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2014年10月 1日 (水)

緑色に染まる国

緑色に染まる国  平成2698

仲秋の候、みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  温暖な気候で雨がよく降る日本列島では、夏になると草や木がよく育ち、地上を一面に緑に染めていきます。日本の夏の畑に生える草は生育旺盛で、世界最強の雑草といっても過言ではないような気がします。

小林農場でも、畑一面が大きな草に覆われて緑色に炎上してしまう光景が、すっかり夏の風物詩になってしまいました。いったい今まで、どれだけの作物が草に飲み込まれて消えてなくなってしまったことか。草対策を真剣に考えてみたいと思います。

雑草は大きく育ってしまうと引き抜くことが大変ですが、小さいうちなら鎌をサッととおしただけで簡単に取り除くことができます。雑草が小さいうちに退治しておくことが除草作業の基本です。それは百も承知しているのですが、畑仕事はいつも忙しくてどうしても間に合わず、けっきょく草を大きくさせてしまいます。

今まで私が管理してきた栽培面積では私には広すぎて雑草を抑えきれないと思い、この夏は育てる作物の数を減らして栽培面積を縮小してみました。それでも、栽培地は草に覆われてしまいました。

大きな草でも一瞬のうちに木端微塵にできる強力な草刈り機を新たに購入しました。それでも、刈られても刈られても草は再び生い茂り、間に合いませんでした。

キュウリは根が浅く張るので、キュウリの苗を畑に定植した後は日や雨から根を守るため、苗の株元にもみ殻を播いて覆います。もみ殻で地面を覆われると、そこでは雑草が発芽しにくくなります。だから、キュウリ栽培で雑草に困ったことはほとんどありません。

もみ殻は地元の稲作農家の方々から無料で大量にいただくことのできる資材です。キュウリだけではなく他の作物の周りにももみ殻を散布する手間を惜しまなければ、ずいぶん雑草対策は楽になるかもしれません。来年は試してみたいと思います。

一般的には、農家は除草剤を畑にまいて雑草を抑えます。小林農場は、除草剤による畑の生態系への影響が心配なので、除草剤をいっさい使いません。

同じように自然環境を考慮している農家の方々から、除草剤を使わない雑草対策の提案がいくつか出されています。例えば、ヤギは草をたくさん食べてくれるので、ヤギを畑で飼って雑草を抑える農家の方々もいます。他にも、作物を作付けする前に雑草を太陽の熱で蒸し焼きにする「太陽熱マルチ」や、小麦の種を播いて雑草を生やさないようにする「リビングマルチ」という雑草対策もあるようです。

小林農場の畑と公道の境は広く、そこで生えている草をマメに刈り倒して景観をきれいに保つように努めています。この刈り倒されて放置されている草をかき集めれば、けっこうな量になります。これを堆肥の材料として利用するのもおもしろいと思います。

日本は資源のない国とよく言われますけれど、緑ならいくらでも手に入ります。これらの緑を有効に使うことができれば、日本も「資源大国」になれるかもしれません。

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