小林農場 美化年間 平成27年5月7日
小林農場 美化年間 平成27年5月7日
初夏の候、みなさん、いかがおすごしでしょうか。
5月より夏野菜の苗が次々と畑へ植えられてゆき、農繁期はいよいよ本番を迎えます。作物が日毎に大きくなっていくのと同時に、雑草も勢いを増し、勝手に生えてきます。
草は小さいうちならば、鎌をさっととおしただけで簡単に取り除けます。これが大きくなれば、地に根をがっしりと張ってしまって、取り除いたり刈ったりすることが困難になります。草が小さいうちに取り除くと、畑仕事は2倍も10倍も楽になります。
そのように毎年思いながらも、毎年それができていません。いろんな畑仕事で忙しくしている間に、草がいつの間にかに大きくなってしまいます。
私に畑をお貸ししてくださっている地主さんたちは寛容な方々なので、私が借地を草だらけにしても目をつぶってくださっています。しかし、借りている畑を草だらけにしてしまって地主に借地を返すように言われてしまったという農家の話はよくききます。
草がふてぶてしく生い茂った荒れた光景は、日本人の美的感覚に合いません。畑を草だらけにしていれば、畑仕事がやりにくくなるだけではなく、借地の地主さんや近所の方々との関係も悪くしてゆきます。
これから毎日、1日の半分は草の管理のために費やしても良いと思います。草を早めに取り除くことによって、畑仕事をもっと楽に行えるようにしてゆきたいと思います。
今年は小林農場の「美化年間」と位置づけています。年が明けてから、農場の敷地の大掃除にも時間を費やしてきました。
私は片付けが苦手な人間で、この数年間、しまうべきものをしまわず、捨てるべきものを捨てず、敷地は足の踏み場のないカオス、手をつけられないほど散らかりまくっていました。そのため、いろんな大事な道具をなくしたり壊したりして、仕事の効率を悪くしてきました。
この先ずっと敷地が散らかることのないように、「見た目が美しい農場は、仕事の効率の良い農場」を合言葉にして、この1年間、徹底的に大掃除をやりたいと思います。整理整頓するとその場が明るく見えて気持ち良いし、楽しいです。
自分一人では持ち運ぶことのできない重たい荷物などを、近所の方々に手伝っていただきながら移動しました。少しでもご恩をお返しできるよう、自分が管理している敷地や畑を散らかさず、草刈りもしっかり行い、近所の方々が気持ちよくそのまわりを散歩していただけるようにしてゆきたいと思います。
あまりに草だらけの畑。あまりに散らかっている敷地。これを見た人はがっかりしてしまうのではないかと思い、人を積極的に農場に招待することを控えてきました。
今までは訪れてきたお客さんとゆっくりくつろいで語り合えるような空間が全く農場の中にありませんでした。今回の大掃除では農場の見学を希望される方々がくつろげる場も新たに整えたいと思います。多くの方々を迎えられる農場に変えている最中です。
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