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2015年5月

2015年5月31日 (日)

5月24日~5月30日の野菜セット(カブの品種についてのひとり言)

この週の野菜セットの内容は以下の通りです。

里芋、かぶ、紫首かぶ、キャベツ、ブロッコリー、レタス、サニーレタス、小松菜、春菊、みず菜、大根の葉、キヌサヤエンドウ、スナップエンドウ、ニラ
小林のひとり言
  現在、野菜セットに入れているカブの品種は「みやま小カブ」。中身が柔らかくて味わい深く、特にサラダや浅漬けなど生食してみると、他の品種のカブとの違いが鮮明になる。私は、畑仕事中に小腹がすいたら、畑から「みやま小カブ」を引き抜いて、服で土をふきとり、そのままバリバリとおいしく食べている。
  みやま小カブは、埼玉県の野口種苗が長い間自ら育成してきた、希少な国内産のカブの育成種。味のおいしさにこだわって品種を選んで種を販売してきた野口種苗が、みやま小カブのことを「小カブの最高峰」と謳っているけれど、確かにおいしい。
  おいしい品種を選べばおいしい野菜を楽に栽培できるようになると、みやま小カブに教えられた。他にも「おいしい」という評判がある品種があれば、ぜひ、小林農場に取り入れていきたい。
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2015年5月28日 (木)

肥料の中身   平成27年5月1日

肥料の中身   平成2751

日中は汗ばむほどの陽気です。みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  稲からお米を取り出した後に排出される稲わら、米ぬか、もみ殻。家畜を飼育している時に排出される家畜糞。日本の伝統的な農業では、それらは「ゴミ」ではなく、肥料の貴重な材料として、捨てることなく大事に田畑に循環させてきました。

  現在の養鶏場の多くは効率性を優先して、大量の鶏を狭いゲージに入れて飼育します。そのような風通しの良くない環境では鶏は病気になりやすいので、鶏に与えるエサにはあらかじめ抗生物質を混ぜたりします。

  私はお隣の町にある養鶏場まで、軽トラックを走らせて鶏糞をいただきにうかがっています。そちらでは、鶏は走り回れるくらいに広い鶏舎の中で飼育されています。風通しの良い環境で鶏も健全に育ち、エサに抗生物質を加える必要がありません。

そちらの養鶏場ではさらに鶏のエサの材料にこだわり、ご自身で配合して作っています。遺伝子組み換えされている材料は使用しないなど、エサの安全性を考慮しています。

その鶏舎の床には、たっぷりともみ殻や細かく切り刻んだ稲わらなどが敷かれていて、柔らかな床の上で鶏たちも気持ちよさそうに暮らしています。その床の上に鶏糞がたくさん落ちています。鶏舎の中におじゃまさせていただき、もみ殻などが混ざった鶏糞をスコップですくって紙袋に入れて、軽トラックの荷台がいっぱいになるまで積みこみます。

養鶏場の方の善意により無料で大量の鶏糞をいただいています。入手するのに手間をかけますが、健全に飼育されている鶏の糞はそれでもほしい安全性の高い高級な材料です。

稲作農家の方の田んぼに山積みにされているもみ殻も、毎年いただいています。もみ殻はふんわりとしているので、そのまま畑にまけば、土をフカフカにしてくれます。手間をかけて蒸し焼きして炭にすれば、良質な肥料の材料となります。

日本の風土では米ぬかを好んでエサにする有用な微生物が多く、米ぬかは手に入れておきたい材料です。コイン精米機の管理者の方の許可をいただいて、精米機のすぐ横に取り付けられている貯蔵タンクから米ぬかを大量にいただいています。

落ち葉は作物の苗を育てる床土の最良の材料になります。農場の敷地内には巨木が並び、秋の紅葉の季節がすぎると地面は落ち葉で埋め尽くされます。それらを竹ほうきでかき集めて、1年間かけて発酵させて床土を作っています。

今年はもっと畑に肥料をいれてゆきたいので、地域の生ゴミを収集してそれらをしっかりとした施設で発酵させて堆肥を作成している会社より、堆肥を購入して畑に散布していこうと思っています。地域の資源の循環を重視している会社の方針には共鳴いたします。

去年の秋には「緑肥」と呼ばれる植物の種を畑の広い面積にまき、現在はそれらが大きく生育しています。それらは生育することによって畑の土を改良してくれます。

できるだけ自分の農場の中で有機物を確保できれば、とても安全性の高い堆肥を作れます。農場の敷地内で刈った大量の草もかき集めれば、土を肥やす材料として使えます。

2015年5月27日 (水)

