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2014年7月19日 (土)

トマトの赤

P7170553 「植物の果実は鳥や動物に食べられて、糞といっしょに種子を排出させることで、種子を遠くまで運ばせる。

  それにしても、トマトの赤はあまりに鮮やかだ。鳥や動物を惹きつけるには、赤色が最も目立つ。

  しかし植物の果実が持つ色素は、主に紫色のアントシアンと橙色のカロチロイドである。さまざまな果実は赤い果実を夢見ながら、紫色や橙色の色素を使って、少しでも赤色に近づけようとしている。

  そんな他の果実の苦労をよそに、トマトは真っ赤な「リコピン」という色素を持つことに成功した。

親は子を育ててきたというけれど勝手に赤い畑のトマト  俵万智(サラダ記念日)

  トマトは食べられるために赤くなったが、「トマトが赤くなると医者が青くなる」という諺がある。熟したトマトを食べた人はみんな健康になって、医者がいらなくなるという意味だ。トマトの赤い色素リコピンには発ガン抑制の効果もあるという。これでは医者も青くなるはずだ。」

(稲垣栄洋著「身近な野菜のなるほど観察記」より抜粋)

P7170554 小林農場でもトマトが少しずつ、収穫され始めています。

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