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2015年5月 7日 (木)

端境期と春がやって来た    平成26年4月9日

端境期と春がやって来た    平成26年4月9日

花冷えの候、みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  桜の花が咲き始める頃から新緑の頃までは、1年のうちで最も出荷できる野菜の種類が少なくなる「野菜の端境期(はざかいき)」です。気温が暖かくなるにつれて、寒い頃に貯蔵していた大根や白菜などの貯蔵が効かなくなって傷んでゆきます。いっぽうで、この冬に種まきした作物が収穫できるようになるまで、もう少しだけ待たなくてはいけません。

  冬の間、土をたっぷりかぶせて防寒してきた人参は、4月の終り頃まで出荷していく予定です。寒い頃は葉を枯らしていた人参も、春を感じて盛んに新芽を地上に伸ばしています。食用部の根から葉の部分に水分や養分が移っていく最中です。

  冬はちょうど人参の食べ頃で、畑仕事をしている時に小腹がすいたら、よく人参畑から人参を引っこ抜いて、簡単に泥を服でふき取って、生のままポリポリとおいしくいただいていました。今の時期は、生で食べるとどうしても筋っぽさを感じます。               

現在出荷している人参は、しっかりと火を通せばその味わい深い甘みはまだまだ健在、良い食味を維持しています。今の時期は常温に置いておくと根から芽が生えてくるので、冷蔵庫に保存しておいたほうが鮮度を保てるでしょう。長ネギも人参と同じように、この時期から中身が固くなってきているので、よく火を通したほうがおいしく食べられます。

  今年の2月に種まきしてビニールトンネルをかぶせて保温しながら育ててきた葉物野菜。予想していたよりも生育が遅れてまだまだ小さいですが、葉が込み合っている部分から間引くような感じで収穫しています。

  このような「間引き菜」は小さいので、料理する時に少し扱いづらいこともあるかと思いますが、その味はクセがなく初々しい。厳しい寒さの中で生育する冬の葉物野菜の濃厚な味わいとは違います。季節の変化によって変わってゆく味わいをお楽しみください。

  この先、根菜類の作物が減っていくいっぽうで、数種類のレタスが収穫されるようになり、野菜セットの中に占める葉物野菜の割合が多くなるかと思います。葉物野菜は鮮度の落ちないうちに食べたいところではありますが、お届けした葉物野菜を全部、すぐに食べられない場合もあると思います。

葉物野菜は、育った状態で保存すると良いらしく、葉先を上にして立てて収納しておくと長持ちするようです。今は野菜を保存するのに適したジッパー付きの何度も使い回せる保存袋も販売されています。酸化や乾燥から守るため、袋で密封すると良いようです。

  たくさんの葉物野菜を冷蔵庫の野菜室の限られた空間に詰め込むのも大変な場合もあるでしょう。小松菜などの葉物野菜は、一度お湯でさっと煮て体積を減らして、水気をきってから冷凍室で冷凍保存ができます。使いたい時に解凍すれば、料理も楽です。

  これからの時期は冬眠から覚めた虫たちが、畑の作物をかじり始めます。虫害に気をつけなくてはいけません。でも、普段はやっかいな存在である害虫も、今の時期は春の訪れを告げに来た使者に見えて、愛おしく感じてきます。冬を超え、春になりましたね。

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