追跡撮影記録・オクラの生育

5月18日撮影  

P5181279オクラの種。小林農場ではたいていの作物の種は市販されているものを購入しているけれども、オクラだけはマジメに自分で種を採種してきた。今回は小林農場が育成して3代目のオクラの種を播いた。
市販の種も播いてみた。自分で採種したオクラとの生育の様子の違いを比較してみたい。
P5261299(左の写真)畝を作って表土を保護するためビニールマルチを張ってから、マルチに穴を開けて種を播く。
以前は育苗ハウスで育てたオクラの苗を畑に定植していたけれども、多くの苗がすぐに枯れてしまった。畑に定植するときはどうしても苗の根は傷ついてしまう。オクラは特に、根を傷つけられると弱いようだ。今は苗を作らず、霜が降りなくなる時期を待ってから、畑に直接、種を播いている。

2015年5月26日 (火)

野菜セットの中身:赤カブ(紫首カブ)

ここに注目・・・小林農場で作っているカブは一般的な白いカブだけではありません。首が紫色をしているカブが、最近の私のお気に入り。

料理方法・・・一般的な白いカブと比べて肉質がち密で甘味があります。浅漬けやサラダで生食してもおいしいですし、紫色も映えると思います。普通に汁の実などにしても。
保存方法・・・できるだけ早く、下部の丸い根と上部の葉を切り分けておくと、根の部分は良い状態で保存できます。
栄養・・・消化酵素のアミラーゼが含まれて、便秘や下痢の解消に効果的。特に葉に栄養価が高く、葉も汁の実などにして無駄なく食べると健康的。

                                                          追記・・・いろんな色のカブを入れると、野菜セットもめでたい雰囲気に。肌の赤い大根も今年初めて栽培してみました。

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2015年5月24日 (日)

栽培暦 5月17日~5月23日  (夏を迎える前の心構えについてのひとり言)

以下はこの週に行った仕事です。

収穫、出荷  大掃除  育苗  播種(オクラ)  定植、支柱建て結束(ナス、ピーマン)  間引き(かぶ)  サヤインゲン用に網張り  除草(春野菜全般)
小林のひとり言
   夏になると畑仕事が忙しくなり、農場を整理整頓する時間がなくなり散らかってゆく。そしてゴチャゴチャした仕事場で作業の効率が悪くなり、ますますあらゆる仕事が遅れて時間に余裕をなくしてゆくという悪循環に陥ってゆく。
  「畑仕事が忙しいから整理整頓する時間がない」ではなく、発想を転換して「整理整頓することによって畑仕事の時間を作りだす」と考えることにした。きちんと片づけられた仕事場では、作業効率が良くなり、たくさん仕事ができるようになるでしょう。
  特に出荷作業を行う出荷場がきちんと整理されていることは肝心。最近は、どんなに畑仕事が忙しくても、出荷が終わった後はきちんと後片付けをするようにしている。当たり前のことかもしれないけれど、その当たり前のことが今までできないでいた。
  もっと出荷作業がしやすいように、出荷場を少しだけ手間をかけて新たに整備しようと思う。育ててきた作物の苗を畑に植え終えて畑仕事が一段落したら、出荷場の整備にとりかかりたい。梅雨入りするまでに、仕事のしやすい出荷場に仕上げたい。

2015年5月23日 (土)

