新聞切り抜き ネット版 地球温暖化について 産経新聞、食品と暮らしの安全基金、武田邦彦教授
以下は産経新聞より 一方、日本はCOP19で3・8%という低めの削減値表明を原発停止のために余儀なくされた。これは短期目標だったが、原発の再稼働が見えにくい現状では、15年中に国連に提出する新枠組み用の削減目標値をこれ以上、向上させることは困難だろう。 福島事故を受けて見直し中のエネルギー基本計画は、年内策定に向けて議論されている。計画では、温暖化対策の観点からも原子力に重要電源としての明確な位置づけを与えることが不可欠だ。 日本のエネルギー自給率は先進国中、際立つ低さである。原発に背を向ければ、火力発電所の化石燃料使用で二酸化炭素の排出は増加に向かう。15年提出の削減目標値は、日本の国際的な立場にも直接、影響を与えるものである。 日本の環境技術を途上国で生かす方策も重要だ。政府は途上国を対象とした2国間クレジット制度(JCM)の普及に力を入れている。海外での二酸化炭素の排出削減分を日本の削減量としてカウントできれば、日本と相手国と地球に効果がもたらされる。 原発とJCMを環境戦略に生かしたい。それが技術国・日本の進むべき道である 元・理化学研究所研究員、元名城大学教授私が最近気になった記事をご紹介いたします。
地球温暖化防止 排出削減へエネ計画急げ
2013.11.26 03:13 (2/2ページ)[主張]
以下は「食品と暮らしの安全基金」より
心配な寒冷化
槌田敦氏にインタビュー
●数十年、数百年での気温変化
槌田 しかし、気温は、数十年単位で温暖化したり、寒冷化したりしています。 【図1】を見てください。屋久杉の研究で、1900年間の気候を復元した図です。これで、数十年単位で気候が変動していることがわかります。
この数十年は温暖化してきたのですから、そのうちに寒冷化がまた始まります。
【図1】屋久杉に刻まれた歴史時代の気候変動・(北側浩之)
- 槌田先生は、昔から寒冷化を心配されていましたね。
槌田 600年代の飛鳥期から900年代の平安期まで、 そして1700年代の江戸期から現在までは、細かく変動しながら、どちらも300年間で4℃ぐらい温暖化しました。 温暖化なら食糧が採れるので、どちらもいい時代なのです。 寒冷化すると食糧が不足します。すると、世界は大混乱しますから、 寒冷化の方がずっと大変で、それに備えようと警告しているのです。
●8000年で見ると寒冷化
- では、変動しながらも、300年ぐらい温暖化してきたのが現在ということですね。
槌田 それだけではありません。もう少し長期的なスパンで見ると寒冷化しています。 【図2】を見てください。8000年前から現在までの気温曲線で、縄文時代前期は今より暖かかったのです。 それが3300年前の寒冷化で縄文文化は大きな打撃を受け、2600年前に温暖化したころ、弥生時代が始まりました。 最近の3000年間では3回の寒冷期があり、その度に、激しい戦争と、民族の大移動がありました。 気温は変動を繰り返していますが、8000年にわたる流れを図で見ると、寒冷化に向かっていることは明らかです。 私は、この長期的な寒冷化傾向も重視すべきだと主張しています。
【図2】尾瀬ヶ原ハイマツ花粉分析による古気温曲線
8%基準線は±3℃に相当する
(坂口豊論文、専修人文論集51巻1993)
- さまざまな波があるわけですね。
槌田 そうですが、温暖化の後は寒冷化に決まっているのです。 数十年という短期の変動に注目するのであれば、次は寒冷化ですが、「ミニ氷河期」と言われるほどになるのかどうかはわかりません。
●資源浪費を防ぐのが優先
- CO2は温暖化ガスではないのですか。
槌田 温暖化ガスの代表格は水蒸気です。 寒い冬でも、夜中に雲があるとあまり冷えないでしょう。 このようなことを少し考えれば、水蒸気が最大の温暖化ガスであることは明らかです。 それに比べれば、CO2は本当に温暖化に関与しているのかわからない程度の存在です。 それを最大の温暖化ガスとしているところからして、CO2温暖化説はおかしいのです。
- 槌田理論を基に、私たちが「CO2を出してもかまわない」と言うと、「浪費を進めるのか」と、誤解されることもありますね。
槌田 われわれは「石油や石炭を減らして、資源の浪費を防ごうと」と言っているのです。 ところが「石油や石炭を使った後に出てくるCO2を減らそう」とすりかえられ、多くの人はわけがわからなくなったのです。それで、 どうでもいいCO2を「減らそう」と言っているのです。
- どうして「CO2を減らそう」となってしまったのですか。
槌田 1986年のチェルノブイリ原発事故で、原発の建設が世界中でストップしました。 そこで、原子力業界は各国政府に働きかけ、CO2温暖化説を唱える研究者に莫大な研究費を出させたのです。 つまり原発業界が仕掛けたワナなのです。
