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2014年2月 5日 (水)

霜降る季節の青物野菜

霜降る季節の青物野菜  平成26年1月27日

大寒の候、みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  一年間で最も寒い時期を迎えている小林農場では、早朝になると畑一面に霜が降りて土は凍りついて真っ白となります。露地で育てている油菜、かき菜、ほうれん草などの葉物野菜は霜で凍りつきながらも緩慢に生育し、辛抱強く春の到来を待っています。

  葉物野菜の上には不織布という防寒用の軽くて薄い布を直接かけています。これを1枚かけておくと、いくらかは霜を葉物野菜に当てずに守ってあげることができます。

鍋料理の食材としても利用でき、いつも冬の時期に出荷してきたみず菜とみぶ菜。しかし、去年の秋に激しい虫害にあい、あまりに虫に食われた跡が目立ちすぎるといろんな方からご指摘をいただき、出荷をやめることにいたしました。

  「虫が好んで食べる野菜は人が食べてもおいしい」「虫食われ穴が目立っていても食べるのには何の問題はない」といくら私が力説してみても、虫食われ穴がひどく目立つ葉物野菜を野菜セットの中に入れれば、どうしても野菜セットの印象を悪くしてしまいます。どこまでの虫害なら商品として許容されるのか、見極めていく必要はあります。

  みず菜とみぶ菜の上にかけていた不織布を外して、そのまま放置してみました。みず菜とみぶ菜はすっかり霜にあたって、私ですら食べる気がしなくなるほど枯れ葉だらけになってしまいました。栃木の厳しい冬では、やはり防寒なしでは葉物野菜を良い状態に維持して出荷していくのは困難でしょう。

  去年の冬は不織布を一枚だけではなく二重にして葉物野菜の上にかけてみました。かなりの防寒効果があり、ほとんど枯れ葉がなくて出荷しやすい葉物野菜が収穫できました。

  ただ、あまりに不織布に頼ってしまうやり方に疑問は感じていました。作物は日光を浴びることにより豊富な栄養を貯めこみ、味もおいしくなります。しかし、不織布は葉物野菜に降り注いでくる直射日光を遮ってしまいます。不織布を買うにもお金がかかります。

  今年は不織布を一枚だけにしてみました。一月に入ると、油菜、かき菜、からし菜などの葉物野菜に枯れ葉が目立ってきました。できるだけ枯れ葉を取り除いてからみなさんに葉物野菜をお届けしていますが、どうしても取り除けきれない枯れ葉もあるかと思います。少しだけみなさんにも、枯れ葉を取り除くお手数をおかけしています。

  いっぽうで、抜群の耐寒性を見せているのがほうれん草です。発芽の悪かったほうれん草の畑は、なんの防寒もせずに放置していたのですが、そこで生育したほうれん草は何度も強烈な霜を直接浴びてもびくともせず、青々とした葉を維持していました。ほうれん草にはわざわざ不織布をかけなくてもよいのではないかと思わせてくれました。

  ほうれん草のようにやたらと寒さに強い作物は例外的です。一昔前は、この地域では、冬に青物野菜はたいてい枯れて、食べられることがめったになかったようです。冬に青物野菜を豊富に食べることは、資材を使った防寒技術が発達した今では当たり前ですが、本当は昔の人々が羨むようなぜいたくな暮らしなのでしょう。  

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