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2016年3月13日 (日)

栽培暦 3月6日~3月12日

この週に行った仕事です。

収穫・出荷  整理整頓  育苗  切り干し大根を作る  踏み込み温床作り  育苗ハウスの整備

小林のひとり言

夏野菜を育てるための温床を作った。まずは温床の枠を作り、その中に落ち葉と米ぬかを入れて、水を加えて発酵させる。やがて発酵熱が発生して、その熱によって温床枠の中は暖まり、苗を温めることができるようになる。

できるだけたくさんの苗を温床に入れようと思ってついつい大きな温床枠を作ってしまったが、もっと小さくするべきだったと思う。温床枠を大きくしたら、そこに入れる落ち葉もたくさん入手しなくてはいけなくなるので、温床を完成させるまでの手間と時間が増えてしまう。

それに今年は、夏野菜の苗を少なくしようと思っている。夏野菜は夏になると毎日の管理に手間のかかる作物で、数を増やせば手間も増える。数を増やすのではなく、数を少なくして1本1本を確実に育ててゆくことにより、収量を確保してゆきたい。

私の欠点は、自分の身の丈をうまく測ることができないことだと思う。自分の生産力以上の量の野菜を栽培しようとして、けっきょくどの作物の栽培も手が回らず、中途半端な管理になってしまう。去年はせっかく栽培したジャガイモを掘り出しきることができず、多くのイモを無駄にした。

来週、ジャガイモの種いもを畑に植え付けるが、他にもいろんな畑仕事をしなくてはいけないので、1日で植え付け作業を終了しよう。欲張って2日も3日もかけて大量の種イモを植え付けようとしないように。大量に種イモを植え付けても、それらを全部収穫する時間を確保できるかどうか、分からないのだから。

年齢を重ねてゆけば、体力は落ちてゆく。もう無茶をしてたくさんの量の作物を栽培することは難しくなってゆくが、量を減らせば負担も減り、作業効率が上がって一つ一つの作物を大切に育てられるようになる。しっかりと自分の生産力を測った上で、作付け量を抑えながら作業効率を上げてゆくことで生産量を確保してゆく。これが今後の小林農場のやり方だと思っている。

Dscf0410完成した温床。温床枠が大きくて、用意した落ち葉だけでは枠の中が埋まらなかった。農場内に散らばっている落ち葉をかき集めて新たに加えようかとも思ったけれども、あまり温床作りばかりに時間をかけてもいられなかったので、倉庫にしまっていた稲わらを落ち葉の上に分厚く敷いてカサ増しした。

変則的な温床になってしまったが、順調に落ち葉は発酵熱を発生させ、温床内は暖まってきている。

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