5月17日~5月23日の野菜セット

以下はこの週の野菜セットの内容です。

里芋、キャベツ、レタス、サニーレタス、茎ブロッコリー、赤カブ、二十日大根、小松菜、春菊、みず菜、カブの葉、絹さやエンドウ、スナップエンドウ、ニラ
小林のひとり言
「収穫の春」を迎えている。今のようにいろんな種類の野菜をたくさん収穫できていれば、出荷がしやすい。余裕を持って野菜セットを作れるし、小林農場とお付き合いしてくださっている食品店の方々からのご注文にも対応しやすい。
近所の直売所にも毎朝、出荷している。出荷できる野菜はわずかな量しかないけれど、それでも毎朝直売所に足を運んで、棚に品物を置いていた。地道な販売によって、多くのお客さんに小林農場の名前を覚えてもらうことができたと思う。
出荷は「継続は力なり」だと思う。度々出荷をお休みしていると、なかなか消費者のみなさんと信頼関係が築けないと思う。どうしても野菜を出荷できなくなる時期もあるけれども、もし真剣に消費者のみなさんとお付き合いしようとするのであれば、できるだけ休まずに春夏秋冬、何かを出荷し続けていく努力をしようと思う。
野菜セットはこの数年間、年末年始のお休み以外は、一度も休むことなく毎週出荷してきた。この皆勤記録はずっと更新していきたい。
P5231282今日の朝、2店の直売所に出荷した野菜。野菜セットの出荷や小林農場の野菜を買い取ってくださる方々への出荷がまず優先されて、それで売り切れない野菜を直売所に持参している。野菜セットなどの出荷分を確保すると直売所にまわせる出荷分はたいてい少ないけれども、今は収穫が好調で、直売所にもたくさん出荷できる余裕がある。そして、ありがたいことに、ほとんど売れ残ることなく、多くのお客さんに買っていただいている。

2015年5月20日 (水)

土、ホロホロと    平成27年4月24日

土、ホロホロと    平成27年4月24日

惜春の候、みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  この春は作物の生育に勢いがなく収穫時期が遅れ、野菜セットの中の野菜の種類数を確保するのに苦慮しています。3月中に種まきした葉物野菜がほとんど発芽せず、少しの間、葉物野菜の出荷をお休みしなくてはいけなくなるかもしれません。

作物栽培に適した土の手触りは、粘土のようにゴロゴロとしているわけでなく、砂のようにサラサラとしているわけでもなく、その中間の「ホロホロ」とした感じになります。いつまでも触っていたいと思えるような、とても気持ちの良い感触です。

その感触を例えるのであれば、スポンジです。スポンジのように排水性がよく、なおかつ吸水性にも優れ、土中は天候に左右されにくく、適度な水分を保持しています。

小林農場の畑は強い粘土質で、耕すとゴロゴロとしてしまう性質があります。種をまく前にまき溝を作るにも、種をまいた後に土をかぶせるにも、とてもやりにくい土です。

  それでも今まで、どんなゴロゴロとした土でも種を発芽させていく技術を身につけてきました。でもこの春は、発芽に失敗しました。この春、栃木県では2週間以上、まとまった雨が降らない時期があり、ゴロゴロとしている土はとても乾きやすく、種は水分を得られぬまま、消えてなくなってしまいました。

  やはり「ゴロゴロ」のままではどんな作業をするにもやりにくくてしかたがありません。作物にとっても、発芽するにも根を伸ばすにも、ゴロゴロした環境では苦労していると思います。土質を改善していく努力を支払うべきでしょう。

  土をホロホロと柔らかくするには、米ぬかや家畜糞などの有機物を発酵させた堆肥を畑へ継続的に散布していくことが有効だと思います。これらの堆肥の中には微生物がたくさん含まれていて、これらが土を耕して柔らかくして、作物の生育を助けてくれます。

作物を育てるのは私ではなく、土中の微生物や小動物などです。私の仕事は、土中にこれらの生き物を増やしていくこと。まずは、有機物を他から入手することです。

他からいただいてくる有機物の中にはどうしても農薬などの化学物質なども少量ながら含まれているので、今まで有機物を他から入手して堆肥を作って散布していくことに消極的でした。しかし、そのためか、この春作の作物の生育具合を見ていると、畑の地力が落ちてきていることが鮮明になってきているように感じています。

前述のとおり、堆肥の中身は微生物の塊で、堆肥を使用する利点は大きいです。堆肥を田畑に施して土を作ることは、昔から日本で行われてきた作物栽培の基本中の基本です。

私の住まいの目の前にあるお隣の農家の方の畑を、毎日、目にしています。土は気持ち良くホロホロとしていて、どの作物の生育ぶりも惚れぼれとするほど美しいです。

こちらの農家の方は数十年間、無農薬栽培を実践されてきました。堆肥を継続的に与え続け、力強い土を作ってきました。作物栽培の基本に戻ればいろんな問題が解消されていくのではないかと思わせてくれる、すばらしいお手本です。 

2015年5月19日 (火)

5月10日~5月16日の野菜セット (春野菜の出荷方法についてのひとり言)

