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届ける前に食べる 平成26年10月28日
行楽の秋、みなさん、いかがおすごしでしょうか。
昨日、この秋初めて、人参を収穫しました。さっそく台所で短冊切りにして塩をふって炒めて、夕食のおかずとしていただきました。小林農場の人参は、中身が黄色っぽくて色があまり良くない場合もあります。でも、味はとてもおいしいことを確認できました。
当たり前ですが、みなさんにお届けする野菜は、まず自分が料理して味見するのが基本です。実際に自分が野菜を水洗いしたり野菜に包丁を入れたりすることにより、農場の野菜を受け取ってくださるみなさんの立場に、少しでも近づくことができます。
先日、小林農場の地主さんのお宅で鍋料理をいただきました。小林農場産の小麦で作った乾麺を持参して、鍋でぐつぐつ煮て、みんなで食べてみました。
「麺がボソボソとしてしまっている。この麺は煮込み料理にはむかない」と地主さんより感想をいただきました。以前に地主さんの農場で生産された乾麺を同じように鍋で煮込んで食べたことがありますが、そのシャキリとしたコシのある噛み応えがおいしかったです。それと比べると小林農場の麺は、洗礼された噛み応えがないように思いました。
今回私が栽培した小麦の品種は「南部」。加工した小麦粉で、パンやおやきが作れるのが特徴です。次回はおいしい乾麺を作れる小麦の品種も探して栽培してみたいと思います。
今回の南部小麦を製粉した小麦粉を「自分の家でパンが作れる小麦粉」と宣伝して売り出すことにしました。まずは本当にパンが作れるのか、この小麦粉を使って自分でパンを作ってみました。今まで全くパンを作る習慣がなかったので、作り方を勉強しました。
ちょうどその頃、一品持ち寄りの交流会があり、私は自分が作ったパンを持参して、それを食べるみなさんの反応をうかがってみました。作ってきたパンは残ることなく食べきられ、南部小麦産のパンに対して自信を深めることができました。
先日、南部小麦粉を買ってくださった方より感想をいただきました。普段からパンをご自分で作られる方で、一般的に販売されている外国産の小麦粉で作るパンに比べて、南部小麦粉で作ったパンは膨らみ方が弱かったとおっしゃっていました。
多湿の日本の気候ではパン作り用の小麦は栽培しにくく、長い間、日本でパンを食べる習慣はありませんでした。現在、国内でもパン作り用の小麦の品種が開発されてきている途中です。現在はまだ、外国産の小麦粉と国産の小麦粉には違いがあるようです。
今回の小林農場の乾麺は、パスタなどにして食べるとおいしいと思います。私はよく、さっとゆでてサラダにして食べています。南部小麦粉で作ったパンは、ヨーロッパの国で見かけるような噛み応えを残したようなパンに似ています。パン作りを趣味とされる人の中には、香りが良いという理由で、南部小麦粉を選ぶ人もいます。
自分で作った作物や加工品を自分で試食し、さらに他の方から食べた感想をいただきながら、より正確に作物や加工品の特徴を把握し、より的確にみなさんにその特徴をお伝えしていきたいと思います。
以下はこの週の仕事です。
収穫、出荷 片づけ 不織布で防寒
小林のひとり言
日が短くなり、畑で仕事ができる時間が少なくなってきた。たまっていた事務仕事や片づけや勉強などに時間を費やしていきたい。
以下はこの週の野菜セットの内容です。
農家のおもてなし 平成26年10月20日
秋の夜長、みなさん、いかがおすごしでしょうか。
先日、小林農場の敷地の地主さんのお宅で夕食会が開かれ、私もおじゃまさせていただきました。おいしい鍋料理をご馳走になってきました。
鶏の肉をぐつぐつと煮込んで、味わい深いダシがかもしだされていました。地主さんが飼育されている鶏をご自分でさばいた肉です。畑から白菜が収穫され、刻んで鍋にたっぷりと放り込まれて、鶏肉のダシを吸い込んだ白菜を満喫しました。
