熊本地震で感じたこと いろいろ
まもなく熊本地震が発生してから1か月が経とうとしています。
私の友人が10年ほど前に熊本県の南阿蘇村で新規に就農して、今回の熊本地震で被災しました。彼と私は栃木県で1年半ほど寝食をともにしながら農業研修を受けていました。
地震発生した当時は彼の安否がとても気になっていましたが、SNSを通じてすぐに彼とその家族のみなさんが無事であることが分かって、少しだけ安心しました。今回の地震では、SNSなどのネットでの伝達手段が、被災地からその外へ、安否確認や救援物資の需要を伝えるのに大活躍したようです。私はスマートフォンを持っていませんが、災害にあった時は、スマートフォンを持っている人がまわりにいると心強いかもしれません。
私の友人の家は壊れることなくなんとか住める状態らしく、今は農作業を再開しています。私が普段からお世話になっている農家の方が、被災地でのボランティア活動を希望する若者を引き連れて、市貝町から南阿蘇村まで向かうことになりました。私も南阿蘇村の友人に救援物資を届けたいと思い、その農家の方にお渡して持って行っていただくことにしました。友人に電話で何か必要な物資はないかたずねてみると、もう物資が不足して困るということはないと言っていました。私は小林農場産の加工品を彼の家族に届けることにしました。「救援物資を届ける」というよりも「気持ちを届ける」という感じです。
善意で被災地に救援物資を送ったのに被災地ではそれらの物資は必要としていなく、逆にそれらの物資を処分しなくてはいけない負担を被災地に負わせてしまう場合があるようです。救援物資を被災地に届ける場合は、必ず被災地の需要を確認して、慎重に物資を選ぶ必要があります。
最も無難で被災地のためになる救援物資は「お金」だと思います。いろんな団体が被災地への支援金を募っていました。どの団体に募金すればよいのか、少し慎重に選んでみましたが、私は「ふるさと納税」を利用して、被災地の自治体に直接、支援金を送ることにしました。被災地に送れば、確実にそのお金は被災者の方々のために使ってもらえるだろうと思いました。
東日本大震災から5年後に熊本地震が発生しました。日本列島は地震の活動期に入ったと言われています。この先も5年に1回は、日本のどこかで今回の熊本のような震災が発生すると考えていたほうがよいと思います。その度に被災地以外で暮らす人々が少しずつ支援金を出し合ったりして被災地に寄り添ってゆける社会になれば良いと思いもいます。
復興は長期にわたるもの。ずっと関心を切らさずに見守り続けてゆくだけでも、被災者の方々に少しでも勇気を与えてゆけると思います。
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東日本大震災では、被災地に多くの歌手が足を運んでコンサートを開き、多くのものを失って傷ついている被災者の方々に少しでも勇気や癒しを与えようとしていました。歌の力が人の心に与える影響は大きいと私も思います。
私は間もなく日本で「童謡ブーム」が巻き起こって、日本の大人たちが競い合うようにして童謡を歌いこなしてゆくことに夢中になるだろうと予測しています。
ここで私が紹介したい童謡は、日本人なら誰でも知っている熊本の童謡「あんたがたどこさ」。以下をクリックしてお聞きください。
合唱団による「あんたがたどこさ」の合唱・・・思わず私が感動してしまった合唱の動画です。
自作「あんたがたどこさ」・・・小林が自分で歌ってみました。
ついでにもう1つ
「桜ソングメドレー」・・・童謡「さくらさくら」を中心にして、日本で次々に生み出される桜ソングをメドレーにしてみました。
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