以下はこの週の野菜セットの内容です。

さといも、赤カブ、二十日大根、キャベツ、レタス、サニーレタス、茎ブロッコリー、小松菜、山東菜、みず菜、春菊、キヌサヤエンドウ、スナックエンドウ、ニラ
小林のひとり言
収穫できる作物の種類が増え、野菜セットを作るのにずいぶん余裕を持てるようになってきた。ただ、難を言うと、今の時期、収穫できる作物は葉菜類がほとんどで、あまり長く保存のできないものが多い。6月になれば根菜類や果菜類も収穫できるようになり、いろんな種類に富んだバランスの良いセットになっていくだろう。
毎週金曜日は、市貝町や宇都宮市にお住いのみなさんのお宅に私が直接、野菜セットを配送している。葉菜類は鮮度が命。前日ではなくて、配送当日の早朝に野菜セットに入れる葉菜類を全部、収穫して箱詰めするようにしている。
収穫した野菜をその日の夕食からみなさんのお宅で使っていただきたいので、みなさんが夕食の準備を始める前に、みなさんのお宅に野菜セットをお届けしたい。午後の遅い時間になっても配送を終わらせられなくなってしまわぬように、金曜日は日の出と共に収穫を始め、出荷作業はもっと手際よくしてゆきたい。
P5181278お届けできる野菜が増えて、セットの箱の中もいっぱい。うまくつめないと、規格の箱の大きさに納まらない。

2015年5月17日 (日)

栽培暦 5月10日~5月16日 (かん水についてのひとり言)

以下はこの週に行った仕事です。

収穫、出荷  大掃除  育苗  マルシェに出店  定植(モロヘイヤ、バジルなど)  玉ねぎ収穫  トラクター耕  草刈り  夏野菜の定植の準備  ジャガイモの土寄せ
小林のひとり言
  野菜の苗は畑に植えられてから根を張るまで、数日間、かかる。それまで苗は、自力で土の中の水分を吸水しにくく、雨などが降って苗に十分な水分を与えなければ、苗は枯れてしまう。苗の定植は、天気予報を確認しながら、雨の前日を狙って行う。
  今春の栃木県では、雨が降らない時期が2週間続いたり3週間続いたりした。その時に定植を強行した苗は、しばらく数日間は日中になると葉をしおらせてしまったが、やがて無事に根を張って、もう葉がしおれてしまうことがなくなった。その間、私は苗にかん水していない。私が思っていた以上に苗には水不足に対する耐性があることを、苗から教えてもらった。
  雨のない時期にサツマイモの苗を植えたら、苗は水不足で全滅してしまった時もあった。作物の種類や季節によっては、定植後にかん水作業が必要な場合もある。
  新芽が次々と生えてくる植物の中心部は「生長点」と呼ばれている。どんなに苗の葉がしおれていても、この生長点の付近が生き生きとしていれば、おそらくかん水を行わなくても苗は生きのびられる。私は、かん水を行うかどうか、生長点を見ながら判断している。
P5171268定植された後、2週間ほど水分を与えられなかったサンチュも、無事に根を張って、間もなく収穫時期を迎えようとしている。

2015年5月16日 (土)

追跡撮影記録・ズッキーニの生育

5月13日撮影  4月14日播種のズッキーニ
P50912465月12日にかなりひさしぶりに雨が降り、地面を湿らせてくれた。その後、日中は夏のような暑さが続いたけれども、もう葉はしおれることがなかった。恵みの雨の力を借りて苗は畑に根付いたようだ。
定植されてからさっぱり水分を与えられない過酷な環境が1週間続いたけれども、苗は枯れてしまうことなく生き延びてくれた。
・・
5月9日撮影  4月14日播種のズッキーニ
P5091249_2関東地方は3週間ほど全く雨が降らず、土がカラカラに乾いたまま。植えられたばかりの苗はまだ根が畑に張れず、自力で土の中の水分を吸水することができない。恵みの雨が降らず、日中は葉はぐったりとしおれてしまう。

5月5日撮影  4月14日播種のズッキーニ

P5051231_2育苗ハウスから畑へと定植されたばかりのズッキーニの苗。

2015年5月14日 (木)

追跡撮影記録・サヤエンドウ

5月上旬撮影 11月9日播種のさやえんどう

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収穫開始

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3月下旬撮影  11月9日播種のさやえんどう

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・・

1月下旬撮影  11月9日播種のさやえんどう

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12月5日撮影  11月9日播種のサヤエンドウ

Pc070843 発芽して1カ月。はっきりと発芽がそろうまで、3週間くらいかかった。

2015年5月13日 (水)