地主さんの農場に懐かしいお客さんが訪れた時などにささやかな夕食会が開かれて、私も何度かおじゃまさせていただきました。地主さんは釣りがとてもお好きな方で、川まで釣りに行って、釣ってきた魚を夕食会に料理してくださることもありました。
新じゃがが初収穫される6月は、大きく切って塩茹でされた男爵イモが振る舞われました。茹でるだけの料理方法で、ホクホクとした食感を保ちながら爽やかにおいしい。久しぶりに食べるじゃがいもの味にとても感動したことを覚えています。
おいしいものをみんなで楽しむ場作りも、地主さんは手作りしてきました。敷地内に屋根付きのささやかな小屋を建てて、そこに大谷石を持ちこんで炉を作りました。炉に網を乗せて豚肉や野菜や焼きおにぎりを炭火で焼きます。夏の夜は小屋の屋根に設置された電球の明かりのもとで、みんなでバーべキュウを楽しみながらすごしたりもしました。
ある10月に開かれた夕食会では、地主さんの知り合いの農家の方がご自分の農場で収穫された枝豆を持参してくれました。私の頭の中では、枝豆は真夏の暑い時期にビールのおつまみにして食べる印象が強かったのですが、この10月収穫の枝豆はとてもおいしく、手が自然と枝豆に伸びて止められなくなりました。考えてみたら真夏の頃よりも秋のほうが害虫による被害が少ないから、秋こそが枝豆の食べ頃ではないかと思いました。
先日の夕食会では、夕食会の数時間前に小林農場の畑から採ってきたばかりの枝豆を持参してみました。地主さんの畑ではどうしても枝豆を食べてしまう虫が多発しやすくて収穫しにくいらしく、私がたっぷりと持参した新鮮な枝豆を喜んでくださいました。
「ご馳走」とは走り回るという意味です。人をもてなすために、あちらこちらを走り回って新鮮な食材をそろえたり準備をしたりすることです。農家は本物のご馳走を振る舞って訪問者をもてなすことができます。食材はほぼ全て、自分たちが手掛けて育ててきた作物や家畜の肉を鮮度の良いうちに用意されたものばかりです。
春には農場の敷地内で芽生えた山菜を摘んでてんぷらにして訪問者に振る舞う農家もいます。秋にはサツマイモ掘りをみんなで楽しんだ後、その場で採りたてのイモを蒸し焼きにして焼きイモを振る舞う農家もいます。夏は炭火で夏野菜を焼いてバーべキュウです。
おいしいものを目の前にすると、人は自然と笑みがこぼれ会話もはずみます。いずれは小林農場でも、農場に興味をもってくださる人たちを農場にお招きして、おいしい食材でおもてなしをできるようにしたいと思っています。
(令和4年1月11日に記入・重要なお知らせ)小林農場のメールのアドレスが変更します。詳しくはこちらをクリックしてご覧ください。
現在の小林農場の新たなメールのアドレスは、 kobayashikazaie@gmail.com です。
旧アドレス(kobayashi7kazahiko@yahoo.co.jp)のメールは、現在は使用できません。
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安全・安心を重視した無農薬栽培の新鮮な農作物を産直にてお届けしています。
小林農場の野菜セットを食べていただく方を募っています。野菜セットに関する詳細は、以下をクリックしてご覧ください。
小林農場の野菜セットにご興味をお持ちの方には、まずは「お試しセット」をお届けしてお試ししていただき、ご購入を継続されるかどうかご検討していただいております。ご興味のある方、どうぞいつでもご連絡ください。
小林農場 風家(かざいえ)のお問い合わせ先
電話 090-4915-1418
(留守の場合、留守番電話にご自宅の電話番号を伝えていただければ、後ほどこちらから連絡させていただきます)
メール kobayashikazaie@gmail.com
(令和4年1月より新たに農場のメールのアドレスが変わりました。それまでのアドレス「kobayashi7kazahiko@yahoo.co.jp」でのメールは現在は使用されていませんので、上に記入されている新しいほうのアドレスに送信してくださるようにお願いします。)