- 多くの人は「ワナ説」を認めないと思いますが、1999年に私たちが開いた公開討論会で、原子力 委員会専門委員の中村政雄氏が「原子力の人は乗っかっただけ」と、働きかけたことを認めたことがありましたね。
槌田 大気中のCO2濃度を正確に測定するには、工場や火力発電所の排ガスが直接影響を与えないように、 南極やハワイの山の上で測定しなければなりません。そうしたことも含めて、研究には莫大なお金がかかるのです。
●「CO2地球温暖化説」は間違い
- CO2の増加による地球温暖化説は間違っていると、槌田先生は学会で論争されていますね。それは、どういう内容ですか。
槌田 気象学者のキーリングが、CO2濃度を長期にわたって計測したのです。 するとCO2増加と気温上昇が一致したので、CO2の増加が地球を温暖化させていると警告しました。 これがCO2温暖化説の原点です。その後、キーリングは、より詳しく気温とCO2濃度の前後関係を比べました。 その結果は、気温の変化がCO2濃度の変化よりも1年ずつ早く生じていることを見つけて、発表しました。 気温が原因でCO2濃度は結果なのです。これは、根本順吉氏の『超異常気象』(中公新書)に引用されています。
- それからどうなったのですか。
槌田 このキーリングの研究は、CO2濃度について長期的傾向を除いて整理するという欠点がありました。 これでは短期的には気温が原因でCO2が増えることになっても、長期的には気温が原因といえるかどうか、わからないことになります。 そこで、共同研究者の近藤邦明さんと私は、長期的傾向を除くことなく、 気温そのものとCO2濃度の変化率の関係を示すデータ【図3】を得ることに成功しました。
【図3】世界平均気温偏差(℃)と大気中CO2濃度の変化率・(ppm/年)
この図では、1969年から2003年まで34年間にわたって気温とCO2の変化率が見事に対応しています。 変化率とは年間増加量と同じですから、気温によりCO2濃度の年間増加量が決まることになります。 つまり、気温の上昇が原因で、CO2濃度が増えることが実測データで証明されたのです。 これに対して、人為的なCO2が原因で温暖化したという通説では、この【図3】を合理的に説明できません。
●始まったCO2温暖化裁判
- 今回は、決定的にCO2による地球温暖化説を否定できたわけですね。
槌田 そうです。そこで、気象学会の会員でもある私は、近藤さんと共著論文を書き、気象学会誌に投稿しました。 すると、気象学会は【図3】を事実と認めながら、この論文の掲載を拒否し、私の口頭発表も拒否したのです。 人為的CO2による地球温暖化を唱える気象学会にとって、【図3】の事実は都合が悪いので、ないことにしようとしているのです。 これが科学者のすることでしょうか。
- 政治と同じですね。
槌田 それで、気象学会を相手に東京地裁に提訴しました(5月27日)。 ガリレイ裁判は、天動説に対する地動説の「宗教裁判」でした。 私の場合は、CO2で温暖化するのか、それとも、温暖化したからCO2が増えたのか、という「科学裁判」になります。 人為的CO2温暖化説を利用して、放射能を大量に残す原子力発電が世界に拡大しているので、 これに少しでも歯止めをかけるためにも、裁判に勝ちたいと思います。 そして、「CO2による温暖化」というバカ騒ぎを止め、【図1】や【図2】から予想される寒冷化に備えて、できるだけ早く準備を始めねばなりません。
月刊誌「食品と暮らしの安全」2009年9月1日発行 No.245
以下は武田邦彦教授より
もともと温暖化は、
1)500年ごとの寒暖の変化で、今は温かい気候のピークだ、
2)今年は日本は暑いが、日本より暑いはずの東南アジアは普通の気温、
3)21世紀に入って12年になるが、気温は僅かに低下している、
4)IPCC(国連の温暖化機関)が大がかりなデータ偽造があった、
5)NHKや日経新聞を中心としてこれまで温暖化の誤報が相次いだ、
(ツバル報道、NHKの児童向けホッキョクグマの歌などの大規模誤報)
などで動きが取れないのだ。
今年の猛暑は、第一に都市化、第二に高気圧の配置、第三に地球全体の温暖化(太陽活動など)によるもので・・・お知り合いの先生から次のデータをお送り頂きました。今年はペルー沖の温度が低く、太平洋全体では日本の周辺の海水温が高いようです。(この部分を追加しました)
数年前からハッキリと予想されていたのだから、政府や自治体は猛暑対策を準備しておかなければならなかった。そのころ、CO2を減らそう、エアコンを控えようなどと言っていたのだから、まったくダメな政府だ。
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