サトイモのサラダ

P5121260

材料: サトイモ、サニーレタス、お好みの味付けで作ったドレッシング

一口大に切ったサトイモを皮ごとゆでて、箸がすっと突き刺さるほどイモが柔らかくなったら鍋から取り出して手で皮をむき
手でちぎったサニーレタスや玉レタスを合わせて
お好みの味付けで作ったドレッシングを合わせる
冬の間は煮物によく使われるサトイモですが、レタスや二十日大根などのおいしいサラダ用の食材が登場する春は、サトイモはサラダの食材としてもおいしく食べられます。
写真で使われているドレッシングの材料は、ごま油と塩とコショウと酢と醤油とマヨネーズを少しずつ加えました。ニラを細かく刻んで加えてみたら、ごま油の香りと合わさって、餃子の香りがするサラダになりました。

2015年5月11日 (月)

栽培暦 5月3日~5月9日 (雨が降らないことについてのひとり言)

以下はこの週に行った仕事です。

収穫、出荷  大掃除  育苗  夏野菜の定植の準備  夏野菜の定植(ズッキーニ、きゅうり、さやいんげんなど)  きゅうり、さやいんげん用の支柱作り  除草(ネギの苗など)
小林のひとり言
栃木県では4月20日頃に雨が降ってから今日までの約3週間、全くまとまった雨が降っていない。畑はカラカラに乾燥している。
小林農場の畑は粘土質で、乾燥すると固くなる。トラクターで畑を耕そうとしても、土が固くてロータリーの刃の方が負けてしまい、深く耕すことができない。うまく耕すことができなければ、苗を畑に定植していくことも困難になる。4月20日以降に畑に種まきした葉物野菜の種は、雨が降らないので、全く発芽していない。
キュウリを栽培するために支柱を建てようとしたけれど、土が固すぎて支柱を突き刺すことができない。今年は直管をハンマーで叩いて打ち込んで、今までと違う作り方で支柱を建てることになった。
台風が日本列島に接近しているし、さすがに今週こそはまとまった雨が降るだろう。雨が降れば畑はちょうど良く湿って柔らかくなり、畑仕事がしやすくなる。
P5091249雨の降らない中、夏野菜の植え付けを強行。カラカラに乾燥した畑で苗の葉はしおれ、苗にとって苛酷な状況が続く。雨が1回でも降れば、無事に畑に根を張ってくれると思う。

2015年5月 9日 (土)

5月3日~5月9日の野菜セット (菜の花についてのひとり言)

以下はこの週の野菜セットの内容です。

じゃがいも、さといも、ながいも、いちょういも、玉ねぎ、かぶ、二十日大根、小ねぎ、キャベツ、サニーレタス、サラダ菜、小松菜、菜の花、人参の葉、絹さやえんどう、ニラ
小林のひとり言
菜の花の出荷が終了した。アブラナ科の葉物野菜が茎を伸ばしてつぼみをつけ、その茎とつぼみを摘んで集めて出荷してきた。
つぼみが開花してしまうと、茎もつぼみも固くなって筋っぽく、食べてもおいしくなくなる。開花時期を向かえたつぼみは、現在、盛んにきれいな黄色い花を咲かせている。
小松菜、油菜、ターサイ、かき菜、ナタネなど違った種類の違った日に種まきされた作物がそれぞれ、ばらばらに違った時期に収穫時期を迎えた。3月下旬から5月に入るまでの長い間、菜の花の収穫を楽しむことができた。畑にこぼれた種から勝手に生えてきた雑草化したアブラナ科植物からもたくさの菜の花を収穫できた。
菜の花は人気のある商品で、直売所に毎日たくさん出荷して、ほとんど売れ残ることがなかった。端境期の農場で、貴重な収入源となってくれた。
基本的には、去年の秋作で早い時期に種を播かれて春には大きくなっていた作物から、茎が太くて歯ごたえの良い良質な菜の花をたくさん収穫できた。遅い時期に種まきされた作物からは、つぼみが出てきたらすぐに開花してしまって、あまりたくさん収穫できなかった。
油菜(冬菜)とかき菜は特に、つぼみをつけてから開花するまでがゆっくりとしていて、菜の花を収穫しやすかった。広い面積に種まきされたナタネからは、その広さのわりにはそんなにたくさん収穫できなかった。ナタネ畑からもっとたくさん菜の花を収穫したければ、もっと早い時期に種まきしてよいと思う。
P4261185_2_2ナタネ畑。小林に摘み取られる前に開花したつぼみが、畑を黄色に染めていった。

