2月26日の野菜セット
以下は、2月26日の野菜セットの内容です。
ジャガイモ、人参、大根、カブ、里芋、ゴボウ、白カボチャ、長ネギ、ほうれん草、小松菜、油菜
小林のひとり言
秋に種が播かれて冬に収穫時期を迎えた葉物野菜が、気候が春らしくなるにつれて品質が落ちてゆき、収穫時期を終えようとしている。今後、出荷できる葉物野菜の種類数が減る見込み。
冬はほうれん草の需要が高く、作れば多くの方々に喜ばれる。人気の高い作物だけに品種もよく改良されているようで、今のほうれん草の品種は耐寒性が強くて冬でもよく育つ。3月にも引き続き、冬を越してきたほうれん草を収穫し続けてゆけるのではないかと思う。
ほうれん草以外の葉物野菜では油菜が耐寒性があり、冬の葉物野菜として私は好んで栽培してきた。でも、あまり一般的に馴染みの薄い葉物野菜のようで、いまいち、消費者の方々の評判は良くないように感じる。料理方法は一般的に馴染みのある小松菜とほとんど同じなのだが、味わいは小松菜と油菜では少し違う。
小松菜はそんなに耐寒性はないが、今年の冬は小松菜に近い葉物野菜「もち菜」を栽培してみた。それなりに耐寒性があり、食味も油菜と比べて馴染みのある味わいがあるように感じた。
また、水菜も冬の間、よく生育してくれていた。今まで小林農場が栽培していた水菜は茎がそんなに太くない品種だったが、鍋料理で煮込むことができるような茎の太い品種もあるので、次回は鍋用の品種の水菜も冬に取り込みたいと思う。
他にも,チジミ菜、ターサイ、壬生菜、かき菜など、耐寒性のある葉物野菜がある。毎年、冬は油菜をたくさん作ってきたけれど、油菜の他にも寒さに強い葉物野菜がたくさんあることが分かったので、次回の冬は多種類を分散して作ってゆきたいと思う。ほうれん草は別格に人気の高い葉物野菜なので、もっと作付け量を増やしても良いと思う。