栽培暦 11月15日~11月21日 (冬を迎える頃の作物の状態について)
この週に行った仕事です。
収穫、出荷 大掃除 玉ねぎの定植 除草(ニンニク、白菜など) サヤエンドウやソラマメに防鳥 小麦粉の袋詰め
小林のひとり言
11月の下旬。例年なら早朝には霜が降りて大根や白菜の防寒を始める時期なのだけれども、この晩秋は霜が降りる日がなくて妙に暖かく、防寒を始める雰囲気ではない。今の気温で防寒をしてしまうと、むしろ作物は蒸れてしまって良い状態を保てないと思う。
作物の生育がずいぶんとバラついていて、人参にしろ大根にしろ白菜にしろ、収穫時期をとっくに迎えているものもあれば、まだまだ収穫時期が訪れそうもないのもある。秋の作物はあまり大きく生育しすぎると、冬の寒さに弱くなるし、中身の品質が落ちてゆく。いっぽう、寒さが本格的になってきた頃にもまだ小さいままだと、いつまでたっても小さなままで、収穫時期を迎えることができない。
寒さが厳しくなる頃にちょうど良い大きさに作物を生育させたいが、それがなかなか難しい。その頃に作物が「小さすぎる」よりも「大きすぎる」ことのほうが良いと思う。大きすぎる作物は寒さで傷んでしまうかもしれないけれど、それでもそれなりに冬の間、収穫ができる。小さすぎるといつまでたっても小さいままで、収穫はゼロだ。
この晩秋の高温は、現在、生育が遅れている作物には有利に働く。寒さが厳しくなる前に、全ての作物が収穫時期を迎えてほしい。
今年の秋作の種まきは、遅れがちだった。人参や大根など、寒さを迎える前に収穫できる大きさに生育するように、秋作で種まきが遅れるのは避けたい。
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