2015年5月 8日 (金)

追跡撮影記録・玉ねぎの生育

(写真をクリックすると写真が確認されて見やすくなります。)

5月6日撮影  9月10日播種の玉ねぎ

P5051218写真の手前の列は早生系の品種。このように、まっすぐ立っていた茎葉が倒れた時が、玉ねぎを収穫する合図となる。

早生系を収穫したけれど、大きく肥大した玉ねぎが少なく、みんな小さい。去年の秋、肥料を入れる手間を省いて玉ねぎの苗を畑に植えたのだけれども、本当は玉ねぎは肥料をたくさん必要とする作物。土を肥やしてから玉ねぎの苗を植えるべし。

写真の奥でまっすぐに茎が立っている玉ねぎは晩生系。6月に収穫時期を迎える。

3月21日撮影  9月10日播種の玉ねぎ

P3221114立春がすぎた後の玉ねぎ。葉がピンと立ちあがってきた。

P3221115

12月26日撮影 9月10日播種の玉ねぎ

Pc260921 定植してからほとんど玉ねぎの苗は大きくなっていない。冬の寒い間は時間が止まったように変わらず、春になってから日に日に大きくなっていく。

11月10日撮影 9月10日播種の玉ネギ

Pb060760 (左)苗床用の畑から掘り取られた玉ねぎの苗。

Pb130765 (右)間隔を空けながら再び畑に植えられた苗。このまま、収穫時期を迎えるまでこの畑で育つ。

10月8日撮影  9月10日播種の玉ねぎ

Pa110725 (左)雑草に囲まれた玉ねぎの苗。いったいどこに苗が生えているのか、よく分らない。

Pa180746 (右)除草後の玉ねぎの苗。除草に大変時間がかかった。

Pa120731 (左)9月19日に播種した玉ねぎの苗。これくらい雑草が小さい時に除草をしておくと、楽に雑草を取り除くことができる。

9月10日撮影  9月10日播種の玉ねぎ

P9100622_3 (左)玉ねぎの種。

(右)種まきした後。播いた場所が乾燥しないように、もみ殻を薄くかけておく。P9100624

2015年5月 7日 (木)

端境期と春がやって来た    平成26年4月9日

端境期と春がやって来た    平成26年4月9日

花冷えの候、みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  桜の花が咲き始める頃から新緑の頃までは、1年のうちで最も出荷できる野菜の種類が少なくなる「野菜の端境期(はざかいき)」です。気温が暖かくなるにつれて、寒い頃に貯蔵していた大根や白菜などの貯蔵が効かなくなって傷んでゆきます。いっぽうで、この冬に種まきした作物が収穫できるようになるまで、もう少しだけ待たなくてはいけません。

  冬の間、土をたっぷりかぶせて防寒してきた人参は、4月の終り頃まで出荷していく予定です。寒い頃は葉を枯らしていた人参も、春を感じて盛んに新芽を地上に伸ばしています。食用部の根から葉の部分に水分や養分が移っていく最中です。

  冬はちょうど人参の食べ頃で、畑仕事をしている時に小腹がすいたら、よく人参畑から人参を引っこ抜いて、簡単に泥を服でふき取って、生のままポリポリとおいしくいただいていました。今の時期は、生で食べるとどうしても筋っぽさを感じます。               

現在出荷している人参は、しっかりと火を通せばその味わい深い甘みはまだまだ健在、良い食味を維持しています。今の時期は常温に置いておくと根から芽が生えてくるので、冷蔵庫に保存しておいたほうが鮮度を保てるでしょう。長ネギも人参と同じように、この時期から中身が固くなってきているので、よく火を通したほうがおいしく食べられます。

  今年の2月に種まきしてビニールトンネルをかぶせて保温しながら育ててきた葉物野菜。予想していたよりも生育が遅れてまだまだ小さいですが、葉が込み合っている部分から間引くような感じで収穫しています。

  このような「間引き菜」は小さいので、料理する時に少し扱いづらいこともあるかと思いますが、その味はクセがなく初々しい。厳しい寒さの中で生育する冬の葉物野菜の濃厚な味わいとは違います。季節の変化によって変わってゆく味わいをお楽しみください。

  この先、根菜類の作物が減っていくいっぽうで、数種類のレタスが収穫されるようになり、野菜セットの中に占める葉物野菜の割合が多くなるかと思います。葉物野菜は鮮度の落ちないうちに食べたいところではありますが、お届けした葉物野菜を全部、すぐに食べられない場合もあると思います。

