栽培暦 12月6日~12月12日(間引き作業について)
この週に行った仕事です。
収穫、出荷 大掃除 加工用人参の収穫・出荷 物置小屋の整備 大根の伏せこみ・防寒 もみ殻を入手
小林のひとり言
大根を貯蔵穴に伏せこんで防寒するため、畑から大根をいっせいに収穫した。かなりひょろりと長くの伸びてしまった大根が多い。おいしく食べることはできるものの、その形には違和感があり、なんだか販売しにくい。普通は大根はこのようにひょろ長くはならない。
今年は大根を間引く作業が遅れ、大根の根がかなり大きくなった後に間引いた。作物は込み合っているとひょろひょろと長く伸びる性質がある。今回の大根は間引かれないままで込み合っている状態でしばらく放置されているうちに、ひょろ長く伸びる癖がついてしまったのかもしれない。
人参も間引く作業が遅れ、そのため根が肥大する速度も遅れ、今年収穫される人参は小さい形が多くなると思う。人参の間引きは「こんなにたくさん間引いてしまってもったいない」と思うくらいにたくさん間引いて人参と人参の間隔を広くしたほうが、立派に肥大した人参をたくさん収穫できる。
ほうれん草の生育に勢いがなく、今年の冬のほうれん草は不作になるかもしれない。込み合っている部分を少しでも間引いておけば、一株一株が丈夫に育って大きくなり、収量を上げることができる。この冬はほうれん草や他の葉物野菜の間引きにできるかぎり手間をかけてみたいと思う。
人も、人ごみの中にずっといたら、ストレスを感じて心身の調子を崩してしまう。同じように作物も、間引いて換気を良くしてあげたほうが、健全に育つ。
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