・お試しセットの注文を検討されている方々からよくいただくご質問にお答えいたします。
「野菜セットに入る野菜の種類は自分で選べるの?」
野菜セットの内容は、その時期の畑の状況に応じて小林農場が決めさせていただき、基本的にはどのご家庭にも同じ内容の野菜セットをお届けしています。ただ「子供がほうれん草などのアクの強い野菜を食べるとアレルギー反応を起こしてしまうので、ほうれん草はいれないでほしい」「我が家は夫婦二人だけなので、野菜の量を少し減らしてくれないと食べきれない」「ジャガイモや玉ねぎは親戚からいただくことができるので、これらの野菜はセットに入れないでほしい」など、それぞれのご家庭にそれぞれの事情がありますので、各ご家庭からいただいたご要望に私のできる範囲で個別に対応しています。
「野菜セットはいつ、配送されるのか?どれくらいの頻度で配送されるのか?」
野菜セットの2000円セットをご購入されるご家庭には、「毎週1回」「2週間に1回」「1カ月に1回」など、皆さんのご都合に合わせて定期的に配送しています。1000円セットをご購入されるご家庭には、毎週1回、ご購入してくださるようにお願いしています。ただ、「入院しなくてはいけなくなった」「旅行に出かけることになった」などの事情で野菜セットを受け取れなくなることもあるかと思いますので、その場合は小林農場に連絡していただければ、野菜セットの配送をお休みさせていただこうと思います。
ちなみに、宅急便で野菜セットをお届けする場合は火曜日にお届けしています。私が直接ご自宅まで野菜セットをお届けする場合(栃木県芳賀郡、宇都宮市などにお住まいの方)は毎週月曜日と金曜日にお届けしています。お留守のとき、置き場所を決めていただければ、そちらに野菜セットを置かせていただきます。
(令和4年1月11日に記入・メールに関する重要なお知らせ)
小林農場のメールのアドレスが変更します。詳しくはこちらをクリックしてご覧ください。
現在の小林農場の新たなメールのアドレスは、 kobayashikazaie@gmail.com です。
旧アドレス(kobayashi7kazahiko@yahoo.co.jp)のメールは、現在は使用できません。
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小林農場 風家(かざいえ)の野菜セットを定期購入してくださる方を募集しています。
野菜セットの定期購入を始める前に、まずは一度、野菜セットを試食してみたいとお考えの方に、お試しセットをご用意しております。どうぞお試しセットをお申込みください。
*その時の畑の状況に合わせて、お届けする品目と量を決めさせていただきます。
*その季節の旬の野菜をお届けします。
*「アレルギーがあって食べられない野菜は送らないでほしい」「家族の人数が少ないので量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なので、もっと野菜セットに入れてほしい」など、ご要望があればお伝えください。できる範囲で個別に対応させていただきます。
<お届け方法>
*農場周辺(栃木県芳賀郡、宇都宮市など)にお住まいの方には、直接、ご自宅にお届けいたします。送料は無料です。
*遠方の方々には宅急便でお届けいたします。宅急便の配達の時間はある程度、指定できますので、ご希望の時間があれば、お伝えください。ご希望がなければ、午前中にお届けいたします。
<お値段>
*「2000円セット」と「1000円セット」の2種類があります。
2000円セット セット代は2000円。10種類くらいの野菜が入っていて、目安としては4人家族が1週間に食べられる量です。毎週、2週間に1回、1カ月に1回など、みなさんのご都合に合わせて定期的にお届けいたします。