葉物野菜は、育った状態で保存すると良いらしく、葉先を上にして立てて収納しておくと長持ちするようです。今は野菜を保存するのに適したジッパー付きの何度も使い回せる保存袋も販売されています。酸化や乾燥から守るため、袋で密封すると良いようです。

  たくさんの葉物野菜を冷蔵庫の野菜室の限られた空間に詰め込むのも大変な場合もあるでしょう。小松菜などの葉物野菜は、一度お湯でさっと煮て体積を減らして、水気をきってから冷凍室で冷凍保存ができます。使いたい時に解凍すれば、料理も楽です。

  これからの時期は冬眠から覚めた虫たちが、畑の作物をかじり始めます。虫害に気をつけなくてはいけません。でも、普段はやっかいな存在である害虫も、今の時期は春の訪れを告げに来た使者に見えて、愛おしく感じてきます。冬を超え、春になりましたね。

2015年5月 6日 (水)

4月26日~5月2日の野菜セット

この週の野菜セットの内容です。

じゃがいも  里芋  長いも  小ねぎ  キャベツ  サニーレタス  サラダ菜  小松菜  山東菜  菜の花  カブの葉  人参の葉  ニラ  乾麺
小林のひとり言
P5051223_2 P5051217_2
左の写真は実をつけ始めたサヤエンドウの様子。右の写真は収穫時期を迎えた玉ねぎの様子。4月に種まきした小松菜などの葉物野菜も間もなく収穫できて、ちょうど食べ頃の若々しい葉物野菜をお届けできそうだ。
畑のあちらこちらで新たな作物が収穫時期を迎えようとしている。春の野菜の端境期の底から徐々に抜け出そうとしている。今後は野菜セットの中の野菜の種類が増えるだけではなく、ちょうど収穫し頃の品質の良い野菜をお届けしてゆけそうだ。畑が明るくなってきた。

2015年5月 5日 (火)

栽培暦 4月26日~5月2日 (夏野菜の定植時期についてのひとり言)

以下はこの週に行われた仕事です。

収穫、出荷  大掃除  育苗  定植(レタス類、キャベツ、白菜、春菊など)  播種(葉物野菜など)  不織布、トンネルビニールの片づけ  播種(かぼちゃ、とうがん、ゴーヤ、ズッキーニ、モロヘイヤ、クウシンサイなど)  じゃがいもの土寄せ、除草  草刈り  米ぬかを入手
小林のひとり言
  夏野菜の苗が育苗ハウスから畑へと定植されていく時期になった。5月上旬はまだ早朝に霜が降りる可能性がある。寒さに弱い夏野菜は、霜にあたると致命的な傷を負ってしまう。
  小林農場の位置する栃木県市貝町では、以前は5月10日以降になれば霜は降りなくなると言われていた。しかしここ数年間は、5月10日以降になっても気象庁より霜注意報が発令されることが多くなってきた。
  今までの経験からいって、5月15日以降であれば、もう霜の心配はしなくてよいだろう。小林農場はここ数年間、5月15日以降に苗を定植できるように、以前と比べて種まきの時期を遅らせてきた。
  しかし、この数年間、6月下旬から7月上旬に出荷できる野菜の種類がやたらに少なくなくなってしまって苦労している。よく考えてみたら当たり前の話だけれど、夏野菜の作物の種まきや定植時期を遅らせれば、収穫時期も遅れてしまう。
  遅霜を怖がりすぎて苗の定植時期をこれ以上遅らせれば、6月下旬から7月上旬が端境期になってしまう。例えば、ズッキーニやキュウリやモロヘイヤなどの苗は背が低いので防寒用の布をかぶせやすく、遅霜が降りても防寒できる。防寒しやすい苗は、5月に入ってすぐに定植していってよいと思う。
P5041214育苗ハウスの様子。畑へと旅立つ時をじっくりと待つ苗。

2015年5月 4日 (月)

八十八夜の別れ霜(穀雨)

