八十八夜の別れ霜(穀雨)
八十八夜は、旧暦の年の始まりにあたる立春(新暦では2月上旬)から数えて八十八日目にあたる日のことをいいます。今年の八十八夜は5月2日でした。
八十八を重ねると「米」という字になるので、農家には農作業を始めるのによいとされる縁起かつぎもあって、八十八夜と米寿の人を大切にし、お祝いする習慣があります。
「八十八夜の別れ霜」と言われるように、この日をすぎれば農作物への霜害の心配がなくなるとされ、夏野菜の苗を畑に定植し始めます。
実際にはまだ遅霜が降りる可能性もあり、農家は自分の地域はいつ頃まで遅霜が降りるのか、頭に入れています。苗を畑に定植した後はしばらく、気象庁から霜注意報が発令されているかどうか毎日確認して、遅霜が降りそうなら苗に防寒対策を施します。
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