追跡撮影記録 12月中旬 大根
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秋作の大根をいっせいに収穫して、貯蔵穴に伏せこむ。大きい物・小さい物、形の良い物・良くない物、全て合わせた本数は、青首大根が300本、赤大根が30本、聖護院大根が250本。
横に太らず、ひたすらひょろ長く生育した青首大根が多かった。形が変だと味が悪くなるということはないが、一般的に販売されている青首大根と比べて形が違いすぎて、ちょっと販売しにくい。これだけ細長いと、日干しすればたくあんに加工する大根として利用できそうだけれども。
今回の大根栽培では、間引きをする作業が遅れた。そのため、大根が幼いうちに、細長く伸びる癖がついてしまったのかもしれない。また、今回はもともと長く伸びる傾向のある品種の種を播いた。大根の品種は、長く伸びる系統よりも、「総太り系」のほうが育てやすいと思う。
野菜の品種には、昔から自家採種して作られてきた「固定種」と種苗会社が新たに交配して改良した「交配種」の2種類がある。一般的に「形は交配種のほうが良く、味は固定種のほうが良い」と言われている。
小林農場でも固定種と交配種の大根を作ってきたけれど、交配種のほうが固定種よりも、形だけでなく味でも上回っている。気に入っている交配種の青首大根はあるけれども、気に入った固定種の青首大根にはまだ出会ったことがない。固定種の品種を増やしていくことが望ましいと思うので、おいしい固定種の大根に出会えればよいのだけれども。
聖護院大根。根は大きなカブのように見えるけれど、葉を見ればカブではなく大根だと分かる。聖護院大根は固定種であってもおいしくて、形が変に乱れることもない。
冬は煮込むとおいしい白首大根の品種が好まれる。でも小林農場の畑は白首大根との相性が悪いらしく、まともに育ったことがない。
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