平成27年9月播種のキャベツ
小カブ、二十日大根、株ネギ、キャベツ、サニーレタス、チマサンチュ、小松菜またはチンゲンサイ、からし菜、菜の花、人参の葉、ニラ、乾麺(うどん)、押し麦
去年の秋に種まきされたキャベツが今回、初めて収穫されました。
今回の秋まきキャベツは、去年の初冬が暖かかったためか予想以上に生育が早まり、冬のうちに結球してしまい、寒さに当たってほとんどが冷害で傷んでしまいました(キャベツは結球すると寒さに弱くなります)。
生育が遅れて結球せずに冬を乗り越えたキャベツが、なんとか生き残ってくれました。わずかな個数しかありませんが、大事に収穫したいと思います。
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3月中旬撮影
去年の9月に種を播き、本当は4月下旬より収穫されるはずだったキャベツ。結球した葉は寒さにも蒸れにも弱くて傷んでしまうので、キャベツは葉が結球したらすぐに収穫しないといけない。キャベツは冬の間は葉を広く広げながら寒さをやりすごし、春になってから結球するのが普通だが、去年の暮れは暖冬で生育が進み、真冬の頃に早々と結球を始め、多くがあっという間に寒さで葉が傷んでしまっていた。回復できそうもなく、4月からまともに出荷できそうなキャベツはほとんどなくなった。
傷んでいなさそうな結球しているキャベツを見つけていくつか収穫してみたが、正常な生育ではないので、みんな小さい。それでも味はおいしいので、野菜セットに加えてみた。
次回は種を播く時期を9月ではなく10月に遅らせて、冬が終わるまで結球させないようにしよう。今年の春は、2月に種まきしたキャベツが5月下旬から収穫できると思う。
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2月中旬撮影
去年の9月17日、9月24日に春に収穫されるキャベツの種を播いた。左の写真は立春をすぎた頃に撮影した春キャベツの生育状況。まだ幼い頃はキャベツの葉は開いた状態なのだが、この冬のキャベツは生育が進み、すでに葉は内側に巻き始め、小さく結球していた。
春になって暖かくなってから結球を始めてくれるのが理想的な生育なので、本当は冬の寒い時期に結球をさせたくなかった。結球して葉と葉の隙間がなくなってくっついてしまうと、暖かな空気の層がなくなって、葉は寒さで傷みやすくなる。実際、この冬に結球したキャベツの多くの葉が霜枯れして黒ずんでしまっている。
キャベツは結球した後に寒さに当たると、春になって暖かくなったとき、収穫時期を迎える前にトウがたってしまう(花を咲かせる準備をしてしまう)性質があり、そうなると良い品質のキャベツが収穫できなくなってしまう。ゆえに、冬の間はキャベツを結球させないことが重要となる。
12月が暖冬だったので予想以上に生育が進んでしまったのかもしれない。種を播く時期も、もっと遅く播いても良かったのかもしれない。
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