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2015年7月 1日 (水)

栽培暦 6月21日~6月27日 (自家採種についてのひとり言) 

以下はこの週に行われた仕事です。

収穫、出荷  大掃除  育苗  除草、間引き(ニンジン、モロヘイヤ、サツマイモなど)  草刈り  播種(トウモロコシなど)  玉ねぎを収納・保管  夏野菜の管理(追肥、芽かき、誘引など)  小麦の刈り取り、乾燥)  キュウリの定植、ネット張り  採種(サヤエンドウ、ソラマメ)  ジャガイモの収穫  
小林のひとり言
  小林農場では、作物の種はたいてい種苗会社より購入している。ただ、「食の自給自足」を目指す小林農場は、種も自分の畑から採種してゆくことがのぞましいと思う。作物はまず最初に種から育つわけであって、種を自分で自給自足できなければ、本当の意味での「食の自給自足」は達成されない。
  この春に栽培したサヤエンドウとソラマメから種を採種した。今年は10種類ほどの作物の種を自家採種することを目標としている。
  自家採種は手間がかかる。それに、種苗会社から購入する種の品種と比べて、自分が採種した種から育てた品種は収量が少なかったり姿形がよくない作物ができる場合が多い。専業農家が全ての作物を自家採種していくことは、実際には難しい。
  そこで、私なりに比較的簡単に自家採種できそうな作物を選んでみた。実の部分を食べる夏野菜やマメ科の作物が特に自家採種しやすそうだ。
小麦・・・収穫した麦をそのまま種として使える。
大豆・・・収穫した豆をそのまま種として使える。
小豆・・・収穫した豆をそのまま種として使える。   
里芋・・・収穫したイモをそのまま種として使える。
ニンニク・・・収穫した球をそのまま種として使える。
オクラ・・・生育の良いものを収穫せずにそのまま放っていれば、種が実る。
キュウリ・・・生育の良いものを収穫せずにそのまま放っていれば、種が実る。
以上の7種類はすでに小林農場でも自家採種してきた。これらに加えて、
サヤエンドウ・・・生育の良いものを収穫せずにそのまま放っていれば、種が実る。
ソラマメ・・・生育の良いものを収穫せずにそのまま放っていれば、種が実る。
サヤインゲン・・・生育の良いものを収穫せずにそのまま放っていれば、種が実る。
ナス・・・生育の良いものを収穫せずにそのまま放っていれば、種が実る。
ミニトマト・・・生育の良いものを収穫せずにそのまま放っていれば、種が実る。特に雨に当たっても生育が良くて収量の良い露地用のミニトマトを小林農場の中で育成したい。
ニンジン・・・生育の良いニンジンを畑の隅に移動してから自家採種できるので、畑を有効に利用できる。
  小林農場の畑では、同じ作物の中でもいろんな品種を育てている。だから、品種間で交雑が起こる危険性はある。交雑をいちいち恐れていたら自家採種がしにくくなるので、交雑は気にしないことにしよう。
P6241375収穫時期を迎えてもそのまま畑に残しておいたソラマメ。サヤが黒くなって採種期を迎えた。ソラマメの種は買うと高価なので、自家採種しておきたい。

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