栽培暦 5月10日~5月16日 (かん水についてのひとり言)
以下はこの週に行った仕事です。
収穫、出荷 大掃除 育苗 マルシェに出店 定植(モロヘイヤ、バジルなど) 玉ねぎ収穫 トラクター耕 草刈り 夏野菜の定植の準備 ジャガイモの土寄せ
小林のひとり言
野菜の苗は畑に植えられてから根を張るまで、数日間、かかる。それまで苗は、自力で土の中の水分を吸水しにくく、雨などが降って苗に十分な水分を与えなければ、苗は枯れてしまう。苗の定植は、天気予報を確認しながら、雨の前日を狙って行う。
今春の栃木県では、雨が降らない時期が2週間続いたり3週間続いたりした。その時に定植を強行した苗は、しばらく数日間は日中になると葉をしおらせてしまったが、やがて無事に根を張って、もう葉がしおれてしまうことがなくなった。その間、私は苗にかん水していない。私が思っていた以上に苗には水不足に対する耐性があることを、苗から教えてもらった。
雨のない時期にサツマイモの苗を植えたら、苗は水不足で全滅してしまった時もあった。作物の種類や季節によっては、定植後にかん水作業が必要な場合もある。
新芽が次々と生えてくる植物の中心部は「生長点」と呼ばれている。どんなに苗の葉がしおれていても、この生長点の付近が生き生きとしていれば、おそらくかん水を行わなくても苗は生きのびられる。私は、かん水を行うかどうか、生長点を見ながら判断している。
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