平成28年 ズッキーニの栽培
5月8日撮影。ズッキーニの苗。今回は初めて小林農場の畑から自家採種した種を使用。無事に発芽してくれた。
畑に植えられたズッキーニの苗。植える前に深めの溝を掘って肥料を投入。土を戻して溝を埋め、その上に苗を植えた。肥料が根を伸ばして溝に投入した肥料に届いたときに新たに栄養を吸収できるので、生育の後半になっても作物は息切れせずに実をならし続けてくれる。このような肥料の与え方を「溝施肥」と呼び、このような肥料を「弁当肥」と呼ぶらしい。
さらに植えた後に、苗のまわりに自家製の「ボカシ肥」をまいた。ボカシ肥は米ぬかや鶏ふんなどの有機質を発酵させて作った肥料で、有機質肥料のわりにはすぐに作物に吸収されやすく、植えられたばかりの苗に栄養を与えてくれる。
弁当肥として使う肥料はボカシ肥よりも、もっと肥効が長続きする落ち葉やわらなどを発酵させて作った肥料を使った方がよいのではないかと、私は思う。
ボカシ肥は直射日光に当たると効果が薄れてしまうようなので、その上にモミガラをたっぷりとまいておいた。作物のまわりの土は何かで被覆して直射日光や風雨にさらされないようにしてあげたほうが、作物の根にとって良い環境になる。雑草も生えにくくなる。
去年まではビニール資材を使って作物のまわりを被覆していた。しかし、ビニール資材は使用後の後始末が大変なので、今年はビニール資材を使うのをやめた。モミガラやら麦わらやら草やら落ち葉やら、被覆に使える材料は農場の中からいくらでもかき集めることができる。手間はかかるけれど。
植えられた苗のまわりにクンタン(モミガラの炭)をまいた。クンタンはその下の地温を上げてくれる効果があるらしく、苗の根が活着しやすくなる。本当はもっとたくさんクンタンを作ってもっと苗のまわり全面をクンタンで覆いたかった。
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