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2015年5月28日 (木)

肥料の中身   平成27年5月1日

肥料の中身   平成2751

日中は汗ばむほどの陽気です。みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  稲からお米を取り出した後に排出される稲わら、米ぬか、もみ殻。家畜を飼育している時に排出される家畜糞。日本の伝統的な農業では、それらは「ゴミ」ではなく、肥料の貴重な材料として、捨てることなく大事に田畑に循環させてきました。

  現在の養鶏場の多くは効率性を優先して、大量の鶏を狭いゲージに入れて飼育します。そのような風通しの良くない環境では鶏は病気になりやすいので、鶏に与えるエサにはあらかじめ抗生物質を混ぜたりします。

  私はお隣の町にある養鶏場まで、軽トラックを走らせて鶏糞をいただきにうかがっています。そちらでは、鶏は走り回れるくらいに広い鶏舎の中で飼育されています。風通しの良い環境で鶏も健全に育ち、エサに抗生物質を加える必要がありません。

そちらの養鶏場ではさらに鶏のエサの材料にこだわり、ご自身で配合して作っています。遺伝子組み換えされている材料は使用しないなど、エサの安全性を考慮しています。

その鶏舎の床には、たっぷりともみ殻や細かく切り刻んだ稲わらなどが敷かれていて、柔らかな床の上で鶏たちも気持ちよさそうに暮らしています。その床の上に鶏糞がたくさん落ちています。鶏舎の中におじゃまさせていただき、もみ殻などが混ざった鶏糞をスコップですくって紙袋に入れて、軽トラックの荷台がいっぱいになるまで積みこみます。

養鶏場の方の善意により無料で大量の鶏糞をいただいています。入手するのに手間をかけますが、健全に飼育されている鶏の糞はそれでもほしい安全性の高い高級な材料です。

稲作農家の方の田んぼに山積みにされているもみ殻も、毎年いただいています。もみ殻はふんわりとしているので、そのまま畑にまけば、土をフカフカにしてくれます。手間をかけて蒸し焼きして炭にすれば、良質な肥料の材料となります。

日本の風土では米ぬかを好んでエサにする有用な微生物が多く、米ぬかは手に入れておきたい材料です。コイン精米機の管理者の方の許可をいただいて、精米機のすぐ横に取り付けられている貯蔵タンクから米ぬかを大量にいただいています。

落ち葉は作物の苗を育てる床土の最良の材料になります。農場の敷地内には巨木が並び、秋の紅葉の季節がすぎると地面は落ち葉で埋め尽くされます。それらを竹ほうきでかき集めて、1年間かけて発酵させて床土を作っています。

今年はもっと畑に肥料をいれてゆきたいので、地域の生ゴミを収集してそれらをしっかりとした施設で発酵させて堆肥を作成している会社より、堆肥を購入して畑に散布していこうと思っています。地域の資源の循環を重視している会社の方針には共鳴いたします。

去年の秋には「緑肥」と呼ばれる植物の種を畑の広い面積にまき、現在はそれらが大きく生育しています。それらは生育することによって畑の土を改良してくれます。

できるだけ自分の農場の中で有機物を確保できれば、とても安全性の高い堆肥を作れます。農場の敷地内で刈った大量の草もかき集めれば、土を肥やす材料として使えます。

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