八十八夜は、旧暦の年の始まりにあたる立春(新暦では2月上旬)から数えて八十八日目にあたる日のことをいいます。今年の八十八夜は5月2日でした。

八十八を重ねると「米」という字になるので、農家には農作業を始めるのによいとされる縁起かつぎもあって、八十八夜と米寿の人を大切にし、お祝いする習慣があります。
「八十八夜の別れ霜」と言われるように、この日をすぎれば農作物への霜害の心配がなくなるとされ、夏野菜の苗を畑に定植し始めます。
実際にはまだ遅霜が降りる可能性もあり、農家は自分の地域はいつ頃まで遅霜が降りるのか、頭に入れています。苗を畑に定植した後はしばらく、気象庁から霜注意報が発令されているかどうか毎日確認して、遅霜が降りそうなら苗に防寒対策を施します。
P4251179左は4月下旬に農場の敷地内から撮った写真。向こう側には八重桜の並木道が見えました。
P5031196右は八十八夜に撮った写真。八重桜もすっかり葉桜になり、新緑の風景に変わりました。

2015年5月 3日 (日)

ながいも:野菜セットの中身

ここに注目・・・小林農場の秘蔵の一品が野菜セットに初登場。生食ができるイモです。すりおろせば「とろろ」になります。

料理方法・・・加熱して食べるよりも、生食するのが一般的です。すりおろせば「とろろ」になり、うどんやそばにかけて食べたり、刺身といっしょに食べたり、ご飯にかけて食べたり、お好み焼きの生地に混ぜて焼き上がりを良くしたりします。細かく刻んでサラダやあえ物にして食べても。(今回は収穫時期が少し遅れたので、少しだけイモの中身が筋っぽいかも。やはり、すりおろして「とろろ」にすることをおすすめします。)加熱して炒めたりしてもおいしいです。外皮は切り除いたほうがおいしいと思います。

保存方法・・・冷暗所に。使いかけは切り口をラップでくるんで、湿気を保つために新聞紙にくるんで。すりおろして冷凍保存することもできます。

栄養・・・漢方薬として利用されるほど、滋養強壮効果(老化防止、疲労回復など)が高いようです。ながいものような粘り気のある食材は、たいていムチンなどのたくさんの栄養が含まれています。

追記・・・「ヤマトイモ」とか「ヤマノイモ」とか呼ばれることも。地域によって呼び方がバラバラに違っていて、頭が混乱してしまいます。小林農場の「ながいも」は、すりおろすと比較的に水気を多く含み、その味はまろやかです。
P5011192_2

2015年5月 2日 (土)

追跡撮影記録・秋まきキャベツの生育

5月1日撮影 9月20日播種のキャベツ

P5011191まだ少し結球がゆるいけれども、収穫開始。

秋に種まきして冬のうちに生育したキャベツは、虫の少ない時期に大きくなるので、虫害はほとんど受けない。全く害虫を捕まえる手間をかけずに、「本当は農薬を使用したのでしょ?」と疑われてもしかたがないくらいに虫食われ穴のないきれいなキャベツが収穫できる。

畑の肥料が少なく、あまりたくさんのキャベツを収穫できそうもない。次回はもっとしっかりと肥料を与えて管理して、たくさん収穫できるようにしたい。出荷できる野菜が少ない今の端境期にキャベツがたくさん収穫できるようになれば、ものすごく助かる。

3月3日撮影 9月20日播種の春キャベツ

P3031084・キャベツの施肥についてのお勉強

「十分に堆肥を入れて耕した畑に植え、追肥もしっかり行います。肥切れになると、キャベツは固くなり、味が落ちます。」(金子美登著「絵とき、金子さんちの有機家庭菜園」より)

「キャベツは、本葉10枚まではしだいに大きな葉になって横に広がり外葉となります。それ以降の11枚目からは葉が立って結球し始めます。」「追肥はすぐに吸収されるボカシ肥を。追肥は遅くとも結球が始まる本葉10枚の頃までとします。以降の追肥は効果もなく、害虫を呼び込むので禁物です。」(竹内孝功著「これならできる!自然菜園、耕さず草を生やして共育ち」より)

1月下旬撮影  9月20日播種の春キャベツ

P1201016

12月26日撮影  9月20日播種の春キャベツ

Pc260904 1カ月前から、本葉の数はあまり増えていない。寒くなって生育が一休みしている感じだが、明らかに葉1枚1枚は大きくなっている。

11月23日撮影  9月20日播種の春キャベツ

Pb240789現在、はっきりと展開している本葉は6~9枚くらい。霜から守るため、布をかぶせて保温。

10月18日撮影  9月20日播種の春キャベツ

Pa180745_2 (左)キャベツの苗。来春の4月下旬に収穫するのを狙って、お彼岸頃の9月下旬に種を播いた。

Pa190750 (右)畑に定植されたキャベツの苗。

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