1000円セット セット代金は1000円。5種類から8種類くらいの野菜が入っていて、2000円セットの半分の量です。毎週1回、定期的に購入してくださる方にお届けしています。
*宅急便でお届けする場合は、1回につき宅急便代が700円かかります。関東地方より遠く離れた地域にお住まいの方にお届する場合は、送料がもう少し高くなります。
*小林が直接、ご自宅に配送する場合は、送料はかかりません。
*特別な事情によって価格を変える場合がありますが、その時には事前にご連絡いたします。
<お支払方法>
*月ごとの後払いとなります。その月の最後の配送に、その月の1か月分の野菜セット代の合計金額を記した請求書をお渡しいたします。
*基本的には小林農場の郵便口座へのお振込みとなります。その月の最後の配送に、郵便振替用紙をいっしょにお届けします。
*上記のお支払い方法ではご都合が悪い方は、どうぞご相談ください。個別に対応させていただきます。
<その他>
*農場の考え、畑の様子、野菜の食べ方などをつづった農場通信を、野菜セットとともにお届けいたします。
*いつでも野菜セットの定期購入のお申し込みをうけつけております。また、いつでも定期購入の中止をすることもできます。
<連絡先>
*野菜セット(お試しセット)のお申し込み、または、ご質問などについて、お気軽にご連絡ください。
小林農場 風家(かざいえ)
電話 090-4915-1418
(留守の場合、留守番電話にご自宅の電話番号を伝えていただければ、後ほどこちらから連絡させていただきます)
メール kobayashikazaie@gmail.com
(令和4年1月11日より、小林農場のメールのアドレスが新たに変更しました。
現在の小林農場の新たなメールのアドレスは、 kobayashikazaie@gmail.com です。
旧アドレス(kobayashi7kazahiko@yahoo.co.jp)のメールは、現在は使用できません。)
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・野菜セット(お試しセット)の注文を検討されている方々からよくいただくご質問にお答えいたします。
「野菜セットに入る野菜の種類は自分で選べるの?」
野菜セットの内容は、その時期の畑の状況に応じて小林農場が決めさせていただき、基本的にはどのご家庭にも同じ内容の野菜セットをお届けしています。ただ「子供がほうれん草などのアクの強い野菜を食べるとアレルギー反応を起こしてしまうので、ほうれん草はいれないでほしい」「我が家は夫婦二人だけなので、野菜の量を少し減らしてくれないと食べきれない」「ジャガイモや玉ねぎは親戚からいただくことができるので、これらの野菜はセットに入れないでほしい」など、それぞれのご家庭にそれぞれの事情がありますので、各ご家庭からいただいたご要望に私のできる範囲で個別に対応しています。
「野菜セットはいつ、配送されるのか?どれくらいの頻度で配送されるのか?」
野菜セットの2000円セットをご購入されるご家庭には、「毎週1回」「2週間に1回」「1カ月に1回」など、皆さんのご都合に合わせて定期的に配送しています。1000円セットをご購入されるご家庭には、毎週1回、ご購入してくださるようにお願いしています。ただ、「入院しなくてはいけなくなった」「旅行に出かけることになった」などの事情で野菜セットを受け取れなくなることもあるかと思いますので、その場合は小林農場に連絡していただければ、野菜セットの配送をお休みさせていただこうと思います。
ちなみに、宅急便で野菜セットをお届けする場合は火曜日にお届けしています。私が直接ご自宅まで野菜セットをお届けする場合(栃木県芳賀郡、宇都宮市などにお住まいの方)は毎週月曜日と金曜日にお届けしています。お留守のとき、置き場所を決めていただければ、そちらに野菜セットを置かせていただきます。
今まで出荷してきた品目(五十音順)
