追跡撮影記録・12月上旬(人参)
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7月下旬に播種した人参の畑。12月上旬にいっせいに収穫。200mlの種を播いて育て、加工用の人参として出荷できた収量は150kgだった。
今回はこの数十年間、畑として使用されることなく雑草が生い茂っていた区画に、初めて作物を栽培してみた。長い間、人の手が加わっていないような土地は生態系が豊かに保たれている場合が多く、わざわざ肥料を与えなくても作物が元気に育つ。今回は肥料を与えずに人参を育てたけれど、それなりに根は肥大してくれた。
ただし土が固くてゴロゴロとしていて、肌割れしてしまった人参や二股になってしまって形の悪い人参ばかりが収穫され、まともに出荷できそうな人参が本当に少なかった。
人参の肌割れは、土の中の水分の急激な変化が起こると発生しやすい。ホロホロと手触りが良い土は排水性が良く、なおかつ保水性も良く、土の中の水分を一定に保ってくれるので、そのような土では人参も肌割れしにくいと思う。
土の中に未熟な有機物があったりすると、それに触れた人参の根は二股になりやすい。種まきする前に、草をしっかり片づけて畑に残さないようにするとよいと思う。また、土がゴロゴロと固い場合でも、人参は二股になりやすいと思うし、発芽率も悪くなる。
人参を栽培する時は、土を選んだほうがよい。特に土の物理性に注目。ホロホロと柔らかな土を選ぼう。
今回の人参を作ってみた畑に生えていた主な雑草。オオイヌノフグリなどが群生していた。このような雑草が生える畑では野菜を育てやすいと言われている。土が固いので人参のような根菜類は育てにくいけど、小松菜のような葉物野菜は育てられそう。
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