栽培暦 4月26日~5月2日 (夏野菜の定植時期についてのひとり言)
以下はこの週に行われた仕事です。
収穫、出荷 大掃除 育苗 定植(レタス類、キャベツ、白菜、春菊など) 播種(葉物野菜など) 不織布、トンネルビニールの片づけ 播種(かぼちゃ、とうがん、ゴーヤ、ズッキーニ、モロヘイヤ、クウシンサイなど) じゃがいもの土寄せ、除草 草刈り 米ぬかを入手
小林のひとり言
夏野菜の苗が育苗ハウスから畑へと定植されていく時期になった。5月上旬はまだ早朝に霜が降りる可能性がある。寒さに弱い夏野菜は、霜にあたると致命的な傷を負ってしまう。
小林農場の位置する栃木県市貝町では、以前は5月10日以降になれば霜は降りなくなると言われていた。しかしここ数年間は、5月10日以降になっても気象庁より霜注意報が発令されることが多くなってきた。
今までの経験からいって、5月15日以降であれば、もう霜の心配はしなくてよいだろう。小林農場はここ数年間、5月15日以降に苗を定植できるように、以前と比べて種まきの時期を遅らせてきた。
しかし、この数年間、6月下旬から7月上旬に出荷できる野菜の種類がやたらに少なくなくなってしまって苦労している。よく考えてみたら当たり前の話だけれど、夏野菜の作物の種まきや定植時期を遅らせれば、収穫時期も遅れてしまう。
遅霜を怖がりすぎて苗の定植時期をこれ以上遅らせれば、6月下旬から7月上旬が端境期になってしまう。例えば、ズッキーニやキュウリやモロヘイヤなどの苗は背が低いので防寒用の布をかぶせやすく、遅霜が降りても防寒できる。防寒しやすい苗は、5月に入ってすぐに定植していってよいと思う。
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