アブラナ(秋~冬) 甘トウガラシ(夏) インゲン(夏) エゴマの葉(夏) エンドウ(春) オクラ(夏) カブ(春、秋~冬) カボチャ(秋~冬) カラシナ(春、秋) カリフラワー(春、秋) キュウリ(夏) キャベツ(春、秋) クウシンサイ(夏) コマツナ(春、秋~冬) ゴボウ(冬) サツマイモ(秋、春) サトイモ(冬~春) サニーレタス(春、秋) サンチュ(春、秋) サントウサイ(春) ジャガイモ(夏~冬) シュンギク(春、秋) ズッキーニ(夏) ソラマメ(春) セロリ(春) ダイコン(春、秋~冬) ターサイ(秋~冬) タマネギ(夏~冬) チンゲンサイ(春、秋)トマト(夏) ナス(夏) ナノハナ(春) 二ガウリ(夏) ニラ(春、秋) ニンジン(春~夏、秋~冬) ニンニク(夏、秋) ネギ(夏~冬) ハクサイ(秋~冬) バジル(夏) ピーマン(夏) フダンソウ(夏~秋) ブロッコリー(春、秋) ホウレンソウ(春、秋~冬) ミズナ(春、秋~冬) ミニトマト(夏) モロヘイヤ(夏) ラッカセイ(秋~冬) レタス(春、秋)
生野菜以外に、小麦粉や乾麺などの加工品も販売しています。
今後新たに出荷する予定の品目
アズキ(秋~春) アスパラガス(春) ゴマ(秋~冬) シイタケ(春、秋) ショウガ(秋) ダイズ(秋~春) トウガン(秋~冬) トウモロコシ(夏) マクワウリ(夏) ミツバ(春、秋) ヤマイモ(冬)
以上の他にも、みなさんが希望される品目があれば、どうぞお伝えください。
過去の野菜セットの内容をご覧できます。クリック
以下はこの週に行った仕事です。
収穫、出荷 片づけ 玉ねぎの定植 じゃがいもの芽かき 草刈り ニンニクの除草 防寒対策
小林のひとり言
玉ねぎの苗の定植が終了。今回の苗は小さくて、苗を植えた土はゴロゴロとしていて、根がしっかり活着する前に霜が連日降りるほど気温が下がってきている。
これらのことを考慮すると、今年も冬の間、苗の根が霜で浮かされてしまうのはほぼ、確実だろう。浮いてしまった苗をすぐに埋め戻せるように、まめに見守る必要がある。
去年はビニールで覆った畑に玉ねぎの苗を植えていった。ビニールで畑を覆うことで雑草を抑え、地温も上がって苗を寒さから守る効果があるといわれている。
しかし、ビニールがジャマで除草作業はむしろ手間がかかり、ビニールで地表を保温していても苗は霜で浮かされ、苗を植え戻す作業でもビニールがジャマだった。ビニールを張って良いことはほとんどなかった。玉ねぎ栽培は、ビニールを使わない方がやりやすいと思う。
この週の野菜セットの内容は以下のとおりです。
じゃがいも、人参、大根、かぶ、長ネギ、さつまいも、白菜、キャベツ、レタス、サニーレタス、ブロッコリー、二十日大根、小松菜、ほうれん草、みず菜、春菊
小林のひとり言
秋は葉物野菜が野菜セットだけでは出荷できないほど、たくさん収穫できる。直売所にも出荷してみるのだが、どこの農家も売り切れないほどたくさん出荷しているので、競争が激しすぎて、売れない。いつも、10月と11月は、直売所での売れゆきが悪い。
葉物野菜の作付けを減らしておいてよかった。たくさん作っていたら、ずいぶん売りきれずに無駄にしていただろう。
ただ、小松菜は、収穫せずに冬の間ずっとそのまま畑に残しておけば、春になるとつぼみを伸ばし、それをかき取れば、「菜の花」として出荷することができる。春先の菜の花はとても人気があり、出荷すると喜んでくださる人が多い。
日時:11月15日(土)9:30~
場所:上三川いきいきプラザ
栃木県河内郡上三川町大字上蒲生127番地1 国道新4号線近く・上三川町役場前
主催:かみのかわ有機農業推進協議会
日時:11月16日(日)11:45~
場所:宇都宮城址公園
SATOYAMAヘルシーマーケット(知り合いの農家の方のホームページをリンクさせていただきました)
日時:11月30日(日) 10:00~15:00
場所:栃木県芳賀郡市貝町 観音山梅の里
小林農場も出店します。
