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2016年2月19日 (金)

品種選択の際の着目点  平成27年12月17日

 

品種選択の際の着目点  平成27年12月17

歳晩の候、みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  地元の種苗店やホームセンターの野菜の種の売り場には、いろんな品種の種の種袋が棚に並べられています。地元の農家や家庭菜園をしている人々に好まれている品種が並べられているはずなので、棚に販売されている品種は地元の気候によく適合している可能性が高いと考えられます。私も外出の用事がある度に地元の種の売り場に立ち寄っています。

お店で販売されている、種袋に書かれている品種の特徴を読み、どの品種を購入するか選びます。品種によってかなり作物の生育が違ってくるので、この品種の選択が今後の畑仕事に大きく影響していきます。

  種まき時期や収穫時期などの他にも、その品種は固定種なのか交配種なのかも確認するようにしています。固定種とは、昔から種を採種しながら栽培し続けられてきた品種。交配種とは、種苗会社が複数の品種を交配することで新たに開発された品種。

交配種は種苗会社から種を購入しないと手に入りません。食の自給自足を目指す小林農場は種の自給も目指しているので、種を自分で採種してゆくことのできる固定種を優先的に栽培したいと思っています。

  一般的に、作物の見栄えは交配種のほうが優れ、味は固定種のほうが優れていると言われています。小林農場では固定種の大根と交配種の大根を栽培してきましたが、いつも交配種のほうが固定種よりも、見栄えだけではなく味も上回っています。来年は大根を交配種で統一したいと思います。

見栄えの良い野菜を生産できれば、専業農家も野菜を販売しやすくなります。現在、専業農家が使用している種のほとんどが交配種で、販売されている種もほとんどが交配種です。自分が気に入る固定種の種を見つけにくい状況です。

  種に付着している病原菌を殺菌するために薬剤を施されて販売されている種は多いです。無農薬栽培を行っている小林農場としては、種も薬剤処理していないものを優先的に使いたいと思っています。でも、無消毒の種があまり販売されていなときもあります。

  サヤエンドウやソラマメは秋に種が播かれて冬越しして、春に収穫時期を迎えます。これらの豆類の品種は交配が難しいらしく、販売されている品種のほとんどが固定種です。ただ、種が薬剤消毒されている場合が多いです。今年の春、収穫が終わったサヤエンドウやソラマメの種を自分で採種しました。これらの作物から種を採ったのは初めて。私がほしいと思っていた、薬剤処理されていなくて、自分の畑で採種された固定種を手にしました。

  その種をこの秋に播いて、ほとんどの種が無事に発芽してくれました。来年の春の収穫でたくさん実をならしてくれたら、また採種したいと思います。このようにして、少しずつ自分が納得のゆく種を殖やし、気に入った品種を畑に殖やしてゆきたいと思います。

 

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