栽培暦 11月1日~11月7日 (今秋の虫害について)
この週に行った仕事です。
収穫、出荷 大掃除 間引き(人参、かぶなど) 草刈り サツマイモの収穫 トラクター耕 播種(サヤエンドウ、小麦)
小林のひとり言
毎年、秋になるとネキリムシやヨトウムシなどの芋虫が、畑に定植したばかりの苗を切ってしまう虫害が発生するが、今年の秋の最初の頃はそのような虫害が少なかった。すっかり油断していたら、晩秋に畑に植えた春キャベツ、水菜、ターサイなどの苗が害虫によってずいぶん切られて消えてしまった。
毎日畑を見回って害虫を捕まえていれば防げた被害だった。やるべきことをやっておかないと、このような痛い目にあう。ヨトウムシなど、11月になっても出現するから、気温が低くなっても油断してはいけない。
レタスは虫害を受けにくい作物で、いつもきれいな状態で収穫できる。ところがこの秋は、玉レタスやサニーレタスは、葉の中心部に芋虫が入り込んで葉をかじって、派手な茶色のかじり痕を残してくれた。外から見ただけではかじられた痕を見つけにくく、かじられたレタスを出荷しないように、出荷作業には神経を使った。
レタスもヨトウムシなどの芋虫の被害を受けることがあるらしい。このようにレタスの虫害が目についたのは初めてだ。
また、カブの葉には、カブラハバチの幼虫がたくさん発生して、葉に虫食われ穴が目立った。黒紫色をした芋虫で、捕まえようと手を伸ばすと、葉から地面に落ちてしまい捕まえにくい。この秋は無事にカブの根は肥大していっているが、一昨年はカブの根が肥大する前にこの芋虫に葉を食いつくされて、カブがあまり収穫できなかった。
いっぽうで、数年前までキャベツ畑や大根畑で猛威をふるっていた害虫、シンクイムシは、ここ数年はずいぶんとおとなしくなってきている。シンクイムシを食べる天敵が増えてきたのかもしれない。
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