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2016年2月

2016年2月29日 (月)

2月26日の野菜セット

以下は、2月26日の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、人参、大根、カブ、里芋、ゴボウ、白カボチャ、長ネギ、ほうれん草、小松菜、油菜

小林のひとり言

秋に種が播かれて冬に収穫時期を迎えた葉物野菜が、気候が春らしくなるにつれて品質が落ちてゆき、収穫時期を終えようとしている。今後、出荷できる葉物野菜の種類数が減る見込み。

冬はほうれん草の需要が高く、作れば多くの方々に喜ばれる。人気の高い作物だけに品種もよく改良されているようで、今のほうれん草の品種は耐寒性が強くて冬でもよく育つ。3月にも引き続き、冬を越してきたほうれん草を収穫し続けてゆけるのではないかと思う。

ほうれん草以外の葉物野菜では油菜が耐寒性があり、冬の葉物野菜として私は好んで栽培してきた。でも、あまり一般的に馴染みの薄い葉物野菜のようで、いまいち、消費者の方々の評判は良くないように感じる。料理方法は一般的に馴染みのある小松菜とほとんど同じなのだが、味わいは小松菜と油菜では少し違う。

小松菜はそんなに耐寒性はないが、今年の冬は小松菜に近い葉物野菜「もち菜」を栽培してみた。それなりに耐寒性があり、食味も油菜と比べて馴染みのある味わいがあるように感じた。

また、水菜も冬の間、よく生育してくれていた。今まで小林農場が栽培していた水菜は茎がそんなに太くない品種だったが、鍋料理で煮込むことができるような茎の太い品種もあるので、次回は鍋用の品種の水菜も冬に取り込みたいと思う。

他にも,チジミ菜、ターサイ、壬生菜、かき菜など、耐寒性のある葉物野菜がある。毎年、冬は油菜をたくさん作ってきたけれど、油菜の他にも寒さに強い葉物野菜がたくさんあることが分かったので、次回の冬は多種類を分散して作ってゆきたいと思う。ほうれん草は別格に人気の高い葉物野菜なので、もっと作付け量を増やしても良いと思う。

2016年2月24日 (水)

撮影生育記録・キャベツやレタスなどの葉物野菜

Dscf0349_2今年の冬に新設した育苗ハウス。

Dscf0352_22月23日、そのハウスの中で、キャベツやレタスなどの春野菜の種をポットに播いて、苗作りを開始。例年では2月の上旬からこれらの春野菜の種まきが行われるが、今年は種まきの時期を遅らせてみた。

収穫時期を迎えるのも例年と比べて少し遅れると思うが、これからどんどん気温が高くなってきて作物の生育もぐんぐん早まって遅れを取り戻してゆくから、そんなに大きく収穫時期が遅れることはないと思う。例年だとまだ外が寒い時期に苗を畑に植えてゆくことになるが、今回はだいぶ暖かくなって冷害の心配をあまりしなくてもよい時期に、苗を畑に送り出してあげられると思う。

Dscf0350まだまだ寒い時期なので、種まきした後はビニールトンネルをかけて保温して、種を発芽させる。例年だと温床を作って春野菜の苗を育てるのだけれども、今年は試しに冷床(温床を使わない苗作り)で春野菜を育ててみることにした。温床で育てるように苗に高い気温は与えることができないが、少し温度が低いくらいのほうが苗は丈夫に育つと言われている。

2016年2月23日 (火)

2月22日の野菜セット

2月22日の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、人参、青首大根、聖護院大根、カブ、里芋、長ネギ、白カボチャ、ほうれん草、油菜、小松菜、水菜

日中の日差しに暖かさが増し、春が近づいて来ているように感じます。気候が冬から春へと暖かくなるにつれて、出荷できる野菜の量は増えてゆくのではなく、減ってゆきます。気温が低かった時は土の中に埋めて貯蔵できた大根や人参などの野菜は、気温が上がると貯蔵が効かなくなり、傷んでゆきます。いっぽうで、冬の間に新たに種まきされた作物が収穫されるまで、まだまだ時間がかかります。