とちぎ国際有機農業映画祭2014(知り合いの農家の方のホームページをリンクさせていただきました)
日時 :2014年12月6日(土)10:00~17:45
会場 :宇都宮大学教育学部2101教室 住所 :宇都宮市峰町350
以下はこの週に行った仕事です。
収穫、出荷 片づけ サツマイモの収穫 かぶの間引き 葉物野菜の播種 玉ねぎの定植 小麦、大麦、緑肥用ムギの播種 サヤエンドウ、ソラマメの播種
小林のひとり言
麦類を播種。今年はいろんな種類の麦の種を少しずつ播いてみた。小麦はうどん加工用の品種「農林61号」と小麦粉加工用の品種「南部」を分けて播いてみた。
小麦だけでなく、今年は大麦も栽培してみる。収穫した粒を押し麦に加工して健康食品として販売すれば、売れるかも。
土壌を肥沃にしてくれる草を「緑肥」と呼ぶが、緑肥用としてライ麦を播いてみた。他のどの緑肥よりも根がよく伸びて、土を柔らかくしてくれるらしい。他にも緑肥用として、ヘアリーべッチというマメ科の植物の種もまいてみた。
これらの麦類の種は、一般的な流通では手に入らないこともある。私は、長野県で個人経営している種苗店からこれらの種を取り寄せることができた。
カボチャのできない理由 平成26年10月13日
秋月の候、みなさん、いかがおすごしでしょうか。
8月から9月、カボチャの収穫時期を迎えます。その大きさ、その重量、その濃厚な甘さ、味わい。存在感の大きな作物です。長期間保存できるすぐれ物でもあります。9月中旬より野菜セットの内容が保存の効きにくい葉物野菜に偏る傾向となっていますが、そこにカボチャを野菜セットに加えるだけでも、つりあいのとれた内容のセットとなるでしょう。
そのカボチャですが、今年度、小林農場では見事に栽培に失敗しました。9月から来春の3月まで出荷する予定だったカボチャが、全く出荷できなくなってしまいました。カボチャは多くの方々に好まれる作物だけに、心苦しいかぎりです。その失敗を総括して、来年の栽培に活かしていきたいと思います。
カボチャはツルを地表に広く這わせながら生育していきます。よって、カボチャを育てるには広い栽培面積が必要となります。広ければ広いほど夏場の雑草作業に手間がかかります。けっきょく手が回らなくなり、小林農場のカボチャ畑は毎年、どこにカボチャあるのか分からなくなるくらい、ジャングルのように大きな草に覆われてしまいます。
「肥沃すぎる畑ではカボチャはツルばかりを伸ばして実をつけなくなり収量が落ちる」とよく言われています。なので、私は肥料を全く施さず、カボチャを栽培してきました。でも、数年前にたっぷりと堆肥を与えて育てたことがありますが、とてもたくさんの実をつけてくれました。堆肥を与えなくなってから、よく収穫できなくなってしまいました。
畑が広いと管理が行き届かなくなるので、カボチャの苗を植える間隔をもっと狭くして栽培面積を縮めてよいと思います。そうすれば雑草が生えてくるすき間もないくらいに畑はカボチャのツルで覆われるでしょう。さらにカボチャ苗のまわりの地表をもみ殻などで覆って雑草が発芽しにくいようにすれば、ずいぶん雑草は抑えられます。
カボチャは、苗が畑に定植されたばかりの初期の段階で生育が停滞すると、その後の生育も良くなくなる傾向があります。苗を植える部分にはしっかりと堆肥を施して土壌環境を整え、植えられた苗がすぐに根を張りやすくしてあげるとよいと思います。
以上のことをしっかりと実行すれば、来年はたくさんのカボチャをみなさんにお届けできるでしょう。数年前までは小林農場でも、簡単にたくさんのカボチャを量産していました。よって、除草しなくても肥料を与えなくても、カボチャなら人が何もしなくても勝手に育ってくれると思いこんでしまう悪癖がいつの間にかについてしまいました。
野菜は人の手助けを受けることによっていきいきと育ちます。人に放っておかれて健全に育つことのできる野菜なんて、ありません。
