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2013年9月 1日 (日)

迷った時の食生活

私なりの食物学   平成25825

朝夕の風に秋の気配を感じる時候になりました。みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  人の健康にとって、食べ物は特に重要な要素だと思います。いったいどのような食事をすれば健康でいられるのか、多くの人が関心を持っていることかと思います。新聞や情報誌やテレビでも「健康食」にまつわる話題があふれています。

  ただ、情報があまりに多すぎて、ますます健康な食事とはなんなのか分からなくなってしまいそうになります。「肉はたくさん食べるべきだ」と言う人もいれば、「肉はなるべく食べることを控えるべきだ」と言う人もいます。「果実はビタミンCが豊富で美容に良い」と言う人もいれば、「果実は糖分が多く肥満のもと」と言う人もいます。

  自分の食生活を考えていく上で情報を集めることは大切だとは思いますが、どの情報を選択していくかは、自分自身の経験と直感が決めていきます。自分の体に対する丹念な心配りが必要だと思います。常に自分の体と会話してより良い食生活を探っていくのです。

  でも、いろいろと試してみてもなかなか自分にあった食生活に出会えない場合もあります。迷ったときは、私たちのご先祖様たちの食生活を参考にするのが良いと思います。

  今のように栄養学が発達しているわけではなく、たんぱく質とかミネラルなどの言葉を知らない時代に、ご先祖様たちはどのようにして自分たちの食生活を築いていったのでしょうか?直感をよく働かせて栄養のある食材を探り、それを子孫に伝えていくことで知識を蓄積していったのでしょう。

  昔は今と違って、人々は簡単にあちらこちらに移動することはできないし、海外から食材が輸出されることもありませんでした。自分たちに与えられた限られた自然環境の中で、いろいろと工夫して食生活を築いていったのでしょう。

  日本はよく雨が降り、河川が多い地形でもあり、水が豊富にあります。だから水を多く必要とする稲作栽培はこの国土に適し、お米は日本人の主食となりました。

  温暖な気候で四季がはっきりとしていて、畑では四季折々の作物が栽培され、旬の食材が食卓の副食を彩りました。また、多湿の気候は発酵技術を発達させて、みそ、しょうゆ、納豆、漬物などの発酵食品を生み出し、これらの食品に含まれる微生物が日本人の体を健康に保ってくれたようです。日本の発酵食品の種類数は世界一です。

昔の時代に日本を訪れてきた西洋の宣教師たちは、体が小さいながらもよく働き、長寿の老人も達者にくらしている日本人の様子に驚かされたと書き残しています。日本の風土と融合して築かれた食生活だからこそ、ご先祖様たちの体はたくましかったのでしょう。

  健康な食生活に関してさまざまな意見が飛び交う現在の情報よりも、ご先祖様が長い間、直感と経験によって培ってきた食生活の知恵を参考にしていくほうが確実だと思います。日本の伝統的な食生活を残していきたいという想いを抱きながら、みなさに旬の野菜をお届けしています。野菜だけでなく、お米も発酵食品も自分で作れるように、勉強したいと思います。食の伝統を守ることは、自分たちの体と自然環境を守ることでもあります。

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