よって、3月、4月は1年で最も出荷できる野菜の量が少ない「端境期(はざかいき)」となります。5月中旬に入ってようやく冬の間に種まきされた作物が収穫されて、その後は次の冬が来るまで、次々と新たな作物が畑から生産され続け、みなさん豊富な種類の野菜をお届けしてゆけるようになります。

Dscf0347
2月上旬に小松菜やほうれん草などの作物の種を播いた後、その畝の上にビニールトンネルを作って畝を保温しています。こうしておくと、寒い冬でも葉物野菜は生育して、端境期の頃に収穫時期を迎えます。

端境期にも消費者のみなさんに野菜をお届けし続けていくための、専業農家の技です。

2016年2月22日 (月)

栽培暦 2月14日~2月20日

以下はこの週に行った仕事です。

収穫・出荷  整理整頓  ハウス新設  播種(葉物野菜、カブ、人参など)

小林のひとり言

  一つの仕事を終えた後は後片付けをする時間を省いてどんどん次の仕事をするのが、今までの私の仕事のやり方だった。そのため農場は際限なく散らかってゆき、これ以上散らかってしまったらまともに仕事ができなくなるという危機感を抱き、去年より数年間散らかしてきた農場を、時間を捻出しながら一生懸命に片づけてきた。

  今までは整理整頓の時間を犠牲にして畑仕事を進めてきたが、この冬は逆に、畑仕事に費やす時間を削ってでも整理整頓に時間を費やしている。夏になって畑仕事が忙しくなれば、もう整理整頓に費やせる時間はなくなるだろう。まだそんなに畑仕事が忙しくない冬のうちに整理整頓に専念しておけば、それは今後の私の畑仕事に生きてゆくだろう。

  農場の整理整頓に時間を費やしているため畑仕事が遅れてしまっているが、今はこれで良いと思う。例年だと今の時期は温床を作って春野菜の苗を育てている頃だが、今年はだ、温床が作れていない。春野菜の苗は、温床がなくても冷床(温床を使わない育苗方法)で育てることができると思う。ナスやピーマンなどの夏野菜の苗作りが始まる3月上旬までに温床ができていればよい。

  畑仕事が遅れても焦らないこと。農場を整理整頓してゆくことを大切にして、より仕事のしやすい環境を作り出すことによって、畑仕事の遅れを取り戻してゆこうと思う。

2016年2月20日 (土)

2月19日の野菜セット

2月19日の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、人参、大根、カブ、紫首カブ、里芋、長ネギ、白菜、ほうれん草、油菜、水菜、ターサイ

野菜セットの配送を終えて農場に戻ってきた時には、とっくに日は暮れて、空は真っ暗。月を見上げて見ると、夜空には今まで見たことがないくらいに大きな「かさ」が月のまわりにかかっていました。

雨がやってくる前日になると、月も「かさ」をさすと言われています。土曜日は雨になるのでしょう。

2016年2月19日 (金)

品種選択の際の着目点  平成27年12月17日

 

品種選択の際の着目点  平成27年12月17

歳晩の候、みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  地元の種苗店やホームセンターの野菜の種の売り場には、いろんな品種の種の種袋が棚に並べられています。地元の農家や家庭菜園をしている人々に好まれている品種が並べられているはずなので、棚に販売されている品種は地元の気候によく適合している可能性が高いと考えられます。私も外出の用事がある度に地元の種の売り場に立ち寄っています。

お店で販売されている、種袋に書かれている品種の特徴を読み、どの品種を購入するか選びます。品種によってかなり作物の生育が違ってくるので、この品種の選択が今後の畑仕事に大きく影響していきます。

  種まき時期や収穫時期などの他にも、その品種は固定種なのか交配種なのかも確認するようにしています。固定種とは、昔から種を採種しながら栽培し続けられてきた品種。交配種とは、種苗会社が複数の品種を交配することで新たに開発された品種。

交配種は種苗会社から種を購入しないと手に入りません。食の自給自足を目指す小林農場は種の自給も目指しているので、種を自分で採種してゆくことのできる固定種を優先的に栽培したいと思っています。

