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2016年1月 2日 (土)

申年元旦 一年の計

小林農場のブログを読んでくださっているみなさん、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

ちょっと長い文章になりますが、今年の農場が目指す方向をまとめてみました。

元旦版「小林のひとり言」

・「睡眠時間の確保」「整理整頓」

農家が農業を続けてゆく上で最も大切にしなくてはいけないことは何か?それは「十分な睡眠」と「整理整頓」だと思う。睡眠と整理整頓に時間を費やせるような生活を送れるよう、心がけたい。

特に私は整理整頓は苦手で、そのためにずいぶんと仕事の効率を悪くしてきた。そのことは十分に承知しているが、自分の苦手なことを改めてゆくことの難しさも身に染みて承知している。

この1月、農場の敷地で「断捨離祭り」を決行する。二度と散らかることのない環境を整え、仕事の効率を上げたい。

・「出荷場の整備」

出荷作業に時間を費やしすぎて、肝心の畑仕事の時間が削られてしまっている。出荷作業にかかる時間をどれだけ短縮できるかが、大きな鍵となる。

そのためには出荷場の環境の改善が必要不可欠。作業のしやすい出荷場が整えば出荷作業が楽になり、畑仕事に時間を費やせる。冬のうちに出荷場を改善したい。

・「生計を成り立たせる」

現在、小林農場は、専業農家としてかろうじて生活を成り立たせている。もっと収入を増やして、農場の生計を安定させてゆきたい。

もう農業では生計を成り立たせられないと思う人が増え、日本の農業人口は減少している。私のような新規就農した者たちが農業でも生計を成り立たせていけることを証明してゆければ、農業人口の減少に歯止めをかけてゆくことができる。農場の生計を成り立たせることにより、自分自身の生活が楽になるだけでなく、日本の農業に貢献できる。

・「販売先の確保」

収入を増やしてゆくには、販売先を確保する必要がある。小林農場が最も力を入れているのが野菜セットでの販売。できるだけ自然環境に負担をかけない方法で作物を栽培して販売しようとすると、野菜セットでの販売方法が最も適している。野菜セットを定期購入してくださる方々を増やしてゆくことに力を注ぎたい。

販売先との信頼関係を保つことができれば、農場の野菜を買い続けてくださる。そのためには品質の良い野菜をお届けすることはもちろん、1年を通して休まずに常に何かしらの野菜を出荷し続けられる態勢を維持しておくことが重要だと思う。販売先を確保するためにも、畑仕事の時間をしっかり確保して、それなりの質と量の作物を作ることが肝心。

・「作物の作付けの見直し」

「多品目栽培」は自然環境と調和した栽培方法であり、小林農場が今まで行ってきた栽培方法でもある。ただ、全ての作物を同じように力を入れてゆくのは無理だ。だいたいどこの販売先がどんな作物を希望するのかは決まっているので、売れる見込みのある作物の栽培には特に力を注ぎ、それ以外の作物は作付け量を減らしていこうと思う。作物によって栽培の力の入れ方にメリハリをつけ、畑仕事の効率化をはかりたい。

・「半農半農」

自分たちの衣食住を自給自足してゆく生活に切り替えることによって、人類は地球環境問題を解決してゆけると私は考えている。しかし実際は、小林農場では、野菜を栽培して販売してゆくだけで精一杯で、お米も果物もお肉も加工品も生産してゆくことができず、あまり自分の食べ物を自給できていない。

売れる見込みのある野菜を効率的に生産すれば、効率的に収入を増やすことができる。そうすれば生活にゆとりができて、お米なども自給する時間を捻出できるようになる。

作家が小説を書きながら、その傍ら、家庭菜園をして自分の食べ物を自給する生活を「半農半著」という。歌手がコンサートで歌を歌いながら、その傍ら、家庭菜園をして自分の食べ物を自給する生活を「半農半歌」という。

小林農場は「半農半農」でゆきたい。半分は「多くの消費者に安定的に作物をお届けしながら収入を得ることを目的とした専業農家の農」、そしてもう半分は「自給自足をすることによって自然環境と調和してゆくことを目的とした家庭菜園の農」。同じ「農」でも、専業農家の「農」と家庭菜園の「農」は分けて考えよう。

・「畑仕事の向上」

夏になれば畑仕事に追われてしまっている。追われないようにしていくためにも、機械や道具をもう少し導入してゆきたい。

ただ、やはり、あまりに人手が足りなさすぎることが小林農場の根本的な問題だと思う。今までのように私がたった一人で畑仕事や出荷作業をこなしてゆくやり方で、この先も続けてゆけるかどうか。小林農場に他所から人を呼び込んでゆくことを考えてゆきたい。

・「顔の見える関係の構築」

以前とくらべれば農場内もずいぶんきれいに整備されてきたし、今年から小林農場の見学を希望される方々を農場へ迎え入れてゆきたいと思う。今までにも小林農場を訪問したいと思ってくださっていた方々はいたと思う。農場を、ただ農産物を生産するだけの場所にはせず、農場に興味のある方々との交流の場にしてゆきたい。

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