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2014年9月13日 (土)

持続可能な栽培技術とは

持続可能な栽培技術とは   平成26825

晩暑の候、みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  小林農場を設立する前、農業とは関係のない生活を送ってきた私は、農家になるために複数の農家の方々のもとで10年間ほど農業研修を受けました。どの農家の方々も農薬を使わずに作物を育て、自然環境に配慮する意識を強くお持ちでした。

  研修先の農場には研修生が暮らしていける住まいが用意されていて、食事も農場で採れた食材を料理していただいていました。これらの宿泊費や食事代は、無料でした。

  研修先の農家の方々からいろんなことを教わるのですが、研修生は授業料を支払う必要はありませんでした。逆に研修生は農場から毎月お小遣いをいただいていたし、研修生の国民年金や健康保険の分も支払ってくださる農場もありました。

研修生が研修中の生活費に困ることがないように、手厚い経済的な支援を施してくださいました。だから夢はあるけどお金のない若者たちも農業研修を受けることができて、無理なく新規就農することができました。

豊かな自然に囲まれた環境の中に建てられた研修先の農家の方々のお住まいや施設は、どれも立派なたたずまいでした。農作業に必要な農業機械もたくさんそろえていたし、田舎暮らしには欠かせない自動車を何台もお持ちでした。

研修先の農家の方々はご自身のお子さんたちのために高い学費を支払って大学まで通わせて、立派に子育てをされていました。無農薬栽培でも農家が生活を十分になりたたせていけることを証明してみせていました。だから私も、小林農場を設立したとき、なんの迷いもなく無農薬栽培を始めることができました。

お金儲けばかりに夢中になって自然環境を破壊してしまう農業は論外ですが、自然環境保全しか考えずお金のことを無視するような農業もまた、やがて農家の生活は苦しくなって長続きしなくなるでしょう。

自然環境保護と経済はしばしば対立する事例がたくさんありますが、私の研修先の農家のみなさんは、自然環境を大切にすると同時に、農場の経済を成り立たせていくことも大切にしていて、それらを両立させていくことを重視されているように見えました。

農薬を使うよりも使わないほうが自然環境に優しいことは、どの農家も承知しています。でも無農薬栽培では生計をたてるのが難しいと考え、多くの農家は農薬を使用します。

日本の農業に無農薬栽培を広めていくにはどうしたらよいのか?現在、無農薬栽培を実践している農家がちゃんと生計を成り立たせて暮らしている姿を見せていくことが最も効果的だと思います。そうすれば、無農薬栽培を始めようとする農家が増えるでしょう。

私と農業研修をともにした仲間たちは全国各地でしっかりと無農薬栽培で生活を成り立たせています。私も後に続いていきたいと思います。農家が生計を成り立たせられる技術になって初めて、無農薬栽培などの環境保全型の栽培技術は本物となり、持続可能な技術となるのでしょう。

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