  一般的に、作物の見栄えは交配種のほうが優れ、味は固定種のほうが優れていると言われています。小林農場では固定種の大根と交配種の大根を栽培してきましたが、いつも交配種のほうが固定種よりも、見栄えだけではなく味も上回っています。来年は大根を交配種で統一したいと思います。

見栄えの良い野菜を生産できれば、専業農家も野菜を販売しやすくなります。現在、専業農家が使用している種のほとんどが交配種で、販売されている種もほとんどが交配種です。自分が気に入る固定種の種を見つけにくい状況です。

  種に付着している病原菌を殺菌するために薬剤を施されて販売されている種は多いです。無農薬栽培を行っている小林農場としては、種も薬剤処理していないものを優先的に使いたいと思っています。でも、無消毒の種があまり販売されていなときもあります。

  サヤエンドウやソラマメは秋に種が播かれて冬越しして、春に収穫時期を迎えます。これらの豆類の品種は交配が難しいらしく、販売されている品種のほとんどが固定種です。ただ、種が薬剤消毒されている場合が多いです。今年の春、収穫が終わったサヤエンドウやソラマメの種を自分で採種しました。これらの作物から種を採ったのは初めて。私がほしいと思っていた、薬剤処理されていなくて、自分の畑で採種された固定種を手にしました。

  その種をこの秋に播いて、ほとんどの種が無事に発芽してくれました。来年の春の収穫でたくさん実をならしてくれたら、また採種したいと思います。このようにして、少しずつ自分が納得のゆく種を殖やし、気に入った品種を畑に殖やしてゆきたいと思います。

 

2016年2月17日 (水)

平成27年9月播種のキャベツ

小カブ、二十日大根、株ネギ、キャベツ、サニーレタス、チマサンチュ、小松菜またはチンゲンサイ、からし菜、菜の花、人参の葉、ニラ、乾麺(うどん)、押し麦

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4月29日撮影。

去年の秋に種まきされたキャベツが今回、初めて収穫されました。

今回の秋まきキャベツは、去年の初冬が暖かかったためか予想以上に生育が早まり、冬のうちに結球してしまい、寒さに当たってほとんどが冷害で傷んでしまいました(キャベツは結球すると寒さに弱くなります)。

生育が遅れて結球せずに冬を乗り越えたキャベツが、なんとか生き残ってくれました。わずかな個数しかありませんが、大事に収穫したいと思います。

Dscf0756冬を乗り越えて生き残ったキャベツが点在するキャベツ畑。

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3月中旬撮影

Dscf0433_2
去年の9月に種を播き、本当は4月下旬より収穫されるはずだったキャベツ。結球した葉は寒さにも蒸れにも弱くて傷んでしまうので、キャベツは葉が結球したらすぐに収穫しないといけない。キャベツは冬の間は葉を広く広げながら寒さをやりすごし、春になってから結球するのが普通だが、去年の暮れは暖冬で生育が進み、真冬の頃に早々と結球を始め、多くがあっという間に寒さで葉が傷んでしまっていた。回復できそうもなく、4月からまともに出荷できそうなキャベツはほとんどなくなった。

傷んでいなさそうな結球しているキャベツを見つけていくつか収穫してみたが、正常な生育ではないので、みんな小さい。それでも味はおいしいので、野菜セットに加えてみた。

次回は種を播く時期を9月ではなく10月に遅らせて、冬が終わるまで結球させないようにしよう。今年の春は、2月に種まきしたキャベツが5月下旬から収穫できると思う。

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2月中旬撮影

Dscf0333去年の9月17日、9月24日に春に収穫されるキャベツの種を播いた。左の写真は立春をすぎた頃に撮影した春キャベツの生育状況。まだ幼い頃はキャベツの葉は開いた状態なのだが、この冬のキャベツは生育が進み、すでに葉は内側に巻き始め、小さく結球していた。