できるだけ余計な手だしをせずに、作物が自然に育つように心がけてきました。でも、「自然に育てる」ことと「放ったらかしにして育てる」こととは、似ているようで違います。そこを取り違えると、作物をうまく育てることができなくなります。
以下はこの週の野菜セットの内容です。
じゃがいも、人参、大根、かぶ、長ネギ、サツマイモ、ピーマン、キャベツ、白菜、サニーレタス、ブロッコリー、カリフラワー、小松菜、みず菜、チンゲンサイ、ニンニク
小林のひとり言
白菜を出荷。結球部分を食い破ってしまうヨトウムシが発生して、ずいぶんと白菜の結球している葉も虫食い穴だらけにされてしまっている。
しかし、白菜にしろキャベツにしろ、結球の芯の芯まではヨトウムシも侵入して食べつくすことはできない。虫に食われている葉を1枚1枚はいでいけば、虫食われ穴のないきれいな肌の結球葉が現れる。
もったいないと思わずにたっぷりと外のほうの葉を除けば、虫のいないきれいな白菜を出荷できる。鶏やヤギを飼っていれば、たっぷりと除いた葉をあげれば、喜んで食べてくれる。
白菜は大きく育つ品種を選んで栽培した。葉をたっぷり除いても、そんなに小さな白菜にはならない。
(このページはSEO対策のために作成しました)
自分のホームページ(ブログ)をできるだけ多くの人に見てもらうには、どうするか。例えば、安全な無農薬の野菜を求めている人がインターネットで探すとき、まずは「無農薬野菜」とキーボードで打ち込んで検索をします。そのときに、小林農場のブログが上位に検索されれば、つまり、小林農場のブログが探し回らなくても簡単に検索されれば、多くの人が小林農場のブログを見てくれることになります。
できるだけ自分のブログを検索されやすい状態にしていくための対策を「SEO対策」と呼びます。本屋や図書館にSEO対策に関する本が置いてあります。コンピューターにそれほど詳しくない人にも、それなりに対策がたてられるようです。
SEO対策の具体的なやり方は・・・次回に続く。
(このページは、SEO対策ために作成しました。)
自分が作った商品を宣伝して販路を開拓するには、インターネットは大きな武器になると思います。小林農場もブログを作成していますが、まずは農場のブログを見て農場の様子や考え方をじっくりと確認してから小林農場の野菜を注文してくださった方が多くいました。
まずは自分の農場なり会社なりのホームページ(ブログ)を作って宣伝するとよいと思います。せっかく作っても、できるだけ多くの不特定多数の人にホームページを見てもらわないと、意味がありません。自分のホームページを多くの人に見てもらうためには・・・次回に続く。
楽しい小麦粉 平成26年10月7日 さわやかな秋晴れが続いております。みなさん、いかがおすごしでしょうか。 小林農場では今年の夏に収穫された小麦を製粉して小麦粉を作り、冷蔵庫にて冷蔵保存しながら現在、販売中です。新たに小林農場で栽培された小麦の品種は、岩手県の代表的な銘柄「南部」。製粉された小麦粉で自家製パンが作れる品種と聞き、栽培してみました。 小麦粉に水を加えて練ると、粘土のようにねばねばとくっつき、ゴムのような弾力を持った生地ができます。この粘り気の強さによって、小麦粉の種類が分類されています。 粘り気が強いのが「強力粉」。粘り気が抑えられているのが「薄力粉」。その中間が「中力粉」です。一般的に小麦粉からパンなどを作る場合は強力粉が使用され、からっとしたコロモのついたてんぷらを揚げたいときは薄力粉が使われます。 うどんなどの麺は、一般的に中力粉より作られます。日本の気候条件では強力粉の小麦を作るのは難しいのですが中力粉の小麦は栽培しやすく、古くから日本人はうどんなどの麺を好んで食べてきました。今まで小林農場が生産して出荷してきた小麦粉や乾麺も、中力粉の小麦の品種より作られています。 ここで訂正とお詫びをさせていただきます。パンが作れるので私はてっきり、「南部」を製粉した粉は強力粉だと思いこみ、「強力粉」としてみなさんに農場の新たな小麦粉を紹介してきました。