困ってしまうでしょう。そんな時こそが小林農場の野菜の出番です。小林農場の野菜は本当に皆さんに必要とされる時期をじっくりと待ちながら、出番がまわって来たらさっそうと登場する準備をしています。

2016年6月 1日 (水)

小満・ジャガイモの花が咲く頃

五月晴れの爽やかな日が続く頃、ジャガイモの花が見頃を迎えます。

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ジャガイモも花を咲かせることを、みなさんはご存じでしたでしょうか?ジャガイモの原産地のアンデス山脈からコロンブスがアメリカ大陸にたどり着いた後にヨーロッパへとジャガイモが渡りましたが、その当時はイモを食用として育てられることはなく、花を楽しむ観賞用の植物として育てられていたようです。時のフランス王妃・マリーアントワネットも、ジャガイモの花を胸飾りにしていたとか。ジャガイモが日本へ渡った頃にはすでに、ジャガイモは食用作物として栽培されるようになっていました。

品種によって花の色が違います。

Dscf2163「メークイン」は青紫色。

Dscf2164「トヨシロ」は白色。

Dscf2170「キタアカリ」は薄い紫色。

ジャガイモはナスやトマトと同じ「ナス科」の作物です。野菜の姿は全く違いますが、ジャガイモの花とナスの花はとてもよく似ていて、やはり同じ仲間の作物であることがわかります。ジャガイモの花はやがて果実となりますが、その果実も小さくて丸い球形で、ミニトマトにそっくり(でも果実には毒素があるので、食べない方が良いです)。

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