春になって暖かくなってから結球を始めてくれるのが理想的な生育なので、本当は冬の寒い時期に結球をさせたくなかった。結球して葉と葉の隙間がなくなってくっついてしまうと、暖かな空気の層がなくなって、葉は寒さで傷みやすくなる。実際、この冬に結球したキャベツの多くの葉が霜枯れして黒ずんでしまっている。

キャベツは結球した後に寒さに当たると、春になって暖かくなったとき、収穫時期を迎える前にトウがたってしまう(花を咲かせる準備をしてしまう)性質があり、そうなると良い品質のキャベツが収穫できなくなってしまう。ゆえに、冬の間はキャベツを結球させないことが重要となる。

12月が暖冬だったので予想以上に生育が進んでしまったのかもしれない。種を播く時期も、もっと遅く播いても良かったのかもしれない。

2016年2月16日 (火)

2月16日の野菜セット

2月16日お野菜セットの内容は以下のとおりです。

ジャガイモ、人参、大根、カブ、紫首カブ、長ネギ、サトイモ、白菜、ほうれん草、油菜、水菜、ターサイ

小林のひとり言

  冬の寒い頃に収穫時期を迎えた葉物野菜が、春を目の前にして、収穫期間を終えようとしている。春を感じると葉物野菜は花を咲かす準備を始めて葉が固くなるので、食用には向かなくなる。

  去年は2月の下旬になった頃、それまで収穫していた油菜などの葉物野菜の根元の部分が傷んで、出荷ができなくなってしまった。たぶん、防寒用の布を葉物野菜の上にずっとかぶせていたので、蒸れてしまったのだと思う。まだまだ寒い時期が続き野菜の葉が霜枯れしてしまったりするけれど、いっぽうで日中は暖かな日も増えてくるので、布をかぶせたままにしていると葉は蒸れて傷んでしまうのかもしれない。

  どっちにしろ、もう、冬の間に収穫時期を迎えた葉物野菜の寿命はそんなに長くはないだろう。今回、葉物野菜の収穫をするために防寒用の布を外した後、もう布は葉物野菜の上に戻さずに外したままにすることにした。

  去年の秋の遅い時期に種まきした葉物野菜がこれから収穫時期を迎える。春が始まってどれくらいの期間、これらの葉物野菜を収穫し続けることができるのか、注目したい。

2016年2月15日 (月)

小林家の食卓・油揚げと白菜のサラダ

Dscf0337近所の方が、ご自身が栽培した大豆で加工した油揚げを、私におすそ分けしてくださいました。

その油揚げをざく切りした白菜と合わせ、しょううゆと酢で味付けして、サラダにしていただきました。油揚げと白菜の予想以上の相性の良さに、感激いたしました。

本当は油揚げは焼いたり油抜きしてから食べるものですが、私はずいぶん手抜きして、食べやすい大きさに切ったのみで、そのまま食べました。そして冬の時期の白菜。寒さのために甘味が強くなって、生のままでも十分においしく食べられます。素材が良いと、ついついサラダで生食したくなります。

2016年2月14日 (日)

寒い冬のおかげさま   平成27年12月10日

寒い冬のおかげさま   平成27年12月10日

寒さがひとしお身に染みる頃となりました。みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  紅葉の季節はすぎ、樹木の枝に残る葉も少なくなり、見上げるほどの高い樹木が点在する小林農場の敷地内やその周辺の地面も、大量の枯れ葉で覆われています。北風に吹かれて大事な葉を奪い去られてしまう樹木の姿を哀れみ、さみしい気分を抱く人もいるでしょう。

  でも実際は、樹木は寒さと風に屈して葉を奪われてしまうのではなく、冬になると樹木が自ら積極的に葉を落とそうとするようです。乾燥する冬に葉がなくなるほうが樹木の水分が保ちやすく、樹木にとって冬を越すのに都合が良いようです。