でも、よく調べてみたら、南部の粉は「中力粉」に分類されるようです。 プロのパン職人の方の話を聞くと、本物の強力粉と比べると、南部の小麦粉を焼いた時のふくらみ方はやや弱いようです。それでもその風味と香りの良さのため南部を使用するパン職人もいるようです。パンが作れるほど粘り気の強い小麦粉であることは間違いありません。中力粉を強力粉としてみなさんに紹介したことを、お詫びもうしあげます。 試しに私も、挽きたての南部小麦粉を使ってパンを手作りしてみました。丸めた生地を何度かねかせながら発酵させました。生地がふっくらと膨張しながら焼き上がっていく様子。焼き上がったパンを手で割るとふんわりとちぎれていく感触。一般的な国産小麦粉と比べて明らかに力強く膨らむ小麦粉であることを確認しながらおいしくいただきました。 南部小麦粉を、希望される方に販売しております。パン作りの経験のない方も気軽にパン作りを楽しめるよう、パンの作り方も紹介いたします。もちろん、パン作り以外の用途にも利用ができます。お菓子作りやすいとんやお好み焼きまで、幅広くお使いできます。 南部小麦粉で製麺した乾麺(うどん)も希望される方に販売しております。細麺をサッとゆでて食べてみると、ソバのようなおもしろい食感でおいしかったです。南部の風味と香りをぜひ、みなさんにも味わっていただきたいと思います。 ケーキ、和菓子、ビスケット、てんぷらのコロモ、うどん、ラーメン、スパゲッテイ、パン、餃子の皮、すいとん、お好み焼き。これらは全部、小麦粉より作られます。小麦は1万年も前から人類に栽培され、粉にして、いろんな形に加工されながら主食とされてきました。小麦は人類にとって重要な作物であると同時に、とても楽しい作物だとも思います。
以下はこの週に行った仕事です。
収穫、出荷 片づけ 育苗 サツマイモの収穫 かぶの間引き、除草 緑肥の播種 トラクター耕 定植(キャベツ、レタス、ターサイ) 小豆の収穫
小林のひとり言
キャベツの苗のいくつかが定植してから数日後、丸ごと食べられて消えてしまった。やられ方をよく見ると、これはおそらく虫の仕業ではなく、野ウサギなどの動物の仕業だと思う。
小林農場は今まで、虫害はあっても、獣害はなかった。でも、今年に入って、何度か野ウサギが畑に侵入しているところを見かけるようになった。ウサギは外見はかわいいが、畑の作物を食べてしまう害獣として、農家に嫌われている。対策が必要かもしれない。
小林農場の周辺では、せっかく育てた作物がイノシシに荒らされてしまったという悲痛な報告をよく耳にするようになっている。しかし、理由はよく分らないが、イノシシは小林農場の畑は素通りしてくれている。
以下はこの週の野菜セットの内容です。
じゃがいも、人参、大根、かぶ、長ネギ、サツマイモ、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、二十日大根、ピーマン、甘とうがらし、小松菜、みず菜、フダンソウ、にんにく
小林のひとり言
夏野菜から秋野菜に移り変わっていく9月と10月。去年は移り変わりがうまくいかず、野菜セットに入れる野菜の種類数を確保するのに苦労したが、今年は出荷できる野菜の種類が豊富にあり、「収穫の秋」だった。無難に乗り越えられたと思う。
ただ、人参、玉ねぎ、ほうれん草、白菜などの家庭料理によく使われる食材や、カボチャ、サツマイモなどの人気のある食材は、出荷ができなかったり控えてきたりした。
今後寒くなって出荷できる野菜が少なくなることに備えて、人参、サツマイモ、玉ねぎなどの貯蔵ができる作物は、どうしても長く貯蔵しておきたいので、今の時期にどんどん出荷していくことをためらい、出荷を控えてしまう傾向がある。
種類数が豊富なだけではなく、一般家庭で本当に必要とされている食材を優先してお届けしていけるように、セットの内容を考えていきたい。
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