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2013年10月30日 (水)

日誌をつける

日誌をつける    平成25年10月21日

秋冷の候、みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  早朝に起きて日が昇って畑仕事を始めるまでの間、前日に行った畑仕事を作業日誌に書きとめることが、私の毎朝の習慣です。小林農場では一種類、二種類の作物だけではなく、年間で50種類以上の作物を栽培しています。全ての作物の播種適期を全部私の記憶に残しておくのは無理な話で、日誌をつけておくことは重要です。

どの作物のどの品種の種をどの畑のどの部分にどのくらいの量をどのくらいの間隔でどのようにして播いてどのような理由でそのような選択をしたのかなど書いておきます。そしてその時に播いた種がどのくらい発芽してどのように生育していつ収穫時期を迎えたかも後日書き足していきます。

  秋作の作物は特に播種時期が敏感な作物と言えます。秋は次第に日が短くなっていき、気温が下がっていきます。「秋は1日だけ種まきが遅れると3日は収穫が遅れる」とよく言われます。寒い冬を迎えてしまうと作物は生育しなくなってしまいますので、もしほうれん草や油菜などを冬の間中ずっと収穫したければ、冬が本格化する前に作物が収穫時期を迎えているように早く種をまく必要があります。

  一方で秋は害虫が活発に活動している時期でもあり、まだ気温の高い早い時期に種まきすると、虫の被害を受けやすくなります。虫害を避けるには、気温が低くなって虫が静まる頃を待ってから種まきをします。

  よって、どの時期にどのくらいの種を播けば効率的に良いのか、かけひきが必要となります。それを考える時に助けになるのが、過去の記録です。

  前の年の日誌をめくってみると、大根やかぶは秋分(9月20日頃)より前に種を播くと虫害を受けやすく、秋分をすぎて10月に入る前に種を播くと虫害を受けずに収量が良く、肌のきれいな良質な作物がたくさん収穫されていました。以後、私は大根やかぶは秋分を迎えるまでは種を少なく播き、秋分の前後に種をたくさん播くようにしています。

  異常気象が度々話題になる現在でも、厳然と変わることのない自然の周期があります。必ず玉ねぎは9月に播かれた種が6月に収穫時期を迎え、必ず麦は11月に播かれた種が6月に実を実らせます。その周期を日誌に残すことは大切です。

  その週、その月の畑仕事の予定をたてる時は、過去の日誌を読み返します。逆の言い方をすると、日誌がなければ何をどうしていいのか分からなくなります。

  私は日々の暮らしを日記につづってきたし、インターネットでは小林農場のブログを開設してマメに更新してきました。もともと私は今まで自分がやってきたことを記録に残していく作業が大好きな人間です。

  畑仕事でも人生でも、過去をしっかりと見つめることで、これから自分が何をすべきか見えてきます。我が家の本棚が少しずつ作業日誌で埋まっていく様子を楽しく眺めています。この作業日誌が農場の心臓となり、農場の命となります。

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