  落ち葉をかき集める作業は農家にとって冬に欠かせない仕事です。その落ち葉は、作物の苗を育てる床土の最適な材料として利用できます。

  12月に入った頃よりようやく寒さが少し強まり、毎朝、畑一面が霜で真っ白に染まるようになってきました。秋のうちに種を播いて現在収穫時期を迎えている大根や人参に、土をかぶせたり貯蔵穴の中に埋め込んだりして、霜が直撃しないように防寒しています。

  畑にどんな種を播いても発芽しない寒い冬でも、秋に育てた作物をしっかりと防寒して貯蔵していれば出荷し続けることができます。冬の3か月間もの長い期間に作物を土の中で貯蔵できるのは、冬の気温が低いおかげです。3月になって春めいて暖かくなっていくと、たちまち貯蔵が効かなくなって作物は傷みやすくなり、出荷は終了します。

  冬はどうしても全国的に野菜の生産が減って野菜不足となります。相対的に冬になると、小林農場の野菜に出番が回ってきます。秋に作った作物をしっかり防寒して貯蔵しながら冬に出荷できれば、多くの消費者の方々に喜ばれます。

  寒くなると作物は凍死してしまわぬように、一生懸命に体内から水分を排出し、その分、作物の味が濃くなります。私たちは冬に、変化してゆく作物の味を楽しむことができます。

  冬はただ単に、春が来るまで寒さに耐え忍ぶだけの季節ではありません。農家はこの寒さによってもたらされる恩恵をしたたかに生かそうとしています。

  したたかなのは樹木も同じ。葉を全て落とし樹形を露わにした冬の樹木の姿には、凛とした美しさがあります。桜も梅も、暖かな時期に花を咲かせて種を残そうと、寒さを感じることによって冬芽を膨らませて、春が来たときに美しい花を咲かせる準備を始めています。

2016年2月13日 (土)

2月12日の野菜セット

2月10日の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、人参、大根、カブ、紫首カブ、里芋、長ネギ、白菜、ほうれん草、油菜、水菜、ターサイ

小林のひとり言

ジャガイモは、収穫する時期が遅れてしまうと品質が低下してしまい、料理しても火が通りにくくておいしくない。去年は、たくさんのジャガイモが遅れて収穫されて、それらのジャガイモを販売してみたが評判が悪いようで、売れ行きが良くない。これらのジャガイモを出荷するのをやめて、自分で主食の代わりに消費しようと思う。野菜セットには、適期に収穫した品質の良いジャガイモを選んでお届けしている。

大きすぎる大根は、生育が進みすぎて老化していることが多く、中にスが入っていたりする。現在、たくさん大きな形の聖護院大根も保存しているが、聖護院大根を出荷するときは、小さい形を選んで出荷するようにしている。

人参も大きすぎると品質が低下している場合が多い。大きすぎる人参よりも小さすぎる人参のほうが品質的に安定している。今年度貯蔵している人参は生育がゆっくりで小さいものばかりだが、むしろ安心して出荷ができる。

2月の下旬から野菜セットに加えようと思って温存している白カボチャも、「当たり」と「外れ」がある。小さい形のものは実が未熟なうちに収穫された可能性があり、そのようなカボチャは味がなくておいしくない。外から見ただけではそのカボチャが「当たり」なのか「外れ」なのかわからないけれど、切ってみて中身の色をみると、なんとなくそのカボチャの品質を見極めることができる。おいしいカボチャはおいしそうな色をしていて、おいしくないカボチャはおいしくなさそうな色をしている。野菜セットには、みなさんが食べきれる大きさに切り分けて出荷するが、その時にそのカボチャの品質を予測することができる。

野菜は生き物で千差万別。どんなに熟練したプロの農家でも、品質の良い野菜ばかりを出荷するのは難しく、稀に品質の悪い野菜をうっかり出荷してしまうこともある。でも、いろいろと気を配ることにより、品質の悪い野菜を出荷してしまう回数を減らせてゆけると思う。

2016年2月 9日 (火)

2月9日の野菜セット

2月9日の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、人参、大根、カブ、紫首カブ、長ネギ、サトイモ、白菜、ほうれん草、油菜、水菜、ターサイ

Dscf0331今回の野菜セットに入れた葉物野菜は4種類。写真の左下から時計回りに、油菜、水菜,ほうれん草、ターサイです。

まだまだ寒さも厳しい時期、全国的に葉物野菜が収穫されにくくなっているようなので、野菜セットには豊富な種類の葉物野菜を加えてみました。小林農場でも寒さのため葉物野菜の葉が傷んできてはいるものの、防寒用の布を作物の上にかぶせることによってなんとか冷害をしのいでいます。

葉物野菜は収穫されてすぐ、鮮度の良いうちに食べるとおいしいのですが、すぐに食べきれない場合は、数日間鮮度を保たせるための工夫もあります。

・ジッパー付きの袋に入れて乾燥や酸化を防ぎながら冷蔵保存すると良いです。

・寝かせるよりも、根を下にして立てた状態で冷蔵保存すると長持ちします。

・もっと長期間保存したい場合は、軽く加熱した後に小分けしてラップにくるんで冷凍保存。料理したいときに解凍します。生のままよく水洗いした後に冷凍保存袋に入れて冷凍保存するというやり方もあるようです。

2016年2月 7日 (日)

栽培歴 1月31日~2月6日

この週に農場で行った仕事です。

収穫、出荷  農場の片づけ  ハウスの作成  播種(葉物野菜)

小林のひとり言

立春がすぎるのを待って、今年に入って初めての種まきを畑で行った。冬の間眠っていた畑が始動した。

前もって今年1年、どの作物をどの畑に作付けするのかを頭の中に思い描いておくと、計画的に準備をしてゆくことができて、畑仕事の効率が上がる。畑に作付けする作物を大雑把に以下のように区分してみると、作付け計画がたてやすいと思う。

春に種を播く作物

  ・春まき葉物野菜区(小松菜、ほうれん草など。ニンジン、大根、カブなどの根菜類も含む)

  ・春まき結球野菜区(キャベツ、レタスなど。肥沃な土地を選ぶこと)

  ・ジャガイモ区

  ・長ネギ区

  ・里芋区

  ・夏の果菜類、葉物野菜区(ナス、モロヘイヤなど。肥沃な土地を選ぶこと)

  ・カボチャ、サツマイモ区(あまり肥沃ではない土地を選ぶこと)

  ・ゴボウ区(畑の片隅に)

  ・緑肥区

  ・加工品区(油用のエゴマ、もち用の陸稲などを予定している)

秋に種を播く作物

  ・秋まき葉物野菜区(ほうれん草以外の葉物野菜)

  ・秋まきほうれん草区(肥沃な土地を選ぶこと)

  ・秋まき結球野菜区(キャベツ、白菜など。肥沃な土地を選ぶこと)

  ・人参、大根、カブ区(土がホロホロとしていて物理性の良い土地を選ぶこと)

  ・大豆、小豆区(あまり肥沃ではない土地を選ぶこと)

  ・緑肥区

  ・加工品区(麦、ナタネなど)

科が同じ作物、肥料の必要量が似ている作物、作付け期間が似ている作物を同じ区分に含めてみた。畑によって含まれている肥料の量や物理的な特徴など、ずいぶん違う。そのときの土の状態を見極めて、上に区分けされた作物のグループを適所に配置してゆきたい。

2016年2月 6日 (土)

2月5日の野菜セット

2月5日の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、人参、玉ねぎ、大根、カブ、紫首カブ、長ネギ、里芋、白菜、ほうれん草、水菜、ターサイ

 

2016年2月 3日 (水)

人参ジュースの販売のお知らせ

地元の食品店「ナチュラルフード森の扉」さんの呼びかけにより、地元の農家のみなさんと力を合わせて、人参ジュースを作りました。現在、「ナチュラルフード森の扉」さんより販売中ですので、ご興味のある方はお問い合せください。森の扉さんの連絡先が掲載されているサイトはこちら。小林農場の野菜セットを購入されている方々には野菜セットといっしょにジュースをお届けすることができるので、ご興味のある方は小林までお問い合わせください。

人参ジュースの原料に使われた人参は約500kg、そのうち150kgは小林農場で栽培された人参が使用されています。小林農場と同様、他の農家のみなさんも農薬を使用せずに人参を栽培して、安全性を重視しました。

今回の人参ジュースの特徴を箇条書きしてみると・・・

・材料を搾汁して作られた「ストレート」タイプです。一般的に販売されている「濃縮還元」によって作られる野菜ジュースよりも、原材料の風味や香りがジュースに生かされる製法で作られています。今回の人参をジュースに加工してくださった「津南高原」さんのサイトはこちら

・野菜ジュースを製造するとき、果物を混ぜて味をつけますが、無農薬栽培の果物は高価でなかなか大量に入手できません。今回のジュースに使用されている原材料は無農薬栽培の人参のみで果物を使用せず、無農薬レモンを少しだけ加えて味付けされています。原材料の安全性を重視しました。

・使用された人参の品種は「筑摩野五寸」。甘味の強い加工むきの品種で、出来上がった人参ジュースも人参の香りを残しながら人参臭さが抑えられ、飲みやすいすっきりとした甘さに仕上げられています。

・畑に含まれている肥料が少ないほうが、作物の味は濃くなる傾向があります。今回の人参の栽培は、肥料を使用しない「無肥料栽培」を実施して、素材の味にこだわりました。(ただし、土が栄養不足の状態では、無肥料栽培をしても栄養失調の作物しか作れません。土の状態が良いことを確認した上で、無肥料栽培をしました。)

2016年2月 2日 (火)

2月2日の野菜セット

2月2日の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、玉ねぎ、人参、大根、カブ、紫首カブ、里芋、長ネギ、白菜、ほうれん草、水菜、ターサイ

Dscf0323_2最近の野菜セットに入れていた大根は、「聖護院大根」という丸い形をしたとてもおいしい種類の大根でした。

残念ながら、土に埋めて貯蔵していた聖護院大根のいくつかの中身にスが入っていることが確認され、聖護院大根の出荷をしばらくみあわせることにしました。今後は代わりに、貯蔵状態が良さそうな青首大根をお届けしてゆきたいと思います。
今までみなさんにお届けしてきた聖護院大根にも、スが入っていたものもあったかもしれません。自分が出荷している野菜は普段から自分でも食べて野菜の状態を確認するように努めていますが、どうしても状態を把握しきれない場合もあります。もしみなさんにお届けした野菜でお気づきの点があれば、遠慮なく私にご指摘していただくとありがたいです。

2016年2月 1日 (月)

撮影生育記録・聖護院大根

大カブのような形をした丸い大根、聖護院大根。煮込むととてもおいしい大根で、今まで野菜セットに入れる大根は聖護院大根を選んでいた。去年の秋に畑からいっせいに収穫して、土の中に埋めて防寒し、長期貯蔵してきた。

Dscf0319_2左の写真は、ある聖護院大根を切った断面。中身がスカスカとしたスポンジ状の空洞が見られ、スが入ってしまっている。

貯蔵している多くの聖護院大根は正常でこのようにスが入っていないのだが、スが入ってしまったものも少なくない。大根の外から見ただけでは中身にスが入っているかどうか見分けることが難しい。スが入っている大根は商品になりにくいので、今後、聖護院大根を出荷してゆくことが難しくなってきた。

大根の生育が進みすぎて老化してゆくと、スが入りやすくなってくる。大根が収穫時期を迎えたら、すぐに収穫したほうがよい。

収穫した後に土に埋めて長期貯蔵している間にも、大根の生育は少しずつ進んで老化してゆく。今まで小林農場では大根の葉をつけたまま土に埋め戻していたが、葉を切り除いておけば大根の生育を止めることができて、長期間、よりよく保存できるようになるかもしれない。

サトイモを土に埋め戻して貯蔵するときはイモを逆さにして置いておくのだけれども、そうするとイモから新たに芽が出にくくなって、生育を進めさせずに良い状態で長期保存ができる。同じように、大根も上下を逆さにして埋め戻すと、新芽が出にくくなって良いらしい。




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